外国人接待!会食時の簡単な英語と喜ばれるお土産5選


外国人のお客様との会食。
外国人との会食、間がもたないけど何かいい方法がないかな?
マナーやお土産ってどうすればいいんだろう?
と、案外悩みがつきません。
今回は、一体どんな部分を大切にすれば、外国人との会食はうまく行くの?
といった疑問を中心に
会食におけるマナーや話題の注意点や、
すぐにつかえる接待英語、
そして喜ばれるお土産について考えていきたいと思います!
目次
外国人と会食する際の注意点
食事のマナー
日本の習慣やしきたりを英語で説明の仕方にご興味のある方はこちらの記事も参考にしてください。
参考記事:【日本の習慣を英語で説明】 しきたりやマナーの伝え方
初対面やビジネス上のお客様との会食であれば、守っておきたいのは相手の国の食事マナー。
食事のマナーはお互いが気持ちよく食事をいただけるよう、その国々で生まれた美しい装いです。
なので、相手の国や文化に合わせた食事マナーをベースに考えれば相手の方にはストレスがありません。
もちろん、日本独自のマナーもたくさんあります。
しかし、ゲストに楽しんでいただく時間として考えれば、お相手のマナーを知っておくのも大切な心遣い。
たとえば、韓国人のお客様との会食の際、食器を手に持ってたべるのはマナー違反。
日本とは正反対です。
欧米の多くの国では店員を大きな声で呼ぶことはしないので、日本でびっくりすることとしてあげられますし、
乾杯をする時に必ず相手の眼をみる国もあれば、
目上の人との会食時に、お酒を飲む姿を見られてはいけない、という国もあります。
宗教上や健康上、主義や嗜好によって、たべられるものや食べたくないものがあります。
このように食事のマナーに関しては国によって様々なので事前にゲストの国の食事マナーをリサーチするのは大切になります。
そして、日本の食事マナーを体験していただく場面もあります。
日本のマナーを一通り説明してから、一度体験してもらって、無理そうならゲストの食べやすい方法で召し上がっていただくことも予想しておくといいですよね。
たとえば、お座敷席。
長時間の正座や足を伸ばしにくい姿勢で何かを食べることに慣れていない国の人は多いです。
また、和食での会食だとしても、箸が苦手でフォークやナイフが必要な方もあります。
このようにあらかじめゲストにとって苦痛になりそうなことは避けておく用意も時として必要になります。
大切な会食の席であれば、事前に会食先のお店の方と打ち合わせをしておくのも大切ですよね。
服装
公の晩餐会などではプロトコール指定のドレスコードを装っていくことは必須ですが、レストランや料亭での会食の際もその場や時間に合わせた装いを尊重しましょう。
日本人同士の会食とおなじように考えてゆけばいいので、ビジネス上であれば男性はスーツスタイル、女性はジャケットとスカートもしくはパンツの組み合わせが基本とされます。
食後のプライベートな会食や、業種、お互いの関係性によってカジュアルさを加えることも大切。
常にビジネススーツばかりでは反対に相手は戸惑ってしまいます。
どんなときも言えることは、TPOにあわせて清潔感のある装いは第一印象をさわやかな心地にさせてくれます。
話題
ビジネスパートナーとの会食ならば、お互いのやるべきことや将来のビジョンについて深く知り合う大切な時間。
それは誰とでもどんな時でもかわりませんよね。
でも、四六時中、しかも海外からのお客様は何泊も泊まりがけできています。
場合によっては何日もご同行することもあるので、仕事の話ばかりでは、お互い窮屈になることも。
そんなときは折に触れて、違った話題が必要になります。
もちろん会話の中でお相手の国について知りたいことがあるのなら、会話もはずんで楽しい時間になりますよね。
しかし、相手の国について漠然とした大まかな質問をし続けるのは、避けた方がいい場合もあります。
一般論や情報は指一本で検索できる時代です。
“あなたの国のことは何も知りません、なので全部教えてください。
”では、どんなにうまい外国語をつかえても何となく一緒にいて残念な気持ちになりますよね。
なので、大切な会食ならばお相手の国についての下調べも重要。
相手の国に対して漠然とした質問を避ける上でも、お相手の国の事情、天候、スポーツ、社会情勢、伝統や文化についての情報を前もって知っておくのは本当に大切です。
特に、話題に上らないとしても、お相手の国と自分の国との間に良くも悪くもどのような歴史があったのかをだいたい知っておくのはとても大切。
外国に訪れた時、だれでも自分の国について相手が少しでも知っていてくれるのはなんだか嬉しいものですよね。
そして自分がもっと詳しく知りたいことがあれば、自分は興味があることを伝えながら、相手に教えていただくのも楽しみの一つです。
そんな風にしてお互い個人と個人で会話がひろがるといいですよね。
そして、相手の方へ自分の国についてきちんと答えられるように、日本の文化、歴史、政治、伝統芸能、気候などについて説明できるようにしてゆくことも重要です。
しかしどうしても、会話を会食の間に広げる自信がない場合には、会食中に日本伝統芸能などエンターテイメントをご用意するという方法もあります。
お相手の方に楽しんでいただけますし、一緒にエンターテイメントを鑑賞することから自然に会話は広がります。
すぐに使える簡単な接待英語
• Would you like to go out for dinner with us tonight?
よろしければ今夜私たちと一緒に食事にいきませんか?
• Would you like a drink? What kind of drink do you like?
お酒は飲みますか?どんなお酒がすきですか?
• How was your flight? What about jetlag?
フライトはいかがでしたか? 時差ぼけは大丈夫ですか?
•This restaurant is very popular for their dishes are delicious.
ここはこの料理が美味しいと人気があるんですよ。
• Is this foodstuff often eaten in your country?
この食材はあなたの国でもよく食べられますか?
• Where did you go in Japan? What did you enjoy in the most?
日本ではどちらに行かれましたか?何が一番楽しかったですか?
• Did you ever come to Japan for your private leisure ?
プライベートでも日本にいらっしゃったことはありますか?
• What kind of city is your hometown? Where did you live when you were student?
あなたの故郷の街はどんなところですか?学生時代はどこの街で過ごされましたか?
• I suppose that there are many differences between your home country and Japan, but where do you think is the biggest difference?
あなたの国と日本ではいろいろなことが違うと思いますが、どんなところが一番違うと感じられますか?
• Please, this time, it is on us.
ここは私たちにおごらさせてください。
外国人に喜ばれるお土産 5選
アジア諸国からのお客様は、お互いにお土産の文化が伝統としてあるので敬意を込めたお土産には大変意味があります。
お土産はビジネスの上でも必須アイテムにもなりますし、センスの良さが伝われば印象もぐっとあがりますよね。
しかし欧米諸国でのお土産文化はアジア諸国と少し感覚が違うので注意が必要です。
必要以上のお土産は、賄賂のような気分になる方もいらっしゃいますし、たくさんお土産をもらいすぎて困惑する方もいらっしゃるので事前に注意が必要です。
といっても、お土産はどんなかたでも自分のために選んでくれるのは嬉しいことです。
相手と自分の関係の深さを見極めたお土産を選ぶことができるのが一番いいですよね。
しかし、出発直前や荷造りが終わっているお客様に、要冷蔵の少し重みのある生菓子や、機内に持ち込めない酒類のおみやげはかなり困ってしまうので要注意です。
お菓子
甘いものが苦手な方でなければ、困らないお土産の代表格であるお菓子。
アジア圏の方には小豆の和菓子もあっさりとして上品な味わいと繊細な美しさで大変よろこばれます。
もちろん大好きな方もたくさんいらっしゃいますので、一概には言えないのですが、欧米で甘い豆を食べる習慣のある国が少ないので小豆が苦手な方がいるのも事実。
そんな時は抹茶、柚子、小豆、和三盆など和食材をつかった洋菓子は珍しさに加え、どなたでも食べ慣れているのでおすすめです。
そしておせんべいや本格的なエビせんべいはどんな方にも人気。
日本の菓子折りは大変美しい包装なのも魅力的なので、外国人の方によろこばれます。
お酒
お酒が好きな方には美味しい日本酒のお土産はいかがですか?
日本酒は数がおおくて、何を選んでいいのか解らない外国人の方が多いので、美味しいおすすめの日本酒をお土産にいただくのは大変よろこばれます。
また、ジャパニーズウイスキーの人気は世界中でうなぎ上り。
お酒が好きな方でしたら、ジャパニーズウイスキーはかなり気の利いたお土産になるでしょう。
しかし酒類は機内に手荷物ではいれない上に案外重いので、お客様の荷造りの前にお渡しできることをおすすめします。
和雑貨、伝統工芸品
伝統工芸品についてご興味のある方はこちらの記事も参考にしてください。
日本風な小物や、日本の民芸品は根強い人気です。
日本には様々な伝統工芸品があり、その美しさや機能美はジャポニズムから現在まで色あせることはありません。
木地や漆器といった日本の伝統工芸品は、その美しさや機能美で現代も外国人の方にとって大変嬉しい贈り物。
七宝焼のアクセサリーや江戸切り子などのガラス工芸も人気があります。
着物や千代紙を使ったかわいらしい和小物も、女性やお子様のいる方に喜ばれるお土産です。
うつくしい蒔絵が施されたボールペンやUSBメモリにスマートフォンケースなど、現代×伝統でますます魅力的なお土産も開発されています。
普段使いができるものも多くあるので、お土産を考える時に観てみるといいですよね。
意外に喜ばれるお土産
日本のレストランの入り口には蠟でできたメニューのサンプルが置いてあります。
外国人にとってはまるで本物のようで、驚かれる方が多くいます。
小さな食品サンプルなどをお土産で渡しますと、
自国に戻ってから日本の土産話もできますので、意外ですが大変喜ばれます。
体験と想いで
歌舞伎体験についてご興味のある方はこちらの記事も参考にしてください。
参考記事:プライベートな空間で本物の歌舞伎体験! 外国人VIPお客様と楽しむ方法
一緒に体験した、日本文化体験を思い出せるようなアイテムもおすすめです。
滞在中に一緒に過ごした時間を思い起こせるような、ちいさなお土産。
“さよなら“を言った後も、お互い想いを馳せるきっかけになります。
会話の中などでお客様が興味深かったことや、おいしい!とよろこんでくれたものから、お土産を選ぶのもいいでしょう。
日本酒の酒蔵巡りをした時に美味しいと言っていた蔵元のお酒。
書道パフォーマンスを一緒に見学したのなら、扇などにお客様の名前や、忍者体験のあと、手裏剣の形のキーフォルダー。など、
思い出があれば特別なおくりものになります。
まとめ
外国人との関係といっても、相手も同じ人間です。
そして、お互いが外国人であることは、自分の国と相手の国の魅力の上に、個人を知ることができます。
外国人との会食、といっても大切なのは、
相手の目線に立った少しの配慮と、
相手へのおもいやりではないのでしょうか?
そんな小さなこころの積み重ねは言葉や文化の壁があったとしても、お互いの気持ちいい関係を築いていけるきっかけになってくれるでしょう。

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