
海外本社のCEOや重役陣が来日される際、「日本らしいおもてなしで親睦を深めたいが、どんなプログラムが良いのかわからない」「絶対に失敗できない大切な機会だからこそ、安心してお任せできる会社を探している」──そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回は、外資系企業様からご依頼いただいた書道体験を活用したチームビルディングの実施事例をご紹介します。こちらの企業様は計2回にわたるプログラムをお任せいただきました。このレポートでは、第1回目の全グループ会社の主任や重役陣とのチームビルディングについて、お客様にご満足いただけた成功のポイントを含めて紹介します。
お客様のご要望とその背景
今回は外資系企業の日本支社、社長室からホームページを通じてお問い合わせをいただきました。
当初は、「全グループ会社のCEOが来日されるため、おもてなしとして書道体験を実施したい」とのことでした。日本支社にとってかなり貴重な機会であるため、「絶対に失敗ができない」という強いお気持ちから、モテナス日本にご依頼くださったのです。
さらに、CEOの来日に先んじて別の重役の方々も来日されるとのことで、どちらも弊社にお任せいただけることになり連続で2回の書道体験を実施することとなりました。CEOはもちろん、重役の方々も、日本支社の皆様にとって実際にお会いする機会は非常に貴重です。そこで「そのチームを1つにするのは書道」というリクエストをいただきました。
まずは「チームビルディングがメイン」「書道とは何かから丁寧に説明してほしい」といった、お客様の趣旨をしっかりとヒアリング。また、外国人ゲストの国籍によってもプログラム内容を調整いたしますので、ゲストの国籍や人数についても詳しくお伺いしました。
当日のスケジュール

- 16:00~16:10|書道家によるパフォーマンス
- 16:10~17:30|書道体験
・書道の基本説明
・名前を書く練習
・清書(チームビルディング)
・グループごとに作品の発表 - 17:30~17:40|写真撮影
体験詳細

まず、講師による書道パフォーマンスをご覧いただきました。講師が書いたものはお客様の会社に飾ることとなっていたので、事前に本社へ訪問させていただき、どこに飾るかも見せていただいたうえで書く言葉の打ち合わせを行い、「飛躍」という文字に決定しました。
書道家が大きな筆で力強く文字を書く様子は、多くの外国人ゲストの方に感動していただける瞬間。書道家はご希望次第で英語ができる書道家を手配できますが、今回は別途で会の進行として英語ができるMCも付け、会場の雰囲気作りも行いました。MCをする者は、書道や歌舞伎など、弊社の研修を受けている者を選定しています。
書道パフォーマンスの感動が冷めないうちに、外国人ゲストの方々に書道体験をしていただきます。書道の基本を習得するために、「とめ」「はね」「はらい」といった基本技法を、半紙で練習していただきました。
つづいて、あらかじめお客様からいただいていた皆様のお名前の手本をお渡しします。講師が皆様のお名前を「漢字」と「カタカナ」で書いたものをお配りし、ご自分のお名前を練習していただきました。講師が一人一人に書き順から丁寧に指導し、会場は大変盛り上がりました。
練習の後は皆様に扇子をお配りし、ご自分のお名前を清書していただきました。波状の扇子への書道は難易度が高いのですが、お土産としてお持ち帰りいただけることから毎回ご好評をいただいており、ご提案しているプログラムです。
外国人VIPの方々からは「本当に良い1日だった!」と大変お喜びの声をいただけました。弊社としても、やりがいを感じられる瞬間です。
モテナス日本だからできること

書道体験の企画内容はもちろんのこと、モテナス日本が最も大切にしているのは「外国人ゲストのお出迎えからお帰りまで、一貫してサポートする」ということです。
弊社のコンシェルジュが一貫して打合せや調整を担当し、当日も会場でサポートする体制もモテナス日本ならでは。担当が変わることがなく、意思疎通もしやすい安心感が特徴です。
テンプレート通りに進行するのではなく、その瞬間にベストだと思われるご対応を弊社の経験豊富なコンシェルジュがチョイスします。お客様の満足度を最優先する、これが弊社が最重要視していること。そのため、当日の変更はよくあることです。費用がかさむことは避けますが、それ以外は「お客様のベスト」を最重要視して当日の対応を選んでおります。
外国人ゲストがお車を降りられたその瞬間から弊社のサポートが始まっており、まるっとお任せいただけます。おもてなしの仕方なども含めて事前に念入りに打ち合わせを行い、当日はモテナス日本のスタッフがゲストの温度感や空気を感じながらおもてなしをいたします。
信頼構築により継続的なパートナーシップへ

今回ご依頼いただいた企業様は、その後もリピートでご依頼をくださっています。
一度の成功体験が信頼関係の基盤となり継続的なパートナーシップを築けることは、弊社にとって何より嬉しいこと。外資系企業様にとって、海外からの重要なゲストをお迎えする機会は頻繁にあります。そうした大切な場面で、安心してお任せいただける存在でありたいと考えています。
大きなイベントがある際は、今回のように社内で一度体験をしていただくと流れが掴みやすく、本番当日もよりスムーズに進行できます。事前の準備体験も含めて、トータルでサポートさせていただけることも、モテナス日本ならではの強みです。

大学卒業後ロイター・ジャパンでSEとして勤務、その後ロイター・シンガポールでシステムマネージャーとして5年間勤務した後、オランダのビジネススクールで経営学を学び、日立製作所に入社。日立では新事業開発を担当し、中国での新事業や新興国での投資スキームを推進。11年間勤務後モテナス日本のサービスを運営開始し「世界と日本をもっと近づける」をモットーとして、日本文化体験を外国人向けに提供している。