大切なお客さまをもてなすプロトコール5原則とマナー

Aiping
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プロトコールとは国際儀礼にあたります。

大切な外国人のお客様が来るのだけど、失礼の無いようにおもてなしするにはどうしたらいいのかしら?

と、そんな時にプロトコールを知っているのと知らないのではおもてなしの差は歴然。

ここでは国際礼儀プロトコールについて触れていきましょう!

プロトコールとは

日本の礼儀について興味のある方はこの記事も参考にしてください。

関連記事:【世界に誇れる日本のマナー!】外国人は日本の礼儀をどう見ている?

 

マナーあるいはエチケットが、個人的な場面で相手に対しての礼儀であるとすれば、

プロトコールとは、国家間の外交の礼儀 。

国家間での礼儀作法は、文化や風習が違う者同士が気持ちよく過ごせるための基本ルールです 。

文化や風習の違いを超えた交流を快適にスムーズに行うためのマナー。

プロトコール上では、同じルールで過ごすことで生まれる安心感、そしてお互いを尊重しあえるので交流が深まります。

プロトコールの歴史

プロトコールの発祥の地はイタリア。

最古のプロトコールは16世紀に書かれたジョバンニ デッラ ガーサによって書かれた[ガラテオ]と呼ばれる一冊のマナーブックでした。

これには、訪れる客人の習慣や宗教の異なる人たちに対して、

挨拶の仕方、食事のマナー、振る舞いにいたるまで事細かに書かれています。

ガラテオにかかれているマナーはイタリアの貴族王族、宗教家にひろがり、そのままヨーロッパの中央集権国家に伝わりました。

時代は経て、大航海時代。

大英帝国のジョージ マッカートニーが、清の乾隆帝に拝謁をする際、清国の礼をとることを断り、英国女王に対するのと同じ片膝をつく礼式をします。

その日、無事に謁見は滞りなく進みますが,英国側の目的であった清の開講と英中通商条約の調印は実現しませんでした。

これは国家間の外交において儀礼の重要性を示す歴史的な事柄として、国家間での共通礼儀作法の重要性が浮き出される一件になります。

これを機に欧州において現在のプロトコールの基本が模索されてゆきます。

そして現在では

席順、国旗掲揚、服装、食事マナー、敬称、など、1000項に渡るプロトコールがあります。

その中でも最も重要なのは

プロトコール5原則。

必ず自然に使えるようになりたいプロトコールです。

プロトコール5原則

1 Local customs respected 異文化の尊重

相手の文化、風習、宗教、習慣を尊重すること。

相手の立場や文化の違いを尊重し、国の大小、人種にかかわらず全て平等に扱いましょう。

一人一人を尊重し、分け隔てのない対応を心がけましょう。

そして自国の文化や精神も正しく理解しておきましょう。
 

2 Rank conscious 序列重視

公式行事などでは序列があり、席次が定まっています。

出席者に対する敬意表現として、並び順、 入場順、挨拶など、全ての場面で序列が重視されます。
 

3 Right on the first 右上位

乗り物から席順、国旗の掲揚からエスコートの順番など、全てにおいて右側が上位になります。
 

4 Reciprocation 返礼 相互主義

からなず返礼をすること。

交流関係は必ず相互関係であること。

接待をうけたのなら、必ず接待の場を設けて同等のお返しをします。
     

5 Lady first レディー ファースト

宗教的な制限をのぞく全ての状況において、女性が優先される。

建物の出入り、乗り物の乗り降りなど。
 

 

プロトコールとマナー

ここでは1000項以上あるプロトコールのなかから、すぐに使えそうなマナーについて考えていきます。

ドレスコード

ドレスコードとは主催者などが指定した服装のことで、公式な叙勲式や晩餐会など場所や時間帯にあわせた場の雰囲気にふさわしい服装の装いについてになります。

プロトコール上でのドレスコードは、招待状や行事主催者の指定に従うことが基本です。

基本のドレスコードは
 

• 夜 正礼装 

男性は燕尾服、女性はロングイブニングドレスで袖無し、胸開き、踵まで隠れるロングドレスに値します。

 

• 夜 準正礼装 

男性はタキシード、女性はセミイブニングドレス、ディナードレス
 

 

• 昼 正礼装 

男性はモーニングコート、女性はアフタヌーンドレス。

光らない素材で長袖が基本。
 

• 昼 夜 略礼装 

男性は平服のダークスーツ、ラウンジスーツ、女性はワンピース、スーツなど

 

エスコート

プロトコールに則った正しいマナーでのエスコートはお客様に対して敬意を払うことに値します。

場所のご案内をする際に、どうしてもお客様より先に歩く場面がでてきますよね。

そんなときは、お客様を必ず右におき、自分は2、3歩前を歩きながらエスコートします。

そしてレストランで席に案内する時は、店員が一番、二番目が上位者、三番目は。

となります。

もし、店員がいない時は自分で上位者を席までエスコートします。

そしてお相手の歩調ペースに合わせる配慮も大切です。

エスコートする側がお客様をおいていかないように気をつけましょう。
 

レディーファースト

プロトコール5原則にもある、レディーファースト。

欧米では日常的につかわれていますが、では一体どんな時にレディーファーストをするのが基本になるのでしょう?

• エレベーターやドアの出入り口の際は男性がドアを押さえ,女性が先に入る。

• 食事の際は女性を先頭にテーブルへ案内、し、女性の椅子を引き,着席を助ける。

• 車に乗る際も、男性がドアを開け女性が先に乗車。

下車の際も男性が先におりて女性のドアをあける。

など、

女性の動きに合わせてさりげなく男性が振る舞うことが要求されます。
 

プロトコールとおもてなし 

プロトコールの最終目的は、相手の方が“心地よい”と感じていただけるおもてなしをご用意するためのルールです。

そしてプロトコールは世界共通のコミュニケーションツール。

言語のように使えれば、どんな大切なお客様に対してもいつでも冷静に丁重におもてなしの心でお招きすることができます。

プロトコールの基本精神である“相手に不快感を与えないような思いやりを配慮すること”は、おもてなしの精神と似ていますよね。

おもてなしは、日本のホスピタリティ精神。

そんなおもてなしの心でお相手の方を接待する時、大切なのはお相手の状況を察して差し上げること。

長旅でつかれていないか、

慣れない異国滞在でストレスを抱えていないだろうか、

異文化の中で窮屈なおもいをしていないだろうか。

どんなことが好きなのだろう。

など、

お相手を思いやることで、その方に必要なことが見えてきます。

そして思いやりの上にプロトコールを意識したおもてなしをご用意する。

プロトコールを学ぶことはお相手のためだけではなく、自分がホストとして恥ずかしくない立ち振る舞いを身につけ,なおかつ相手の居心地がいい場をご用意することができます。

それは国際コミュニケーションをさらに円滑にすることなります。

プロトコール5原則をベースに、

必要に応じてその他のプロトコールを学ぶこと。

それはあなたらしいおもてなしをどんな大切な方に対しても申し分なく具現化する手段になります。

 

まとめ

プロトコールは公式的な国家交流の基本となりますが、正式な場ではなくても最低限のルールや約束事は知っておいて損はありません。

プロトコールを身につければ、ビジネスや個人の大切なお客様に対しても失礼のないおもてなしができるでしょう。

外国からの大切なお客様に対してオリジナリティが高く,かつ失礼のない対応やおもてなしをすることが可能です。

そして一番大切なプロトコールを忘れてはいけません。

それは笑顔で相手の目をよく見てきちんと話し挨拶をすること。

世界共通の気持ちのよいコミュニケーションの基本ですよね!

参考 https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/po/page25_001892.html

https://www.wenet.co.jp/PDF/H07A.pdf

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