外国人向けタクシーと日本で困るタクシー事情について解説

モテナス代表
モテナス代表

外国人のお客様向けにタクシーを予約したい

手配する時の注意することはなんだろう

このように悩んでいませんか?

実は外国人が乗るタクシーを手配するのには、いくつかの注意点があります。

この記事は元ホテルマンで、何人もの外国人ゲストのタクシーを手配した筆者が、タクシーを手配する際の注意点について解説します。
現状のタクシー事情なども解説するので、外国人のタクシーを手配をするときの参考にしてください。

目次

外国人向けのタクシーサービスは?

外国人が国内で移動する際にタクシーは非常に便利なものです。地下鉄やバスは路線も複雑で目的地と駅が離れている場合もあります。
その点タクシーであれば、目的地まですぐに行けるので利便性が高いのです。

外国人専用のタクシーサービスはありませんが、通常のタクシーを外国人も利用するという認識で問題ありません。最近ではタクシーをアプリで呼び出せるようになりました。

タクシーアプリの「GO」は訪日外国人であっても、アプリを利用できるようにアップデートしたことで、その利便性はより向上しています。

訪日者が自身のカードや電話番号を登録することで、GOのアプリが利用できます。また、韓国「Kakao T」、東南アジア「Grab」、中国「Alipay」「Ctrip」といった各国の交通アプリと連携を行ない、シームレスな登録が可能となっているので、登録も簡単に済むので手間もかからないのです。

訪日外国人が困るタクシー事情

登録も簡単になったタクシーアプリですが、訪日外国人はタクシーを利用する際にどういったことに困るでしょうか?

ここからは、訪日外国人がタクシーを使うときに困ることについて解説します。

キャッシュ文化

日本はキャッシュ文化が根強いとされています。2021年時点で、日本のキャッシュレス化は24%。1位の韓国はクレジットが主流で97%のお店が採用しています。このように海外では、キャッシュレス化が進んでおり、現金を持たずに生活できるよう整備されています。

しかし日本では、未だに現金しか扱っていないお店があったり、ATMで海外カードが使えないこともあります。

タクシーでクレジットが使えるようになったのも最近の話です。徐々にキャッシュレス化は進んできていますが、海外に遅れを取っているのが現状でしょう。

言語対応

タクシーを利用する外国人が困ることに、言語対応は外せない問題です。

行き先を伝えるときや、支払い時には言葉をかわすため、言語の壁はやはり存在するのです。

また、厚生労働省によると、タクシー運転手の平均年齢は58歳と高齢化している状況です。高齢になると英語を覚えるのも難しく、会話がぎこちなくなりがちです。

言語問題はアプリなどを使って解決することで、快適なタクシー移動になるでしょう。

外国人はどんなときにタクシーを使う?

訪日外国人がタクシーを使うのはどのようなときでしょうか?ここでは訪日外国人がタクシーを使うタイミングについて解説していきます。外国人のお客様をお迎えするときや、国内での移動時に参考にしてみてください。

空港

訪日外国人が最初に訪れる玄関口といえば、空港ですよね。日本は空港からのアクセスが比較的整備されており、連絡手段として電車やバスがあります。

しかし、長旅で疲れた外国人はタクシーに乗って快適に移動したいというのが本音でしょう。

多少滞在先が遠くても、快適に移動するならタクシーがおすすめです。日本の鉄道は混んでいることが多く、快適とはいえない状況の場合もあるからです。

外国人には、空港でタクシーが必要になるということを知っておきましょう。

ホテル

訪日外国人が滞在するホテルでも、タクシーが必要になります。

目的地へ移動するときや、ホテルに帰るときにもタクシーが必要ですし、多くの場合ではホテルで朝食を取ってから観光に出ますが、このときもタクシーだと便利でしょう。

ホテルを拠点に移動するのであれば、タクシーが常駐しているホテルや、ハイヤーを手配しておくと良いでしょう。その際はタクシーを手配していることをホテルに伝えておくとスムーズな案内が可能です。

滞在先のホテルを探しているならこちらの記事も参考にしてみてください。

観光地

観光先でもタクシーが必要になってきます。観光地までは鉄道などで移動した場合でも、次の目的地までタクシーを利用することもあります。

都心部の観光地では多くのタクシーが走っており、手を上げればすぐ乗れますが、地方になると同じようにはいきません。タクシーを配車したり、事前に手配しておく必要があるでしょう。

地方の観光地であれば、事前のタクシー手配は非常に重要になることを、覚えておきましょう。

東京のおすすめ観光地については、こちらの記事も参考にしてみてください。

外国人向きタクシーの種類

タクシーの種類はいくつかありますが、外国人に向いていないタクシーも存在します。ここでは外国人向けタクシーについて解説します。

事前に手配するときには、車種を指定すると、より快適に移動できるので覚えておくと良いでしょう。

ワンボックスタイプ

外国人に向いているタクシーの代表格は、ワンボックスタイプのタクシーです。

具体的にはアルファードや、ハイエースなどをタクシー用に改良しているものです。

おすすめな理由としては、外国人の荷物の多さが挙げられます。外国人は滞在期間が長いことがほとんどで、荷物が多いのです。そのため、荷物が詰めない可能性もあるので、ワンボックスタイプがおすすめです。

また、家族単位で移動することも多いので、4人家族であれば4つ以上のスーツケースを持ってきます。

通常のタクシー1台では運びきれないので、手配する場合は荷物の数を事前に聞いておくと良いでしょう。

ジャパンタクシー(JPN TAXI)

ジャパンタクシーは外国人増加に対応するため、トヨタが開発した新しいタクシーの車種です。シエンタを改良して作られたこの車種は、背が高く、荷物も従来のタクシーより多く運べるのが特徴です。

ゆくゆくは日本のタクシーのほとんどがこの車種に切り替わるのだそうです。

少人数の移動であれば、多少の荷物があってもジャパンタクシーなら問題ありません。おすすめは3人とスーツケース4個程度が適当でしょう。

セダンタイプは不向き

従来型のタクシーであるセダンタイプのものは、外国人の移動には不向きだといえます。

2,3人だけの移動であれば問題ありませんが、荷物を伴う家族や団体での移動ではセダンは事足りないのです。

何台かに分かれて乗車するなどの対策が必要な場合もあるので、移動する人数や荷物の有無は事前に確認しておくと良いでしょう。

外国人にスムーズに移動してもらうには

訪日外国人にスムーズに移動してもらうための注意点をいくつか紹介します。お客様のタクシーを手配する場合などに重要になるので、ポイントをおさえておきましょう。

人数と荷物の有無

まず、タクシーに乗車する人数や、荷物の有無については必ず確認しましょう。

たとえば、4人で都内から成田空港までと言われた場合は、荷物が何個あるのか必ず確認しましょう。複数のスーツケースと外国人4人では通常のタクシーだと手狭に感じるでしょう。

快適な移動に人数と荷物の数は重要です。必ず事前に確認しておくことをおすすめします。

事前に配車する

外国人の移動行程がわかったら、タクシーは事前に手配しておきましょう。急にタクシーを呼ぼうと思っても、悪天候時や、イベントのときはタクシーの手配ができない場合もあります。

タクシーの予約は会社により異なりますが、7日前から受け付けていることがほとんどです。会社によって異なるので、ホームページなどで確認しておきましょう。

行程が分かったら、事前にタクシーの手配を行いましょう。

スムーズなアテンドを目指すならこちらの記事も参考にしてみてください。

専用タクシーの手配

訪日外国人をスムーズに移動させるのであれば、タクシーを貸し切る方法もおすすめです。時間単位でタクシーを貸し切れるので、都度配車する必要がなく手間を減らすことができます。

また、ワゴンやセダンなどの車種の指定も可能なので長時間でも快適に移動することができます。

専用タクシーを手配することで、快適で手間のかからない移動が可能になるのです。

訪日をより充実させるならタクシーを活用しよう|まとめ

この記事では訪日外国人に快適に移動してもらうためのタクシーの使い方や、注意点などについて解説してきました。

もし、外国人のお客様をスムーズにいどうしてもらうのであれば、タクシーの手配は必須です。

モテナス日本では、タクシーの手配や移動についてもさまざまなご提案をさせていただきます。もし外国人のタクシー問題についてお悩みでしたらこちらからお気軽にご相談ください。

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