実際にアニメが作れる！？海外アニメ事情と外国人向けアニメ体験企画を紹介

---

外国人にもアニメは人気！海外のアニメ事情とは

海外にもアニメを鑑賞する人たちは多くいます。つまりアニメ文化は世界中に存在するということ。

しかし、海外と日本のアニメでは違う点もあります。

海外のアニメ事情、そして日本との違いについてみていきましょう。

日本との違いは「対象年齢！？」

海外と日本のアニメには、大きな違いがあります。それは「対象年齢」です。

日本では、アニメは「大人も子どもも楽しめるもの」というイメージが広く浸透していますよね。たとえば、感動的なストーリーや深いテーマを扱った作品も多く、大人が夢中になることも珍しくありません。

一方、海外ではアニメといえば「トムとジェリー」や「おさるのジョージ」のような子ども向けの楽しい番組というイメージが強く、大人が観るには物足りないと感じる人も少なくありません。
だからこそ、ストーリー性や芸術性の高い日本のアニメが、大人の外国人の間で注目を集め、人気を博しているのです。

ここで、アメリカのアニメイベントでコスプレを楽しむ人々のニュース映像をみてみましょう。

ニュース映像を見てみると、アニメを楽しんでいるのは大人がほとんど。
海外では「アニメ＝子どものもの」というイメージが根強いなかで、その印象を覆す“大人も楽しめる”日本のアニメが、多くの外国人の心をつかんでいます。

だからこそ、日本を訪れる外国人には、大人でも夢中になれるようなアニメ体験や日本文化をぜひ楽しんでほしいところです。

「でも外国人が喜ぶ日本文化って…？」という方は、ぜひモテナス日本の過去記事も参考にしてください。

また、外国人と一緒にアニメを楽しむ際には、文化的な背景にも配慮が必要です。

たとえば、日本では肌の露出が多いコスプレも一般的ですが、国によっては公共の場での露出を控える文化もあります。そのため、コスプレや花魁体験など、露出が多い衣装に抵抗を感じる外国人も少なくありません。

一緒に楽しむ前に、「文化的に避けたいこと」や「どんな体験をしてみたいか」などを事前に聞いておくと、お互いに心地よく過ごせますよ。

アニメへの情熱が高い日本人

先ほど紹介したニュース映像からもわかるように、アニメを楽しむ気持ちは世界共通です。インタビューに答える人たちはアニメの楽しさを笑顔で語っていました。

とはいえ、日本人のアニメへの情熱は、やはり一味違うようです。実際、来日した外国人の多くがその熱意に驚くといいます。

たとえば、日本ではお気に入りの漫画を全巻そろえたり、同じアニメ映画を何度も映画館に観に行く人も少なくありません。海外でもアニメは楽しまれていますが、主にNetflixなどの配信サービスで視聴したり、SNSでコスプレ写真やファンアートをシェアするなど、もっと気軽な楽しみ方が主流です。

映画館でアニメ映画が大ヒットし興行収入1位を記録するような熱気や、グッズを大量に集めるような熱量は、日本特有のものと言えるかもしれません。

日本人がここまでアニメに心を奪われる理由のひとつには、「キャラクターの感情や成長に共感しやすい繊細な表現」があると言われています。

そして今、アニメは「新しい世界に触れる体験」となっています。
忙しい毎日の中でも、アニメを見ることで非日常の世界に癒され、元気をもらう。そんな体験をしている方も多いのではないでしょうか。

日本のアニメのはじまりは？

現代もなお、愛されつづけている日本文化「アニメ」。はじまりや現代に伝わるまでの歴史も気になりますよね。

ここからは日本のアニメの歴史をみていきましょう。

平安からはじまる日本アニメの歴史？

日本のアニメは、実は非常に古い時代からの文化の一部です。例えば、平安時代に作られた日本最古の絵巻物である『鳥獣戯画』は、動きのある絵を使って物語を伝えています。このような絵巻物は、現代のアニメーションの起源に繋がると言えるでしょう。アニメは、元々こうした絵を通じて人々に物語を伝え、映像の動きや表現が時代を越えて発展していきました。（参考：鳥獣人物戯画）

昭和にアニメが庶民の楽しみに

また、この時期には日本のアニメーションの代表作も登場しました。例えば、1960年代の『鉄腕アトム』や『アタックNo.1』などが子どもたちに人気を博しました。これらは、現代のアニメスタイルの礎を築いた作品としても評価されています。

昭和に入ると、アニメは庶民の娯楽として急速に広まりました。特に1950年代後半から1960年代にかけて、アニメーション技術が進化し、テレビアニメが家庭の中で親しまれるようになったことで、アニメは大人にも受け入れられるようになりました。

（参考：手塚治虫公式サイト）

アニメが世界に広がった理由

日本のアニメが世界に広がったのは、主に1970年代から1980年代にかけての海外展開がきっかけです。特に、アニメを子ども向けのエンターテイメントとして海外に紹介した「ロボットアニメ」などが大きな影響を与えました。

その後、1990年代にはスタジオジブリの映画『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などが世界中で成功を収め、アニメ文化が世界的に認知されるようになりました。ジブリ映画の成功によって、日本のアニメはアーティスティックな価値を持つ映画としても評価され、世界中に多くのファンを持つようになりました。

(参考：世界に広がる日本アニメ文化)

外国人とアニメを語ろう！人気アニメ3選

日本のアニメの中には海外でも高く評価され、多くの人に愛されている作品がたくさんあります。自国のアニメが世界中で親しまれているのは、やはり嬉しいものですよね。
「外国人とアニメについて語り合ってみたい！」という方にぜひチェックしてほしい、外国人から特に人気の高いアニメ作品を3つをご紹介します。

ジブリ｜宮崎駿

『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』など、どこか懐かしく、でも哲学的なテーマを含んだジブリ作品。その独特の世界観が多くの外国人から愛されています。アジア圏では語学教材として活用されることもあり、ジブリから日本語を学んだという外国人の方も多くいます。

（参考：株式会社スタジオジブリ公式サイト）

ナルト｜岸本斉史

海外で“ニンジャ＝COOL”のイメージを確立させた名作。忍術やチャクラなど、日本的要素を取り入れた設定は外国人にも新鮮。ナルトをテーマにしたエリアがある淡路島の「ニンゲンノモリ」では、毎年数万人の外国人観光客が訪れます。

（参考：ナルトオフィシャルサイト）

ポケモン｜田尻智

親しみやすいデザインとストーリーが魅力。子どもから大人まで楽しめるゲームやアニメの展開が、世界中で多くのファンを引き寄せています。さらに、ポケモンのキャラクターや世界観は国を超えて共感を呼び、グローバルな文化アイコンとなっています。

（参考：ポケットモンスターオフィシャルサイト）

外国人におすすめ！日本のアニメスポット10選

ここからは、訪日外国人におすすめな日本のアニメスポット10選を紹介します。

外国人とアニメ体験をする場所は、楽しさだけでなく立地の良さも大切。短い滞在のなかで、できるだけたくさんアニメ体験を満喫したい人が多いので観光地かつ、アニメ体験も楽しめる場所が人気ですよ。

また写真映えにもこだわりがある人も多いので、お城や神社仏閣など日本らしい建造物とアニメのコラボが楽しめる場所も人気です。

このような外国人観光客の希望もふまえながら、おすすめアニメスポットを厳選しました。

東京｜アニメイト池袋本店

みどころ
アニメ・マンガグッズが揃う、アニメファンにとっての聖地。多言語対応スタッフがいるので、初めての外国人観光客でも安心して楽しめます。アニメグッズだけでなく、限定商品やコラボ商品も豊富に取り揃えています。池袋駅から徒歩圏内のアクセスも良好で、外国人旅行者にも便利な立地です。

東京｜ジブリ美術館（三鷹）

みどころ
スタジオジブリの世界観を体験できる美術館。英語ガイドにも対応しており、ジブリ映画の魅力を存分に楽しめます。内部にはオリジナルの展示や、短編アニメを鑑賞できる映像コーナーもあり、ファンにはたまらないスポットです。

秋葉原｜メイド喫茶「@ホームカフェ」

みどころ
日本のオタク文化を象徴するメイド喫茶。可愛いメイドが、ユニークなメニューを提供し、特別なパフォーマンスやサービスを楽しむことができます。外国人観光客にとっては、日本のアニメやマンガ文化を体験できる、ユニークなスポットです。多言語対応もあり、外国からの訪問者にも安心して楽しめます。

---

愛知県｜ジブリパーク

みどころ
ジブリパークは、ジブリ作品の魅力的な世界を実際に体験できるテーマパークです。「ジブリの大倉庫」では、映画の展示や映像コーナーでジブリ作品の世界を堪能できます。「青春の丘」では、『耳をすませば』の名シーンや地球屋が再現され、映画の世界を感じることができます。「どんどこ森」では、トトロやサツキとメイの家、ネコバスルームが登場し、ファンにとって特別なスポットです。また、「もののけの里」では『もののけ姫』の世界を体験でき、さらに「魔女の谷」では、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』の世界に浸れる魅力的なエリアが広がっています。

京都｜東映太秦映画村

みどころ
日本の映画文化を体験できるテーマパーク。時代劇のセットを歩きながら、映画の世界に浸ることができます。コスプレ体験や忍者ショーもあり、日本の伝統文化とアニメの融合を楽しめます。映画ファンやアニメファンにとって、特別な体験ができるスポットです。

京都｜国際マンガミュージアム

みどころ
マンガの歴史を学べる施設。館内には5万冊以上のマンガが揃っており、自由に読んで楽しむことができます。多言語対応の展示もあり、外国人観光客にも便利。日本のマンガ文化を深く理解できるスポットです。

大阪｜ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

みどころ
映画やアニメの世界をテーマにした巨大テーマパーク。『ハリーポッター』や『名探偵コナン』、『進撃の巨人』など、アニメと映画のコラボエリアも多く、リアルな世界観を体験できます。アニメファンにはたまらないスポットです。

大阪・日本橋｜アニメ・コスプレグッズ

みどころ
アニメグッズやコスプレ用品が豊富に揃う、大阪のアニメ聖地。アニメファンが集う場所で、さまざまなアニメの関連商品を購入することができます。海外からの訪問者にも人気のエリアです。

淡路島｜ニンゲンノモリ

みどころ
人気アニメ『クレヨンしんちゃん』や『ナルト』などとのコラボが楽しめるテーマパーク。キャラクターたちとのふれあいやコスプレ体験ができ、アニメ好きに人気の場所です。

岐阜｜白川郷

みどころ

白川郷は、岐阜県の山間に位置する美しい伝統的な村でアニメ「君の名は」「ひぐらしのなく頃に」の舞台地にもなっています。この村は「合掌造り」と呼ばれる特徴的な家屋が並び、まるでアニメの世界に迷い込んだような景色が広がっています。特に冬の季節、雪に覆われた合掌造りの家々は幻想的です。

外国人向けのアニメ体験例の紹介

最後に、モテナス日本が提案する外国人向けアニメ体験企画を2つ紹介します。

テレビやインターネットでアニメを楽しむのも良いですが、せっかくなら日本文化を一緒に体験してみてはいかがでしょうか。日本の文化の中でアニメを楽しむことで、他では味わえない特別なひとときを過ごせるはずです。

日本文化体験の企画に定評のあるモテナス日本が、アニメと相性抜群な日本文化体験を厳選しました。ぜひ、参考にしてみてください。

体験例①アニメ制作×舞台裏体験

アニメ制作の魅力を存分に体験できるワークショップ。イラストを描いて、アフレコを入れ、撮影まで行うことで、アニメがどのように作られるのかを実際に学べます。この体験を通じて、自分の描いた作品に命を吹き込む感動を味わえ、アニメ制作の裏側を深く知ることができます。また、モテナス日本の専属シェフによるコラボレーションメニューも堪能でき、アニメファンの心をさらに掴むこと間違いなし！アニメ制作の現場を見学したり、ゲーム業界との交流も楽しめるので、アニメだけでなく日本のエンターテインメント業界全般に興味がある方にぴったりの企画です。

アニメ体験例②忍者ショー×忍者体験

忍者ショーでは、光と影の演出を駆使した迫力満点の演技を楽しみ、その後は実際に忍者になりきる体験ができます。風情ある日本庭園や歴史的建物など、日本らしい場所での忍者体験は、まるでアニメの世界に入り込んだかのような感覚を味わえます。さらに、参加者のニーズに合わせたオーダーメイドの体験プランが提案されるため、お子様から大人まで、誰でも自分だけの特別な忍者体験ができます。VIP向けにもカスタマイズ可能で、より深く、より特別な日本の忍者文化に触れることができる体験です。

外国人のおもてなしは「日本式のアニメ体験」で

アニメは日本文化の代表的な存在であり、その魅力は国内外問わず多くの人々に愛されています。せっかく日本に訪れる外国人には、単にアニメの映像を楽しむだけでなく、実際にその世界を体験してもらうことができたら素晴らしい思い出になるでしょう。

また本記事でも紹介したように、モテナス日本では「アニメ」と「日本文化体験」を組み合わせた企画の提案が可能です。

通訳の手配、会場のご相談なども承ります。外国人の特別なお客さまに、他ではできないアニメ体験を提供したい方はぜひお気軽にお問い合わせください。F