2023年11月 月別アーカイブ 131件

寿司体験で外国人をおもてなし!寿司体験ができる場所や注意点って?

2023年11月22日
モテナス代表
モテナス代表

外国人にも人気な日本食「寿司」。せっかくなら、日本を訪問した大切なお客様や友人を「寿司をつくる体験」でおもてなしするのはいかがでしょうか?実は最近、訪日外国人から寿司づくり体験の人気が高まっていて、英語対応で寿司づくりを体験できる場所も増えているんです。しかし「外国人が寿司体験できる場所ってどんな所?」「おもてなしする上で注意点はある?」といったことも気になりますよね。
そこで今回は、外国人が寿司づくりを体験できる場所の例やおもてなしで注意する点、さらに外国人と会話をする上で役立つ寿司についての基礎知識なども紹介するので、おもてなしの参考にしてみてください。

外国人に寿司体験が人気な理由

外国人に寿司体験が人気な理由

まずは、外国人に寿司体験が人気な理由を知っておきましょう。

なぜ、普通に「寿司を食べる」だけではなく「寿司をつくる体験」の人気が高まっているのでしょうか?

外国人が寿司体験のどのような部分に惹かれるのかを知っておくことで、自信をもっておもてなしができますよ。

日本の伝統文化に興味がある外国人も多いから

日本を訪れる外国人の中には、日本の伝統文化に興味がある人も多いです。

それは日本の伝統文化の「哲学」や「美学」に魅力を感じるから。

たとえば空手も外国人に人気のある日本の伝統文化ですが、人気の理由のひとつに「礼節」を重んじることも挙げられ、戦う相手への道徳心や精神面を掘り下げる哲学が外国人には新鮮で魅力を感じる人が多いのです。

寿司にも江戸時代から受け継がれた伝統の技術があり、その職人技の繊細さや哲学は外国人にも魅力的に映ります。

具体例を挙げると、寿司のシャリは口に入れた瞬間にほぐれるような加減で握られますよね。

これは空気の量まで調整した、まさに寿司職人の技術の賜物と言えるでしょう。

こういった職人技については日本人なら知っている人も多いですが、実は外国では「日本人なら誰でも寿司は握れる」と考えている人も多いので、寿司のシャリにも「職人技」という伝統文化が存在することに魅力を感じてもらえますよ。

寿司づくり体験では、プロの寿司職人からシャリの握り方だけでなく、魚のさばき方や寿司のネタ選びのポイントといった伝統の一部を気軽に聞くことができるのも魅力ですね。

寿司体験を通して、日本人と会話を楽しめるから

日本人の寿司職人と会話を楽しめることも、外国人から寿司体験が人気な理由です。

日本人であっても寿司職人と会話をする機会はそう多くありませんが、外国人の方は日本で言語の壁を感じる場面も多く、日本人との会話自体が億劫になりがち。

寿司職人と会話をしたくても、言語が理由でコミュニケーションを躊躇してしまう人も多いのです。

寿司体験では英語の通訳が付くため言語面の不安を取り除くことができますし、つくりかたを指導してもらう中で緊張感がほぐれていくので、楽しく寿司職人の方と交流をすることができます。

また寿司づくりを体験したあとは自分たちがつくった寿司を実際に食べる時間もあり、食事をしながら日本人の寿司職人・スタッフと会話を楽しめるのも寿司体験の醍醐味です。

創造性を発揮できて楽しいから

寿司づくりを、アートのように楽しむ外国人も多いです。

たとえば、私たち日本人も手巻きずしを食べるときに「どんなネタを入れようか」「酢飯の量をどれくらいにしようか」といった話題で盛り上がった経験はありませんか?

外国の人にとってはネタ選びもシャリ握りも初めての経験ですから、どのネタを選んでどれくらいの量のシャリを握るかを考える作業は、創造性を刺激されて楽しい経験になります。

寿司職人がつくる完璧な寿司と見比べながら、自分の寿司をつくりあげるアートな体験は印象的な時間になりますね。

寿司は外国人にも人気な日本食だから

みなさんもご存じのように、寿司は外国でも人気の日本食です。

そのため、本場の寿司を食べてみたいと思っている外国人は多いもの。

とくに海外では寿司のネタである刺身が流通していないことが多く、サーモンやアボカドが入った「巻物の寿司」が主流なので、刺身がつかわれた本場の「にぎり寿司」が食べられることを楽しみに来日する外国人も多いのです。

寿司づくり体験では自分が握った寿司と職人が握った寿司のどちらも食べられるので、本場の寿司をしっかり堪能してもらえますよ。

外国人が寿司体験できる場所は?

外国人が寿司体験できる場所は?

それでは、外国人が寿司体験のできる場所を紹介します。

寿司づくり体験を実施しているのは、下記のような場所です。

  1. 寿司屋
  2. 寿司職人の養成学校
  3. 日本文化の体験イベント

それぞれの場所によって寿司体験の雰囲気が変わるため、外国人のお客様や友人との関係性によって選ぶのがおすすめですよ。

寿司屋

寿司屋での寿司づくりは、富裕層の外国人の方やVIPの方など、接待におすすめです。

寿司屋の中には100年以上の歴史をもつ老舗店もあり、伝統を受け継いできた職人から直々に寿司づくりを教えてもらう機会は、外国人の方にも貴重な経験になります。

さらに一流の職人が選んだ魚で寿司づくりができるだけでなく、わさびやしょうがといった食材も目利きされたものなので、ワンランク上の寿司づくりを体験してもらえることでしょう。

また、実際に寿司職人が着用する白衣と和帽子の制服を貸してもらえる場合が多く、日本らしい服装に身を包んで寿司づくりをする体験は、外国人にとって唯一無二の経験になりますよ。

1910年創業の「松乃鮨」では、外国人の富裕層向けに寿司づくり体験を提供しています。

教えてくれるのは、G20や英国王室にも寿司を握った経験がある寿司職人。

寿司づくり体験は英語で行われるので、日本語が話せない外国人のお客様も安心です。

公式サイト:https://matsunozushi.com/yoshi/for-inbound/experience/

寿司職人の養成学校

数は少ないですが、寿司職人を養成する学校があるのをご存じですか?

そういった養成学校でも、寿司づくりの体験イベントを行なっています。

養成学校のイベント参加者には日本人も多いので、日本人と交流しながら寿司づくりがしたい外国人の方におすすめですよ。

また「学校」であるため料理初心者へ教えることにも長けているのがメリットで、包丁を持つのに慣れていない人でもわかりやすく寿司づくりを教えてもらえます。

ただし学校側には英語の通訳がいない場合もあるので、日本語が話せない外国人の方を連れていく場合は注意してくださいね。

また体験イベントは不定期の開催である学校も多いので、希望の期間に開催があるかも必ず確認しましょう。

人気寿司店「すしざんまい」が経営する『つきじ喜代村塾』では、不定期で【すしカルチャー講座】という寿司づくり体験を開催しています。

英語は対応していないため通訳を別で手配する必要はありますが、教えてくれる寿司職人のトーク力にも人気がある寿司づくり講座です。

公式サイト:https://www.kiyomura.co.jp/school

日本文化の体験イベント

外国人向けに、寿司づくりの体験イベントを行なっている団体もあります。

このような体験イベントはカジュアルな雰囲気の中で寿司づくりが体験できるため、外国人の友人と参加するのにおすすめです。

外国人向けのイベントであるため英語ができるスタッフがいたり、講師自身が英語を話せることも多く、言語面で心配はありません。

イベントは定員制の場合があるため他の参加者と一緒に寿司づくりをする可能性もありますが、カジュアルな雰囲気である分、外国人の方も緊張感なく気軽に寿司づくりを楽しめますよ。

体験場所はレストランや個人宅などさまざまで、白衣や和帽子といった制服は用意されておらず私服での寿司づくりになる場合が多いです。

東京都足立区で外国人向けに寿司づくり教室を行っている「Tokyo Sushi-Making Tour」では、英語が話せる講師から寿司づくりやマナー、歴史などを教わることができます。

少人数クラスは定員が8名なので、アットホームな空間で緊張感なく寿司づくりを楽しめますよ。

公式サイト:https://www.tokyo-sushi-making-tour.com/

寿司についての基礎知識

寿司についての基礎知識

外国人を寿司づくりでおもてなしするとき、寿司についての基礎知識を知っていると会話が盛り上がります。

日本人であっても、寿司の歴史までは知らない人も意外と多いですよね。

寿司は日本の食文化の長い歴史が詰まった、まさに「伝統文化」なのでこの機会に覚えてみてください。

日本の寿司は1200年以上の歴史がある

日本の寿司には、なんと1200年以上の歴史があると言われています。

起源には諸説ありますが、魚を保存するために発酵させた「発酵ずし」であると伝えられているものが定説で、これは日本ではなく東南アジアで生まれました。

この頃はお米は食べず、発酵のための材料として魚と一緒の入れ物に入れられ保存されるのみだったそう。

このすしの原型が中国から日本へ伝わり、奈良時代や平安時代には朝廷への貢ぎ物として納められていたようです。

これが室町時代に変化し始め、発酵期間が短くなりお米も一緒に食べるスタイルに。

まだこの頃は庶民が食べられるものではありませんでしたが、少しずつ「すし」の存在が広まるようになっていきます。

にぎり寿司は江戸時代に生まれた

現代でよく食べられる「にぎりずし」が誕生したのは江戸時代のこと。

にぎりずしは江戸の屋台の人気メニューでした。

この頃になると米酢を混ぜたすし飯と、江戸前で獲れた魚や貝を下処理したネタ、というスタイルになります。

しかしこの時の大きさは今のにぎりずしとは違い、おむすびほどの大きさだったとか。

これを切り分けて食べていたようで、その名残から今でもお寿司は1皿に2貫盛るスタイルになったと言われています。

明治時代に今の寿司スタイルができあがる

明治時代になるとネタに生の刺身が使われるようになり、今の寿司スタイルができあがります。

これは、ネタである生魚を氷で保存できるようになったため。

さらに現代で食べられているように煮切り醤油をネタに塗るスタイルも、この頃に生まれました。

また関東大震災によって寿司職人が全国に散らばり、現在のように江戸前スタイルの寿司が広まったと言われています。

寿司の歴史には、日本人の食への探求心が詰まっていることがわかりますね。

外国人の方と寿司づくりをする際は、このような歴史の話もすると楽しんでもらえますよ。

外国人が寿司体験をする際の注意点

外国人が寿司体験をする際の注意点

さいごに、外国人を寿司体験でおもてなしする際の注意点を2つ紹介します。

  • 希望のネタを聞いておく
  • 食べられない食材を事前に確認する

注意点は主に「食材」についてです。

外国人の方は日本人とは違う食事スタイルを持つ人も多いため、事前に必ず確認をしましょう。

希望のネタを聞いておく

外国人の中には「なじみのあるサーモンの寿司が食べたい」「刺身には抵抗がある」といった人もいるので、希望のネタを聞いておくのが安心。

とくに生魚を食べる国は少ないため、抵抗がある外国人も多いです。

また「いくら」や「うに」といった食材も苦手意識を持つ外国人は多いので、事前に確認するのが安全と言えるでしょう。

「生ものが食べられないと寿司づくりは難しいのでは…」と頭を抱えたくなるかもしれませんが、そういった方には玉子やサーモン、エビといった外国人にもなじみのあるネタを提案してあげるのもおすすめです。

外国人の希望するネタがわかったら、寿司体験の申し込みの際にリクエストをしておきましょう。

食べられない食材も事前に確認する

外国人の中には宗教上やアレルギーなどの理由で特定の食べ物が食べられない方もいるため、事前に確認しましょう。

とくに注意が必要なのは、下記のような食材です。

  • タコやイカなどのウロコのない魚介類
  • 生魚や貝
  • 卵やエビ
  • 出汁

たとえば、イスラム教の一部の宗派ではウロコの無い魚を食べないためタコ・イカが食べられません。

さらに生魚や貝はベジタリアンやヴィーガンの方は避ける傾向があり、卵やエビはアレルギーを持つ人もいるため必ず確認が必要です。

また、寿司と一緒にお味噌汁やお吸い物がつく場合は「出汁」の材料にも注意してください。

鰹だしなどの動物性の出汁はベジタリアン・ヴィーガンの方は食べられません。

魚介を避けると寿司のネタが限定されてしまうイメージもありますが、ベジタリアン対応、ハラル対応の寿司体験も増えているので、こちらも事前に相談することで安心して寿司づくり体験を楽しんでもらえますよ。

まとめ

まとめ

日本人であっても「寿司づくり体験」の経験がある人は少ないので、どのようにコーディネートするべきか悩んでしまいますよね。

寿司は外国人にとっても、なじみのある日本食なので寿司職人から直接つくり方を教われる体験は貴重な経験になります。

食文化の違いがあるため食材選びには注意が必要ですが、事前に相談をすることで安心して寿司体験を進められますね。

モテナス日本では、外国人の方の寿司づくり体験をオーダーメイドで計画することが可能です。

「特別な寿司体験でおもてなしがしたい」という方は、ぜひ気軽にモテナス日本へご相談ください。

外国人を和食で接待するときの注意点とは?注目の和食メニューも紹介

2023年11月07日
Mayumi Folio
Mayumi Folio

外国人の大切なお客さまを接待するとき、せっかくなら日本の食文化『和食』を楽しんでいただきたいですよね。

しかし、食文化の違う外国人のお客さまには「どのような和食がいいのか」「和食のメニューを選ぶうえで注意点はあるのか」といったことが気になる方も多いと思います。

そこで本記事では、外国人のお客様を和食で接待するときに注意が必要な食材をピックアップしました。

また外国人の接待におすすめな和食メニューや外国人が注目する和食も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

外国人を和食で接待するときに注意する理由

外国人を和食で接待するときに注意する理由

まずは、外国人を和食で接待するときに「なぜ注意が必要なのか」を知っておきましょう。

外国人を和食で接待するとき、主に下記の点から注意が必要になります。

  1. 宗教上の理由
  2. 個人の健康目的や思想による理由
  3. アレルギーを持っている人もいるため
  4. 外国人になじみのない食品があるため

わたしたち日本人と違う文化・思想をもつ外国人を和食で接待するとき、なぜ注意が必要なのかを知っておくとお相手の外国人の文化を理解するヒントにもなるので、より詳しく解説します。

お相手の外国人の文化を知ることは接待でスムーズなコミュニケーションを取るうえでも重要になってくるので、この機会に理解を深めておきましょう。

宗教的な理由で食べられない食材がある

外国人の中には、宗教上の理由で特定の食べ物が食べられない方もいます。

日本人には食事制限のある宗教を信仰している人は少数ですが、世界的に見ると約30%以上の人が食事制限のある宗教を信仰しているといわれるほど。

世界の約3分の1、つまり3人に1人が宗教上の理由で食事に制限があるのでお相手の外国人も当てはまる可能性は高いですよね。

たとえば中東地域やアジアに信仰者が多いイスラム教徒の人は、豚肉やアルコールが禁止されていることは有名です。

さらにインドを中心に信仰者が多いヒンドゥー教では牛肉や豚肉などの動物性の食品を避ける人が多いほか、イスラエルやアメリカなどに信仰者の多いユダヤ教ではヒレやうろこのない魚を食べることが禁じられているなど、宗教によってそれぞれタブーとされる食材が存在します。

そのため、お相手の外国人の食事スタイルに合わせて接待の和食メニューを選ぶことが大切。

ただし、同じ宗教を信仰していても国が違うと食事制限の内容が違う場合もあります。

お相手の外国人にどのような食事制限があるのかを、事前に必ず確認しておきましょう。

食習慣が理由で食べられない食材がある

外国人の中には宗教以外の理由で、個人の健康目的や思想から食事制限をしている人もいます。

肉や魚を食べない「ベジタリアン」や、動物性の食品を一切食べない「ヴィーガン」などが代表的な例です。

さらに最近では、肉は食べないけれど魚介類は食べる「ペスカタリアン」や、フルーツなどを中心とした食生活をする「フルータリアン」といった外国人もおり、食事制限のスタイルは多種にわたります。

そしてこういった食生活は、環境問題や動物愛護の面からおこなっている外国人も多いので接待時の話題選びにも注意をしましょう。

なぜその食生活をしているのかといった背景部分も想像しておくと、和食選びだけでなく外国人とコミュニケーションを取るうえでも役立ちますね。

アレルギーがある外国人もいる

日本人と同じように、外国人でも特定の食品にアレルギーのある方がいます。

とくに和食で注意すべきは「蕎麦」で、実は海外では蕎麦アレルギーの存在を知らない外国人も多いのです。

アレルギーは命にかかわる危険性もあるので、必ず確認してから和食選びをしましょう。

お店によってはアレルギー表示をしていたり、食材の相談ができることもありますよ。

外国人には不慣れな食材がある

日本では普通に食べられる食材でも、外国人にとっては不慣れな食材もあります。

わたしたち日本人も、海外旅行へ行ったときに現地の料理で驚いたことはないでしょうか?

たとえば、フランス料理として有名なエスカルゴを想像してみてください。

食用とはいえ、かたつむりを食べるのに抵抗がある日本人もいるはずです。

実は、私もイタリア人の友人と話していた際、日本では焼肉で「タン」が有名だと伝えたところ「牛の舌を食べるなんて…」と怖がらせてしまった経験があります。

もちろん、慣れない食材を食べることを文化の違いとして楽しむことができる外国人もいますが、人によっては抵抗がある食材もあるため注意しましょう。

外国人との食事で注意が必要な食材とは?

外国人との食事で注意が必要な食材とは?

それでは、外国人との食事で注意が必要な食材の代表例を見ていきましょう。

アルコール類

イスラム教徒や一部のキリスト教徒の中には、アルコール類を飲まない人もいます。

さらに、飲酒の場にさえ同席をしないという厳格な人もいるのでアルコール類の提供には注意が必要です。

またアルコールへの食事制約がない外国人であっても、日本酒や焼酎へのなじみがなく「日本酒や焼酎を飲んでみたいが、どの銘柄が口に合うかわからない」という場合も。

実際に私も、イギリス人の友人を日本酒の品ぞろえが豊富なお店へ連れて行った際、日本酒の辛口や甘口といったニュアンスが伝わらず銘柄選びに悩んだ経験があります。

そんなとき助けられたのは、2〜3つの銘柄を少量ずつ飲める「テイスティングセット」でした。

グラスに注がれる日本酒の量も少ないので、もしも口に合わなくても負担が少ないですし(外国人の方も「せっかく勧めてくれたから全部飲まなくては」と気遣いをする人は多いものです)結果として、友人は飲み比べることで辛口や甘口の違いも知れたようで喜んでいました。

接待の場でも日本酒や焼酎を飲む場合は、そのようなテイスティングセットがあるかを確認しておくのもおすすめです。

牛肉や豚肉

牛肉や豚肉に食事制限がある外国人も多いので注意しましょう。

たとえばヒンドゥー教、イスラム教、ベジタリアンやヴィーガンの人は、牛肉・豚肉への食事制限をしている場合が多いです。

とくにイスラム教は食事制限の厳しい宗教の一つで、イスラム教の教義に沿った処理がされていないと食べられない食材もあります。

さらに食材だけでなく、調理する厨房や調理器具においてもイスラム教の教義に沿っている必要があるため、レストラン選びから注意が必要です。

最近では日本にも、イスラム教徒の人向けに「ハラル認証」という「イスラム教徒が食べられるメニューを提供する」レストランもあるので活用してみてください。

ハラル認証には下記の3つの段階があり、レベル3が最も厳しい基準の認証をクリアしているお店です。

  • ムスリムフレンドリー(レベル1)
    …「レストラン側のできる範囲」でハラル対応に取り組んでくれるお店
  • 国内向けハラル認証(レベル2)
    …専門の認証機関から認定された、国内向けのハラル認証があるお店
  • 海外向けハラル認証(レベル3)
    …国内よりも基準が厳しい、海外の認証機関からハラル認証を受けたお店

ただしイスラム教徒の人の中には「豚肉とアルコールは気にするけれど、それ以外は気にしない」といった人もいるため、どの程度まで食事制限をするかは確認しておくといいでしょう。

またベジタリアンやヴィーガン向けのレストランであれば、牛肉や豚肉を使用しない和食メニューもありますよ。

刺身や生卵などの生もの

日本では普通に食べられる刺身や生卵といった生ものは、外国人にとってなじみがなく苦手意識をもっている方もいます。

最近では外国でも寿司が人気なので刺身にはなじみがありそうですが、海外の寿司店のネタは生魚ではなくチキンやアボカドが代用として使われていることも多いのです。

そのため外国人から「寿司が食べたい」とリクエストを受けたとしてもお相手がカリフォルニアロールのような寿司を想像している場合もあるため、生魚は食べられるのかを必ず確認しておきましょう。

さらに日本人にとって新鮮なお刺身として喜ばれる「生けづくり」も、外国人には野蛮な食事だと思われることも多く注意が必要です。

また日本では卵かけごはんをはじめ、すき焼きなどでも食べられる生卵ですが、日本以外で生卵を食べる国はあまりありません。

生卵を食べられるということは日本の卵の品質が高く安全である証拠ですが「生卵を食べるのは危険」と感じる外国人は多いので、注意しましょう。

そのほかにも、生しらすや馬刺しなどの生ものも外国人にはあまりなじみがありません。

外国人の方からリクエストがない限り、生ものは避けるのが無難です。

出汁や料理酒など調理につかう食材にも注意

食材だけでなく、出汁や調味料の原材料にも注意しましょう。

たとえば、鰹だしにはベジタリアンやヴィーガンの人が摂取を控えている魚が使われています。

そして和食で使われることの多い料理酒、みりんにはアルコールが含まれているためイスラム教徒の人にとってタブーとなる場合も。

また、味噌や醤油によってはアルコールが添加されている商品もあります。

普通のレストランで調味料にまで注意をしてもらうのは難しいため、ヴィーガンやベジタリアン向けのお店、ハラル認証があるお店など、専門のレストランで接待をするのが安心でしょう。

ただし「調味料までは食事制限をしない」という人もいるため、こちらも事前にお相手に確認しておくのがおすすめです。

ここまで紹介した食材以外にもお相手の外国人の食事スタイルによって禁止されている食材はあるので、くれぐれも確認は忘れずに、和食メニューを選ぶようにしてくださいね。

おすすめの和食メニューは?外国人が注目する和食も紹介

おすすめの和食メニューは?外国人が注目する和食も紹介

ここまで外国人と食事をするうえでの注意点を紹介しましたが、日本人にはなじみのない食事制限があるとどのような和食メニューを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

そこで食事制限や文化の違いなどを考慮したうえで、外国人との接待でおすすめな注目の和食メニューを4つ紹介します。

  • 寿司
    …外国人に人気のある寿司ですが、最近はヴィーガンの人も食べられるベジタブルロールや野菜の寿司を提供するお店も増えています。ネタが野菜であれば、生魚が苦手な外国人でも食べやすいですよね。また、ハラル認証のある寿司店もありますよ。
  • 豆腐料理
    …豆腐は外国でも認知度が高く、健康食としても人気です。出汁など、調味料の原材料にだけ注意しましょう。
  • とんかつ
    …揚げ物料理は外国人にもなじみがあり、なおかつ日本独特のサクッとした衣が美味しいと感じる外国人は多いです。ヴィーガンレストランでの提供も増えており「べジミート」と呼ばれる、植物性の肉風の加工食品で調理してもらえる場合もありますよ。
  • 天ぷら
    …天ぷらは外国人からも人気の和食メニューです。数は少なめですがベジタリアン向けメニューのある天ぷら店、ハラル認証のある天ぷら店もあるので、食事制限のある外国人にも安心して食べてもらえますよ。

外国人は普段、和食に比べて濃い味を食べている人が多いため、醤油やソースなどで味付けがしっかりされている和食や揚げ物などのなじみのあるテイストの和食を選ぶといいでしょう。

また外国人は正座の姿勢に慣れていない人も多いため、座敷席ではないレストランを選ぶのがおすすめですよ。

まとめ

まとめ

食文化や宗教が違う外国人のお客様の接待は、正解が分からず悩んでしまいますよね。

しかしお相手の食文化や宗教を知ることは接待をするときのコミュニケーションでも役立ちますし、お相手の食文化や宗教を尊重することは信頼関係を築くうえで大切です。

また「相手の立場を想像して思いやる」という姿勢が日本の良き文化で、外国人から信頼を得る大きな要素になることも多いので、お相手の食事制限をしっかり確認したうえで和食メニューを選んでいきましょう。

最近ではベジタリアン向け・ヴィーガン向けのお店やハラル認証があるお店も増えてきているので、気を揉みすぎずに専門のレストランへ相談もしながら外国人に喜んでもらえる和食メニュー選びをしてみてくださいね。

華道の流派一覧と外国人体験におすすめの流派3選

2023年11月07日
モテナス代表
モテナス代表

「外国人体験で華道を取り入れたいが、流派の違いや選び方がわからない」とお困りではありませんか?

日本の美しい華道を体験してもらいたいけど、華道の流派は自分も詳しくないと紹介する自信がもてませんよね。

 

華道の流派の違いや特徴は、代表的なもので10種類あり、経験がないとわかりづらいことも事実です。

そこで、この記事では、華道の流派ごとのスタイルの違いや歴史を詳しく解説し、外国人体験に向けた選び方もご紹介します。

外国人体験に華道を取り入れたい方は、ぜひ参考にしてください。

華道の流派一覧・外国人体験のために知っておきたい知識

外国人のお客様をおもてなしする際に、日本の美しい華道を体験してもらいたい。

とはいえ、自分自身も華道に精通しているわけではないし、正直、流派もどんなものがあるか曖昧…。

そんな悩みをお持ちでも、安心して大丈夫です。

ここでは華道の代表的な流派から、外国人の文化体験におすすめな流派までを紹介します。

華道の代表的な3大流派と特徴

華道には多くの流派が存在し、それぞれ異なるスタイルや歴史を持っています。

室町時代に確率された華道ですが、現在は細分化し300以上の流派があるのです。

しかしその中にはほとんど名前を知られていない流派も含まれます。

まずは、華道と言えばの代表的な3大流派について知っておきましょう。

1.草月流(そうげつりゅう)

草月流は、歴史が古く1927年に確立された流派です。

他の流派に比べると自由度が高いのが特徴の、草月流。

日本の伝統文化としての華道を、現代的にアレンジした流派として知られています。

モダンアートのように捉えられている一面もあり、前衛的な作品が好きな方にも好まれる流派です。

自由度の高さから外国人や華道初心者にもとっつきやすく、外国人体験にもおすすめです。

2.池坊(いけぼう)

池坊は、日本で最も歴史のある流派のひとつ。

華道の元祖ともされており、伝統的な華道スタイルが特徴です。

室町時代に池のそばで生活していた、お坊さんにより確立されたとされる池坊。

池坊が華道そのものを作った元祖であるとされることから、「〇〇流」と名乗ることはなく「池坊」が正しい呼び方です。

自然をそのまま活かすスタイルで、「生花」と「自由花」の2つのスタイルがあります。

3.小原流(おはらりゅう)

小原流は、明治時代に池坊を学んでいた華道家により確立されました。

西洋文化が入ってきていた明治時代らしく、西洋の文化も取り入れたスタイルが特徴です。

剣山を初めて取り入れたのも小原流とされていて、三次元的な立体感のある作品が多くなっています。

これらの3大流派であれば一般的なため、全国に華道家の数も多く手が届きやすいでしょう。

先生の数が多いので、教室やワークショップを依頼できる華道家も比較的簡単に見つかります。

華道には有名な7大流派もある

上記で紹介した3大流派以外にも、華道には有名な流派が存在します。

3大流派に、特に良く知られている4つの流派を合わせた7大流派というのが、現代の華道で一般的に知名度のある流派です。

【華道の7大流派】

  1. 草月流(そうげつりゅう)
  2. 池坊(いけぼう)
  3. 小原流(おはらりゅう)
  4. 龍生派(りゅうせいは)
  5. 嵯峨御流(さがみりゅう)
  6. 未生流(みせいりゅう)
  7. 古流(こりゅう)

それぞれが独自のスタイルと歴史を持っているので、特性を知って外国人の文化体験に合うものを探してみましょう。

以下にそれぞれの流派の特徴について説明します。

1. 草月流(そうげつりゅう)

華道の3大流派の中では、特に自由度が高い草月流。

伝統的な技術や知識はもちろん押さえますが、作品づくりでは形式にとらわれないダイナミックなものも多いです。

モダンアートのひとつとしても高く評価され、外国人向けの教室なども積極的に開いている草月流。

海外の方でも日本文化に関心が高い方なら、知っている方もいるかもしれません。

若い外国人の方、アートに関心が高い方などにも体験としておすすめできます。

2. 池坊(いけぼう)

池坊は日本で最も歴史のある流派で、生け花の元祖とも呼ばれています。

そのため流派としての規模が大きく、全国で先生や教室も見つけやすい流派です。

先生が多ければそれだけ選択肢も多いので、外国人体験に合った講師を見つけやすいという一面もありますね。

室町時代に僧侶・池坊専慶によって誕生した、華道の元祖とも言える流派です。

池のそばで生活していたお坊さんが池坊と名乗ったことが、名前の由来と言われています。

池坊は華道・生け花そのものを創り出したと言われているため、他の流派のように◯◯流・◯◯派とは名乗りません。

池坊では、同じ流派の中でも以下の3つの技法があります。

  • 立花
  • 生花
  • 自由花

山や川の風景を表現する「立花」、少ない花材で自然の美しさを表現する「生花」、比較的自由で西洋の花なども取り入れる「自由花」と細かく技法が分かれているので、ツウな外国人のお客様には興味深いかもしれません。

3. 小原流(おはらりゅう)

小原流は西洋の文化が日本に入り始めた、明治時代に始まった華道の流派です。

そのため日本らしさというよりは、西洋のテイストも含んだ面白さを感じられる流派と言えます。

実際に西洋の花を使用することもあるので、外国人の方には親しみやすい流派でもあるでしょう。

また、小原流ができるまでの華道では、平面的な作品が主流とされていました。

そこに「盛花」という技法で、三次元的な作品を広めたのも小原流です。

特に四季折々の花で自然の景観を表現する、「写景盛花(しゃけいもりばな)」という表現法がよく知られています。

4. 龍生派(りゅうせいは)

龍生派も3大流派ほどではないが、よく知られている華道の流派です。

吉村華芸によって明治時代に創設されました。

明治時代は西洋文化が日本に入ってき始めた頃で、華道でも西洋にインスピレーションを得た自由度の高い形式が注目されていました。

しかし、そんな中で龍生派の3代目である吉村華泉は、古典的な生け花の考え方を敢えて提案したのです。

現在、龍生派は吉村華泉が提唱した「古典華」と、個性と創造性を尊重する「自由花」の2つのスタイルを受け継いでいます。

5. 嵯峨御流(さがみりゅう)

華道の流派の多くでは「家元制度」というものがあり、流派のトップに「家元」がおり文化を弟子に伝えています。

しかし嵯峨御流には家元がなく、大覚寺の門跡によって受け継がれているという独特の流派です。

嵯峨天皇がルーツになっている流派のため、嵯峨天皇とゆかりのある大覚寺で代々受け継がれているのです。

一時は衰退した時代もありましたが、その後関西を中心に全国的に広がりました。

生ける人の思いを表現したり、自然の草花をありのままに活けるという考えをもっている流派です。

伝統的な「伝承花」という形式は神事などでも用いられています。

6. 未生流(みせいりゅう)

未生流は、江戸時代後期に大阪で生まれた流派です。

未生斎一甫と未生斎広甫によって確立された流派で、江戸後期に上梓された伝書に基づく形で厳格に伝承されています。

幾何学的な理論や東洋哲学を基にして作り出される未生流の造形美は、とても理論的とも言えるものです。

「未生」とつく華道の流派は他にもあるのですが、それらは全て流祖である未生斎一甫の未生流に基づいていると考えられています。

7. 古流(こりゅう)

古流も江戸時代に作られた華道の流派です。

花を用いて儒教の考え方を表現するという、伝統的な流派のひとつとして知られています。

西洋文化が盛んになっていた明治時代に一度衰退しましたが、金沢で再興したことから田代にまで受け継がれました。

江戸時代の伝統様式、伝統的な技術を、現代でも受け継いでいる流派です。

「三才型」と呼ばれる高さのある活け方も、古流の特徴としてよく知られています。

古流は、日本古来の精神性を重んじた流派です。

伝統的なものに関心が高い外国人の方であれば、その繊細さを興味深く感じるでしょう。

華道の流派の違いや選び方

華道の流派が複数あることはわかっても、それぞれの違いや目的に合った選び方は難しいですよね。

華道の流派では、流派のトップがそれぞれ異なるため作風にも違いが出ます。

個人的に自分が習うのであれば、それぞれの流派の華道家の作品を参考にするとよいでしょう。

実際に展示を見に行ってみるのもおすすめです。

ただ外国人体験を目的にするなら、担当者の目線だけではなく、外国の方の目線で親しみやすいかどうかも意識したいポイント。

例えば草月流は西洋文化を取り入れている一面もあり、自由度が高いので外国人の方にも親和性が高い流派と言えます。

そして同じ流派でも、先生ごとに教え方の個性はあります。

外国人向けのワークショップなどに慣れている先生がいれば、なお良いでしょう。

3代流派である草月流・池坊・小原流は教室も多いため、外国人体験に慣れている先生が比較的見つかりやすい流派でもあります。

華道の流派にランキングはある?外国人体験におすすめなのは?

華道の流派について調べると、検索サイトでは「ランキング」という言葉もサジェストに出てきます。

しかし、華道の流派の違いは良し悪しを決めるためのものではなく、一概にランク付けをするのは非常に難しいものです。

それぞれに歴史や特性が異なり、良さがあるのが華道の各流派。

簡単にランキングにできるものではないのですが、ここでは規模や「外国人におすすめか」といった基準で高評価できる流派を紹介します。

規模の大きさなら池坊・草月流・小原流

池坊・草月流・小原流の3大流派は、規模の大きさで言うならば、やはりトップクラスと言えます。

最もポピュラーな流派なので、全国に教室や華道家の先生を見つけやすいです。

展示会なども多く行われているので、選ぶ際にも参考にしやすい流派でしょう。

特に華道のパイオニアとも呼ばれる池坊においては、およそ220万人の会員数を誇ります。

自由度の高い草月流は外国人でも楽しみやすい

外国人体験を目的とするのなら、海外の方の感性に合う流派を選びたいものです。

草月流はその自由度の高さから、外国人でも楽しみやすい流派と言えます。

創始者である勅使河原蒼風は、古来の形式的な生け花に疑問を抱き草月流を考案しました。

伝統的な日本文化に触れながらも、アーティスティックで自分らしいアレンジメントを楽しみたい外国の方に向いています。

また、草月流はインターナショナルクラスと称して、英語での指導も積極的に行われています。

そのため英語の話せる先生も見つけやすく、外国人体験で言語の壁を感じにくい点も魅力です。

西洋の文化を取り入れるなら小原流

小原流も、外国人の方に受け入れられやすいスタイルの流派です。

これは小原流が確立された明治時代は、西洋文化が日本に盛んに流入していた時期だったことが関係しています。

そのため小原流では西洋の文化との調和を大切にし、洋風のアレンジメントにも対応しています。

外国人体験においては、西洋文化との対比を楽しむことができる流派とも言えるでしょう。

小原流も海外支部があるなど、外国人に向けた発信に積極的な流派でもあります。

伝統的な様式の華道なら古流

外国人が相手と言っても、人によっては古風な日本らしさを学んでみたいと感じる方もいます。

特に日本での文化体験に慣れている方の場合、より伝統的な格式ある流派に興味をもつかもしれません。

伝統的な日本文化を強調したい場合には、古流がそれに当てはまります。

古流は儒教の教えを表現した華道の流派で、格式や儀式が厳格です。

難しさもある反面、伝統様式を学ぶレアな体験となります。

すでに他流派での華道体験があるという外国人の方には、ぴったりでしょう。

元祖華道なら池坊

池坊は、華道の元祖とも言える流派で、その格式と歴史は非常に豊かです。

池坊の独特な考えのひとつに、枯れた花や草木であっても、自然のものに美しさを見出すというものがあります。

新鮮な花だけでなく、枝や実、紅葉した葉など、植物のあらゆる状態を大切に表現するのです。

そんな日本らしいスピリットと、長い歴史にまつわるストーリーが池坊の魅力。

作品の裏にある背景も学びたいという方には、興味深いでしょう。

華道の外国人体験は客層に合わせた流派選びを

華道の流派といっても規模やスタイルが大きく異なり、外国人から見た受け止め方によって選ぶ必要があるとわかってきましたね。

華道の流派を外国人体験で選ぶ際には、最終的には客層に合ったものを選ぶことが大切です。

  • 年齢層
  • 国籍や住んでいる地域の文化
  • 日本の文化に関する知見レベル
  • どんな興味関心があるか

このようなポイントを踏まえて、顧客のパーソナリティに合った流派や先生選びをしましょう。

外国人のお客様と言っても、30代か60代かでは興味関心も大きく異なります。

若くてモダンアートに関心が高いような方なら、草月流のような自由度が高い流派は喜ばれる可能性が大。

また、日本が全く初めての方や、アジアの文化に全くなじみがないという方も、自由度の高いものが楽しめるかもしれません。

逆に日本での文化体験に慣れている年配の方なら、格式高い伝統的な流派を新鮮に思ってもらえる可能性もあります。

外国人のお客様の気持ちを汲み取り、それぞれにあった華道の流派選びを意識しましょう。

まとめ

華道は外国人体験において、日本文化や芸術の美しさを伝える魅力的な要素です。

流派ごとに異なるスタイルと特徴があるため、目的や顧客の人物像に合わせて適切な流派を選びましょう。

基本的には池坊、草月流、小原流といった規模の大きな3大流派から、外国人顧客のニーズに合わせて選ぶことがおすすめです。

日本独自の伝統はもちろん、西洋文化を取り入れたスタイルの面白さなど、幅広い華道の魅力。 華道を通して、外国人のお客様に豊かな時間を提供できることを願っています。

外国人富裕層向け日本のおすすめスイートルーム10選

2023年11月07日

「外国人富裕層の方を招くのに失礼がないようにしたい」
「ゆったりと過ごせるホテルってどんなのだろう?」
外国人富裕層の方を招くために、考えることは非常に多いものです。

この記事では、外国人富裕層が泊まって満足できるスイートルームについて解説しています。
外国人富裕層の方におすすめできるホテルの客室は間違いなくスイートルームです。

元ホテルマンがその理由と、具体的なスイートルームのあるホテルについて紹介します。
ホテルを決める際の参考にしてみてくださいね。

スイートルームの基準

外国人向けのスイートルームを探す前に、スイートルームの基準について知っておくと良いでしょう。
スイートルームというのは、ベッドルームとリビングルームが区切られている部屋が基準となります。つまり、2部屋以上の部屋があることが基準といえるでしょう。
ベッドルームとリビングルーム、応接間や、ホテルによってはキッチンがあるスイートルームも存在します。

また、英語では「suite」と書き、”続きの間”や”揃い”という意味をさします。
読み方が同じ「Sweet」と勘違いされることがありますが、間違いです。これは”甘い”という意味で、スイートルームは新婚旅行用の部屋と言われることがありますが、和製英語の多い、日本特有の勘違いといえます。

外国人富裕層にスイートルームをおすすめする理由

私は外国人富裕層の方には、スイートルームの利用を強くおすすめします。
・快適な広さ
・上質なサービス
・安心のセキュリティ
・長期滞在に向いている
これらの理由から、外国人富裕層の方にはスイートルームが良いと考えています。一つずつ解説していきます。

快適な広さ

まず、スイートルームは快適な広さが備わっています。スイートルームの基準にもありますが、2部屋以上あるのがスイートルームです。つまり、それだけの広さを確保していることになります。
外国人のお客様は長期滞在であることも多く、大きなスーツケースを持って来られる人がほとんど。泊まるホテルにはある程度の広さが求められます。スイートルームであれば、広さは担保されているので、安心です。

上質なサービス

スイートルームに泊まると、上質なサービスを受けることができます。ほとんどのホテルで、スイートルームはホテルの上層階に位置していることが多く、クラブフロアが無料で使えることが多いのですが、そこには選りすぐりの良いサービスをするスタッフが配置されています。
また、あるホテルではスイートルームに宿泊しているゲスト限定で、運転手付きの車の貸し出しサービスもあります。忙しい合間をぬったショッピングや観光などに活躍するサービスです。
スイートルームに泊まると、上質なサービスが受けられ、より満足度の高い滞在になるのです。

安心のセキュリティ

スイートルームはセキュリティが強化されている場合が多いです。それというのも、上層階に位置することの多いスイートルームは、専用の鍵がないと入れないフロアに属することが多いためです。
スイート専用フロアやクラブフロアにはVIPが宿泊することが多いため、ホテル側もセキュリティを強化しているというわけです。今ではカードキーがなければエレベーターが動かないなど、一般客は宿泊フロアにすら入れないようになっているホテルがほとんどです。

長期滞在に向いている

スイートルームは長期滞在の外国人に向いた作りをしています。
たとえば、大きいワードローブはスイートルームの広さがなければ実現しません。また、キッチンでは手軽に自分で料理ができ、独立したバスルームでは長期滞在の疲れを癒してくれるでしょう。
普段と異なる国の文化に触れることは刺激的で、有意義な体験ですが、同時に身体を疲れさせることでもあります。
長期滞在やさまざまな体験をする外国人富裕層には、スイートルームが断然おすすめなのです。

外国人富裕層におすすめのスイートルーム10選

ここまで外国人富裕層向けにスイートルームがおすすめの理由を解説してきました。しかし、具体的にどこのホテルのスイートルームが良いか分からないという人も多いでしょう。
ここからは外国人富裕層におすすめのスイートルームを北から順番に紹介します。是非、ホテル選びの参考にしてみてください。

ウェスティンホテル仙台

ウェスティンホテル仙台のスイートルームは「インペリアルスイート」という名前のとおり、ホテル内で最高級の客室です。
仙台市内や、その向こうに広がる山々を望む眺望は、36階の高さだからこその眺め。Bose社製のホームシアターや、ウェスティン独自製法で作られた「ウェスティンヘブンリーベッド」は疲れた身体を癒してくれるでしょう。ホテル26階にあるエグゼクティブクラブラウンジの利用や無料の朝食ブッフェもあり、仙台での滞在を満足いくものにしてくれるでしょう。

ホテル公式サイト:https://www.the-westin-sendai.com/
ホテル住所:〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町1-9-1
予約電話番号:022-722-1234

パレスホテル東京

パレスホテル東京のスイートルームは、7つの種類がありそれぞれに特徴のある客室に分かれています。広さ75平米のエグゼクティブスイートから、250平米のパレススイートまで種類が豊富なのは日本のホテルでは珍しいのです。中には40平米のテラスを有する部屋もあり、好みによって使う部屋を分けることができます。
独立したリビングやウォークインクローゼットを備えている上、大理石造りのバスルームや化粧台も魅力の一つ。外国の要人などが泊まることも多い、世界的に認められたスイートルームです。

ホテル公式サイト:https://www.palacehoteltokyo.com/
ホテル住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-1-1
予約電話番号:03-3211-5211

ペニンシュラホテル東京

ペニンシュラホテルは1928年に設立された、世界中でホテルを展開する老舗ホテルチェーンです。
そんなペニンシュラ東京のスイートルームは、ホテルのコーナーに位置しており、「ザ・ペニンシュラスイート」と呼ばれます。客室の華やかさはもちろんのこと、大理石のビューバスからは皇居外苑や日比谷公園が一望でき、都会の真ん中とは思えない眺望が望めます。
また、MINIコンシェルジュサービスといって、運転手付きのMINIを3時間まで借りられるサービスも付随しています。東京でのショッピングや観光に活用できるサービスまで充実しているのは一流ホテルならではです。

ホテル公式サイト:https://www.peninsula.com/ja/tokyo/5-star-luxury-hotel-ginza
ホテル住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-8-1
予約電話番号:03-6270-2888

ブルガリホテル東京

ブルガリホテル東京は超高層ビル「東京ミッドタウン八重洲」の40階から45階までのフロアに展開する、日本初のブルガリホテルです。
全98室の客室のうち23室がスイートルームと、スイートルームの比率が高いのが特徴的。中でも「ブルガリスイート」はリビング、キッチン、ジムを完備した国内最大級の400平米越えの広さを有しています。
イタリアのセンスと日本の輪が調和した美しい客室からは東京の壮観な眺めが一望でき、一流ホテルのスイートルームは外国人富裕層の方を間違いなく満足させてくれます。

ホテル公式サイト:https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo
ホテル住所:〒104-0028 東京都中央区八重洲2丁目2-1
予約電話番号:03-6262-3333

名古屋マリオットアソシアホテル

名古屋駅の真上、地上200mに位置する名古屋マリオットアソシアホテルは、マリオット・インターナショナルブランドの一つ。
JRセントラルタワーズに774室の客室を有する、中京地区で最高級ホテルの一つです。
そのなかでも「マリオット」の名を冠したホテル最大の広さを誇るスイートルームがマリオットスイート。ヨーロピアンクラシックのコンセプトのもと、カラフルな色彩と拡張高い優雅な演出が施された客室は、ホテルステイを充実したものにしてくれます。
15階にある専用ラウンジが使えて、ワンランク上のホテル滞在になるでしょう。

ホテル公式サイト:https://www.associa.com/nma/
ホテル住所:〒450-6002 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
予約電話番号:052-584-1111

ウェスティン都ホテル京都

デザインコンセプトは「クイーンオブエレガンス・気品ある女王」とし、京都に訪れるラグジュアリー層が満足できるホテルとして誕生しました。
客室は東山の自然をイメージして作られており、開放的で柔らかなデザインが特徴的。ウェスティン都ホテル京都には50平米のジュニアスイートから、100平米の広さを誇る和室の別館までも用意されています。
和室で寝るのが苦手という外国人向けに、別館の和室にもベッドが用意されているのは嬉しいポイントです。四季の移ろいを感じられる屋上庭園や裏山に散策コースなどもあり、自然と近いのもホテルの特徴の一つです。

ホテル公式サイト:https://www.miyakohotels.ne.jp/westinkyoto/
ホテル住所:〒605-0052京都市東山区粟田口華頂町1(三条けあげ)
予約電話番号:TEL: 075-771-7111

ザ・リッツ・カールトン大阪

ザ・リッツ・カールトン大阪は「ホテルの中のホテル」とも言われており、中でもスイートルームに宿泊すると専任コンシェルジュによる、パーソナルなおもてなしが思い出に残る滞在を約束してくれます。
スイートルームは合計52室あり、高層階のクラブフロアにあります。クラブラウンジでは1日5階のフードプレゼンテーションが行われるので、忙しくされる方でもホテルから出ずに過ごすことができるでしょう。
英国と日本のスタイルが融合した優雅な空間には贅沢なインテリアが備わっており、大阪でスイートルームを予約するなら間違いなく、ザ・リッツ・カールトン大阪が1番のおすすめでお客様を満足させることができます。

ホテル公式サイト:https://www.ritzcarlton.com/ja/hotels/osarz-the-ritz-carlton-osaka/overview/
ホテル住所:〒530-0001大阪府大阪市北区梅田2-5-25
予約電話番号:06-6343-7000

インターコンチネンタルホテル大阪

インターコンチネンタルホテル大阪は大阪駅からすぐの、グランフロント大阪北館にある高級ホテルです。スイートルームは広さ57平米以上で、落ち着いたリビングルームと独立したベッドルームで構成されています。
客室のアメニティはBYREDOを使用しており、思い出の香りを提供してくれます。Bluetoothスピーカーなどの設備も充実しているうえ、専用ラウンジでは朝食やアフタヌーンティーなどを楽しめます。こちらのホテルにはレジデンスもあり、「暮らすように過ごす」のに最適です。レジデンスには大型の冷蔵庫やキッチンもあるため、長期滞在する外国人向けに良い選択肢といえます。

ホテル公式サイト:https://icosaka.com/
ホテル住所:〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3番60号
予約電話番号:06-6374-5700

帝国ホテル大阪

日本の高級ホテルといえば、まず思いつくのが帝国ホテルでしょう。帝国ホテル大阪には、インペリアルフロアに100平米以上のスイートルームが存在します。東向きの窓からは生駒山系を、眼下には大川の雄大な流れを望むことができ自然を感じることができます。
独立したベッドルームは滞在する人をゆったりと眠りにつかせてくれるでしょう。応接室もあり、仕事での宿泊にも対応。家族での来日で使用するのにも活用できます。
スイートルームに宿泊すると、インペリアルフロアラウンジにて、ドリンクの提供や、プレートサービスを受けることもできます。

ホテル公式サイト:https://www.imperialhotel.co.jp/j/osaka/index.html
ホテル住所:〒530-0042 大阪市北区天満橋1-8-50
予約電話番号:06-6881-1111

ザ・リッツ・カールトン福岡

九州の中心として賑わう街であり、豊かな自然と食の街としても人気の高い福岡に2023年に誕生したのがザ・リッツ・カールトン福岡です。
全室50平米以上とゆったりサイズの客室が多く、一番広いスイートルームでは188平米の広さを誇ります。中でもプレデンシャルスイートとザ・リッツカールトンスイートは、開放的な窓から博多湾を望むことができます。
もちろんクラブラウンジへのアクセスもでき、1日5回のフードプレゼンテーションを楽しむことができます。福岡、九州でのスイートルームであればザ・リッツ・カールトン福岡が良いでしょう。

ホテル公式サイト:https://www.ritzcarlton.com/ja/hotels/fukrz-the-ritz-carlton-fukuoka/overview/
ホテル住所:〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2-6-50
予約電話番号:092-401-8888

まとめ

この記事では外国人富裕層に向けて、スイートルームをおすすめする理由と、具体的なエリア別のスイートルームについて解説してきました。

外国人富裕層の方は来日の際、日本の文化に触れることが多く有意義な時間を過ごしますが、その疲れを癒してくれるのがスイートルームです。十分な広さと、上質なサービスを提供してくれるスイートルームはきっと外国人富裕層の方を満足させてくれます。
外国人富裕層にスイートルームがおすすめの理由
・快適な広さ
・上質なサービス
・安心のセキュリティ
・長期滞在に向いている

外国人富裕層の方の宿泊先をお探しなら、ぜひ参考にしてみてください。

5つ星ホテルとは?外国人VIPに最適な理由と日本の5つ星ホテルを解説

2023年10月26日

 

モテナス代表
モテナス代表

「外国人VIPを日本に招くけど、どんなホテルに泊まってもらおう」「失礼のないようにおもてなしをしたい」「日本に来て、満足して帰国してもらいたい」

このように悩んでいませんか?外国人のVIPを招くのに失礼があってはいけないし、満足して帰国してもらいたいですよね。

 

この記事では、外国人VIPが泊まって満足できる5つ星ホテルについて解説しています。

ホテルの格付けや、外国人VIPに5つ星ホテルが最適な理由も解説。

ホテルに勤めて、大手旅行会社とも繋がりのあった元ホテルマンが丁寧に解説していきます。

難しい用語は使わないので、肩の力を抜いて最後までご覧ください。

有名な2つのホテル格付け

 

ホテルの格付けに、「世界的基準」は存在しません。その国の文化や価値観によって評価が変わるためです。
国や民間企業、業界団体などがそれぞれの基準に基づいて審査し、等級を付与しているのです。

そんな格付けの中でも世界的に有名な機関が、
・フォーブス・トラベルガイド
・ミシュランガイド
この2つです。
5つ星ホテルとうたうホテルの多くが、この2つの格付け機関のことを指しています。
多くの格付け機関はあるが、この2つは有名であることを覚えておいてください。

フォーブス・トラベルガイド

フォーブス・トラベルガイドはアメリカで1958年に創設され、世界で初めて5つ星の格付けシステムを導入したトラベルガイドです。
その特徴は、上質なサービスに精通している専門の調査員が厳格な基準に基づいて評価することです。詳しい審査項目はもちろん明らかにされていませんが、その70%以上がサービスを基準にしており、ホテルスタッフとゲストとの感情的なつながりが重視されているといいます。
また、基本は覆面調査なので透明性のある評価が期待でき、その審査には信頼性があるといえます。

ミシュランガイド

ミシュランガイドは、フランスのタイヤメーカーが発行したガイドで、世界各国のレストランやホテルを格付けするトラベルガイドです。1900年に自動車で旅行する人向けに発行されたガイドブックで、現在に至るまで厳しい審査基準による格付けが行われています。
ミシュランガイドもまた、専門調査員が覆面調査を実施して格付けを行います。一般のお客様としてサービスを受けることで、客観的な評価が可能。
最終的には、ミシュランガイドの読者の意見も加味されて星の数が決定します。毎年格付けは見直されて、星の数も更新されています。

外国人VIPを招くのに5つ星ホテルが最適な理由

権威ある2つの機関から5つ星を付与されたホテルは、世界のVIPや富裕層からも認められた証拠です。
ここからは外国人VIPを招くのに、5つ星ホテルがどうして最適なのか?その理由について解説します。

客室の快適性

5つ星ホテルの客室はお客様が快適に過ごせるようにさまざまな工夫がなされています。
まず、ホテルで一番重要なのはベッドですが、5つ星ホテルでは快適に眠りにつくために、最上級のベッドを採用しています。
また、リネンの品質も大変よく、快眠へ誘ってくれます。
ベッド以外では、室内は大変静かであり、カーテンの自動開閉や高品質な音響設備が整っていることも多いです。ミニバーやアメニティも充実しており、身だしなみに気をつかうVIPならではのアイロンやパンツプレスなどを常備しています。
ランドリーサービスも上質で丁寧に仕上げてくれます
客室の快適性を求め、5つ星ホテルに泊まれば間違いなく快適で満足度の高い宿泊となるでしょう。

設備の利便性

ほとんどの5つ星ホテルには館内にスパやレストラン、エステサロンなどが併設されています。プールやフィットネス設備が整っている場合もあり、汗をかいたらスパで汗をながすことも5つ星ホテルならではの過ごし方です。
レストランも格が違い、ミシュランガイドの星付きレストランでは、眺めの良い高層階からシェフ自慢の料理を堪能できます。
ホテルによってはクラブラウンジが併設されており、カクテルタイムやアフタヌーンティーなどを、いつでも楽しめます。
クラブラウンジは一般のフロアと棲み分けされており、そのフロアに泊まっているゲストだけ利用でき、より一層の特別感が味わえます。

サービスの違い

5つ星ホテルのサービスは、4つ星ホテルとも異なり、洗練されています。フロントの横には常駐のコンシェルジュがいてレストランやタクシーの手配、観光地の案内などさまざまな要望に応えてくれます。
日本人は「頼み事」をするのが苦手と言われますが、5つ星ホテルに泊まったらコンシェルジュにお願いしない手はありません。彼らはあなたの意図をくみ取って最高の提案をしてくれます。
また、5つ星ホテルではターンダウンサービスが行われます。簡易的な部屋の清掃やアメニティを補充してくれるうえ、ベッドは寝やすい状態にメイクしてくれます。
外出後、清掃された部屋に戻ると心が安らぎ、そこでは5つ星サービスの違いを感じられます。

5つ星ホテルの選定基準

5つ星ホテルの選定基準にはどのようなものがあるでしょうか?詳細な項目や基準などは公表されていませんが、フォーブス・トラベルガイドでは、サービスの質や施設の快適性など900もの項目を用いて採点しています。
また、ミシュランガイドでは1〜5の基準が存在し、1が「適度な快適さ」、2が「快適、3が「非常に快適」、4が「最上級の快適さ」、5は「豪華で最上級」の5段階で評価しています。
これらの項目を覆面調査員が実際に宿泊し、利用して評価をつけていきます。
どちらもサービス面、スタッフとのやり取り等に比重をおいた項目が多く、これらで最上級と評価されると5つ星ホテルと認定されるのです。

エリア別・日本の5つ星ホテル

実際に日本にはどれだけの5つ星ホテルが存在するかご存知でしょうか。調査機関によって異なりますが、フォーブス・トラベルガイド2023では日本の5つ星ホテルは14軒です。
また、ミシュランガイドでは日本の5つ星ホテルは22軒存在します。
ここからは両方の機関に5つ星(ミシュランは5パビリオン)と認定されたホテルを7軒ご紹介します。
どこに泊まっても5つ星のサービスを受けられるホテルばかりです。外国人VIPの宿泊先や、もてなしたい人がいる場合は参考にしてください。

マンダリンオリエンタル東京

マンダリンオリエンタルホテル東京は、東京メトロ三越前駅直結のラグジュアリーホテルです。日本のホテルで唯一八年連続「ホテル」と「スパ」両部門において、5つ星を獲得したホテルです。
日本橋という伝統ある街にあるというところも一流ホテルならではです。各方面へのアクセスもよく、最高峰の評価を得ている5つ星ホテルです。

公式サイト:https://www.mandarinoriental.com/ja/tokyo/nihonbashi

予約電話:03-3270-8800

住所:〒103-8328 東京都中央区日本橋室町2-1-1

パレスホテル東京

パレスホテル東京は、千代田区丸の内1-1-1に所在していて、東京メトロ大手町駅直結のホテルです。客室はラグジュアリーでありながら落ち着きがあり、バルコニー付き客室は都内では珍しいスタイルです。
東京のビジネスの中心大手町に位置しますが、丸の内や皇居の自然に囲まれており、リラックスした時間を過ごせます。
フォーブス・トラベルガイドのホテル部門では七年連続5つ星の評価を得ている、世界が認めたホテルです。

公式サイト:https://www.palacehoteltokyo.com/

予約電話:03-3211-5211

住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-1-1

ホテルニューオータニ エグゼクティブハウス 禅

 

エグゼクティブハウス禅は、ホテルニューオータニの本館「ザ・メイン」の11階と12階に位置するホテルインホテルです。フォーブス・トラベルガイド2023において、4年連続で5つ星を獲得しています。
400年の歴史ある日本庭園を散策したり、高級スポーツクラブで体を動かすなど、過ごし方は様々です。ラウンジでは6回にわたる料理の提供が行われるので、ゆったりとホテルの中だけで過ごすことができるでしょう。

公式サイト:https://www.newotani.co.jp/tokyo/stay/exe/

予約電話:03-3265-1111

住所:〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1

コンラッド東京

コンラッド東京は東京都心のウォーターフロント汐留にあり、都内へのアクセスも便利なロケーションです。館内はコンラッドホテルズの格式と和モダンなデザインが融合。
48平米以上の客室がスタンダードと都内でも広い客室を備えています。東京湾や浜離宮を一望できる絶景もコンラッド東京ならではです。

公式サイト:https://conrad.hiltonhotels.jp/hotel/kanto/conrad-tokyo

予約電話: 03-6388-8000

住所:〒105-7337 東京都港区東新橋1-9-1

ペニンシュラ東京

ペニンシュラ東京は「フォーブス・トラベル街とでは7年連続で5つ星を受賞する日本を代表する一流ホテルです。銀座まで徒歩圏内というロケーションでありながら、皇居外苑や日比谷公園に面しているため自然にも囲まれています。
アジア最古のホテル企業としての伝統を誇るペニンシュラホテルズは、ここ日本でも優雅で華やか、そして洗練されたホテルステイを約束してくれます。

公式サイト:https://www.peninsula.com/ja/tokyo/5-star-luxury-hotel-ginza

予約電話:0120-348-288

住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-8-1

フォーシーズンズホテル京都

世界各地でラグジュアリーホテルブランドを展開するフォーシーズンズは2016年に京都に進出しています。神社仏閣が並ぶ東山の麓に位置しています。800年もの歴史を持つ名庭「積翠園」は訪れた人を驚かせるでしょう。
客室は機能性と和の安らぎを兼ね備えており、リビングでは窓からの光に包まれゆっくりと静かな時間を楽しめるでしょう。2018年からホテルとして5つ星を獲得しており、館内のレストラン「鮨 和魂」はグルメ部門で1つ星を獲得しています。

公式サイト:https://www.fourseasons.com/jp/kyoto/

予約電話:075-541-8288

住所:〒605-0932 京都市東山区妙法院前側町445-3

ザ・リッツカールトン大阪

1997年に開業した日本で最初の「リッツ・カールトン」ブランドのホテルです。2022年には開業25年の節目を迎えますが、2023年のフォーブス・トラベルガイドでは大阪のホテルで初、そして唯一の5つ星を獲得しました。
シルクハットを被ったドアマンが正面の扉を開けば、そこには英国貴族の邸宅のような空間がお出迎え。
1つ星のレストランを二つも擁しており、来館したゲストに、思い出に残るサービスを提供してくれます。

公式サイト:https://www.ritzcarlton.com/ja/hotels/osarz-the-ritz-carlton-osaka/overview/

予約電話:06-6343-7000

住所:〒530-0001大阪府大阪市北区梅田2-5-25

まとめ

この記事では5つ星ホテルについて解説しました。
さまざまな調査機関が存在しますが、中でも「フォーブス」と「ミシュラン」は有名であり、世界の人から認められている格付け機関です。

外国人VIPを招いて満足いただくのなら、5つ星ホテルを選択すれば間違いなく日本のおもてなしを感じてもらえるでしょう。
是非参考にしてみてください。

超富裕層向け日本体験企画

2023年09月14日

モテナス日本では、お客様からのご要望に応じて、お客様に合った内容をご提案・企画させていただいております。

今回は、「超富裕層向け日本体験企画」と題し、VIP向け企画制作(プライベートジェット)VIP・超富裕層向け日本特別体験+旅程制作支援のご提案させていただき、実施させていただきましたので、ご紹介させていただきます。

実施概要

サービスページカテゴリ VIP向け企画制作(プライベートジェット)VIP・超富裕層向け日本特別体験+旅程制作支援
企業カテゴリ 富裕層ファミリー
参加人数 5名
場所 東京・名古屋・京都・大阪

お客様からのご要望

ドバイの超VIP家族5人が、プライベートジェットで日本に来る予定です。8日間で東京、名古屋、京都、大阪を訪れ、それぞれの地で日本らしい体験をすることを望んでいます。日々の活動は、家族全員が楽しめるように文化体験を多く組み込む要望があり、高級感と独自性を求められました。

 
 

ご提案・実施内容

豪華な8日間の日本ツアーを企画しました。メニューには、大統領など国賓がが訪れた居酒屋と横丁での食事、子供向けアニメテーマパーク、家族で楽しむ空手・武士体験、美しい自然での活動、特別なお寺巡りが含まれます。全てはモテナス日本の独自コンテンツで、多角的に日本文化を体験できます。

 
 

営業担当者の感想

このプロジェクトは細部までの調整が求められ、VIP対応のプレッシャーも大きかった。お客様の都合によるキャンセルや遅延もあり、スケジュールの調整が難しかったですが、最終的には高評価を得ることができました。大変充実した経験となりました。

\詳しいサービスページ/

Webに掲載のない事例も多数ございます。
ご要望に応じたご相談も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

和の極意セミナー

2023年09月14日

モテナス日本では、お客様からのご要望に応じて、お客様に合った内容をご提案・企画させていただいております。

今回は、「和の極意セミナー」と題し、セミナーのご提案させていただき、実施させていただきましたので、ご紹介させていただきます。

実施概要

サービスページカテゴリ セミナー
企業カテゴリ 外資 投資会社
参加人数 20名
場所 東京

お客様からのご要望

外資系投資会社より、日本独特の魅力と深みを感じ、同時に学び取れるセミナーの開催を希望されています。彼らは、日本の伝統や文化に触れることで、ビジネスの現場でも活かせる深い洞察や知識を獲得したいというご要望がありました。

 
 

ご提案・実施内容

参加者は日本文化の精髄を身近に感じ、ビジネスにも活かせる深い洞察を得られるように、場所は厳かなお寺で、禅座と茶道の体験を組み合わせました。さらに、住職からは”日本の美”に焦点を当てた貴重な高話が行われました。

 
 

営業担当者の感想

お客様の多様な要望に応えるべく、禅と茶道のセミナーを提案するのは少々手間がかかりました。特に、お寺のなかで実施するプログラムの調整が大変でした。しかし、結果的にお客様からは非常に高い満足度を得ることができ、その反響を見ると全ての努力が報われたと感じています。

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ご要望に応じたご相談も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

VIP向けレッスン

2023年09月14日

モテナス日本では、お客様からのご要望に応じて、お客様に合った内容をご提案・企画させていただいております。

今回は、「VIP向けレッスン」と題し、プライベートレッスンにおける日本体験のご提案させていただき、実施させていただきましたので、ご紹介させていただきます。

実施概要

サービスページカテゴリ プライベートレッスン
企業カテゴリ 富裕層ファミリー
参加人数 5名
場所 京都

お客様からのご要望

日本の武道の深さと精神性に魅了され、本格的にその技を学びたいと望まれておりました。家族での絆を深めるとともに、日本文化の真髄を体感し、肉体と精神を鍛え上げる経験を求めておりました。

 
 

ご提案・実施内容

特別な武道体験を提案いたしました。1日目には、空手の基礎技や型、実際の稽古の流れを体感。2日目は柔道の投げ技や固技を学び、実際の稽古場での体験を実施。両日とも、武道の精神性や礼節を深く学び、家族での絆を更に強化する貴重な時間となりました。

 
 

営業担当者の感想

本格的な武道提案は大きな挑戦でした。適切な道場や指導者を見つけるのが難しく、最終的に最高の体験を提供できたと感じます。お客様の反応も大変良く、特に子どもたちの笑顔や興奮を見ることができ、その瞬間の喜びは言葉では表せませんでした。

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インセンティブ和の体験

2023年09月14日

モテナス日本では、お客様からのご要望に応じて、お客様に合った内容をご提案・企画させていただいております。

今回は、「インセンティブ和の体験」と題し、インセンティブ旅行における日本体験のご提案させていただき、実施させていただきましたので、ご紹介させていただきます。

実施概要

サービスページカテゴリ インセンティブ旅行における日本体験
企業カテゴリ 外資 高級ブランド
参加人数
場所 大阪

お客様からのご要望

高い貢献を果たした海外スタッフへの特別な報奨として、日本での心に残る体験を提供してほしい。このインセンティブ旅行は、彼らの努力と献身を称え、深い感謝の気持ちを形にしたいとご要望がありました。

 
 

ご提案・実施内容

歌舞伎の真髄を皆様にお届けした特別企画。真の役者との直接対話を享受し、歌舞伎の裏側を実際に体験。加えて、高級フレンチを味わいながら、目前で展開された歌舞伎の舞踊。伝統とモダンが融合した、一生忘れられない日本文化の瞬間を提供させていただきました。

 
 

営業担当者の感想

最初はどの文化体験が合うか悩みましたが、歌舞伎の深みが魅力的と考え提案。役者との協力で実現した裏側体験や演舞は一筋縄ではいかない課題も。しかし、お客様の驚きと喜びの声を直接聞くことができ、全ての努力が報われた瞬間でした。

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多国籍チームワーク

2023年09月12日

モテナス日本では、お客様からのご要望に応じて、お客様に合った内容をご提案・企画させていただいております。

今回は、「多国籍チームワーク」と題し、グローバル・チームビルディングのご提案させていただき、実施させていただきましたので、ご紹介させていただきます。

実施概要

サービスページカテゴリ グローバル・チームビルディング
企業カテゴリ 外資 高級化粧品
参加人数 50名
場所 東京

お客様からのご要望

高級化粧品ブランドより、海外幹部候補生を対象に、日本文化の魅力と深さを踏まえたグローバル・チームビルディングの実施を希望。日本独自の和の精神やチームの絆を深める経験を通して、真のグローバルリーダーを育成したいという強い要望が示されました。

 
 

ご提案・実施内容

海外の幹部候補生が日本の伝統的な料理技法を学びます。チームでの調理を通じて、コミュニケーション能力や協力の重要性を体感。さらに、和食の“旬”の概念から、タイミングや柔軟性の大切さも学びます。この体験を通じて、グローバルでのチームワークの向上を目指しました。

 
 

営業担当者の感想

和食クッキング提案時、どの技法を選ぶか悩んだ。伝統とグローバルチームビルディングを結びつける課題も。だが、研修での参加者の笑顔やコミュニケーションを見て達成感を感じました。お客様からも高評価を得て、その選択を誇りに思います。

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クロスボーダー研修

2023年09月11日

モテナス日本では、お客様からのご要望に応じて、お客様に合った内容をご提案・企画させていただいております。

今回は、「クロスボーダー研修」と題し、海外スタッフ企業研修のご提案させていただき、実施させていただきましたので、ご紹介させていただきます。

実施概要

サービスページカテゴリ 海外スタッフ企業研修
企業カテゴリ メーカー、IT/情報通信
参加人数 20名
場所 東京

お客様からのご要望

海外の幹部候補生に日本文化を通じてリーダシップを身につけさせたい。またこの研修を通じ、日本の伝統や思考を取り入れ、国際的な視点を持ったリーダーを育成したい。

 
 

ご提案・実施内容

華道の「引き算の美学」の哲学を中心に、心の平静と集中を育むセッションを展開。西欧のフラワーアレンジとは異なる、日本独特の美意識を通じて、真のリーダーシップの深みを体感。多くの幹部候補生がその価値を実感し、新しい視点でのリーダーシップ育成に繋がりました。

 
 

営業担当者の感想

華道の”引き算”の美学を研修に採用する提案は、初めての試みでした。お客様の満足度が非常に高く、幹部候補生が日本の伝統から深い学びを得ていたのを目の当たりにし、提案の価値を実感しました。この経験は私にとっても大変貴重でした。

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和のショータイム

2023年09月04日

モテナス日本では、お客様からのご要望に応じて、お客様に合った内容をご提案・企画させていただいております。

今回は、「和のショータイム」と題し、エンターテイメントのご提案させていただき、実施させていただきましたので、ご紹介させていただきます。

実施概要

サービスページカテゴリエンターテイメント          
企業カテゴリ金融グローバル
参加人数500名
場所横浜

お客様からのご要望

今年のイベントは東京で開催します。世界の金融マンが集まるこの機会に、日本文化を取り入れた華やかな演出をお願いします。ダンスを楽しむため、ライブバンドの導入もご検討ください。

ご提案・実施内容

「光と影の武者伝」は、金融のエリートたちを魅了する日本のエンターテイメント。忍者、くノ一、侍が織りなすストーリーは、光と影の演出で心を捉えます。短時間で日本文化の魅力を伝え、一生忘れられない感動を届けます。

営業担当者の感想

「光と影の武者伝」の企画は挑戦の連続でした。世界の金融リーダーを感動させるための深い追求や、伝統と革新の調和が求められました。困難も多かったですが、お客様の感動の声を聞くたび、全ての努力が報われたと感じています。

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新しい体験メニューを公開しました!世界一のサブカルチャー体験!

2023年08月23日

詳細ページはこちら

世界一のサブカルチャー大国!

フランス人を接待しよう!ビジネスマナーと習慣を理解して成功するおもてなし方法とは

2023年06月06日
Mayumi Folio
Mayumi Folio

個人主義の国フランス人のイメージは、オシャレな人が多く、自由主義の国。その反面、自己主張が強く、世界一のペシミストの国とも言われています。

そんなフランスから来日したフランス人を、日本で接待する時、フランスのビジネスマナーを知っておけば、より穏やかなムードでおもてなしすることができます。

他国の歴史や文化の深さを尊敬し、自国へのプライドもとても高いフランス人の接待に必要な、ビジネスマナーと接待の時に知っておきたいフランスの習慣の紹介です。

そしてフランス人が大喜びする、日本文化体験をベースにした接待方法についても案内しますので、フランス人接待が決まった人は必読ですよ。

本記事は、在仏20年の筆者がご紹介しますので、実体験をもとにした現在のフランス人のマナーや習慣を知ることができます。

ぜひ、フランス人とのビジネスにお役立てくださいね。

フランスのビジネスマナー

ここでは、意外と知られていないフランスの基本的なビジネスマナーについて紹介します。

フランス人の挨拶

フランス人の挨拶は「ビズ」という、両頬に交互にキスをする挨拶です。

もちろん年齢問わず同性同士でもビズをします。

アフターコロナの現在では、特にビジネスの場合でビズをする人は減りましたが、基本的に親しい人とはビズをするといういつもの習慣に戻っています。

キスといってもお互いのほっぺたを合わせて、ほほが触れ合った時に口を「チュッ」鳴らすと言う感覚です。

地域によって頬に触れる回数が1回、2回、3回…と違いますが、基本的に2回が主流で、傾向として南にいくほど回数が増えていきます。

日本人からするとなかなかハードルが高い挨拶方法ですが、ビズは初対面の人や取引相手では基本的に握手をする場合が多いので安心しましょう。

初対面のビジネスでの挨拶は一般的には握手が多く、握手する時はしっかり目をみて強く握り、挨拶と名前を言います。

しかし、何度も会っている人や仕事を通して親睦を深めた相手の場合は、ビズをした方がより自然で親近感のある挨拶になります。

フランス人にとって親しい人なのに挨拶でビズをしないのはとても寂しいそうです。

フランス人が来日して一緒に長く時間を過ごしたのなら、特に別れ際に感謝の気持ちを込めてビズをする人は多いです。

そんな時は、恥ずかしがらずにぜひビズで応じてみてくださいね。

フランス人の時間の感覚

フランス人の時間の感覚は、とんでもなくルーズな人もいますが正確な人もいますが、全体的に日本人よりは緩やかで約束時間は目安と考える傾向にあります。

フランスではデモやストライキが多く、公共交通機関が全く信用できないので、その理由からの遅刻は多く見られます。

そのため「遅刻をしても理由があれば仕方ない」と、寛容な人が多く遅刻をしたら理由をきちんと相手に伝えることが大切です。

ですが、プロジェクトの進行に関しては、後半でツメの甘い人が多いので、納期の前あたりには確認した方がいい場合があります。

連絡や報告が途中で途切れがちになってきたら、期日に余裕を持って欠かさず連絡を入れましょう。

フランス人は目を見て話す

フランス人とは挨拶の時はもちろんですが、会話でも必ず目を見て話しましょう。

相手の目を見て話すことはとても重要なので、フランス人はかなりの眼力で見つめてきますが、負けないように頑張って目を見て話しましょう。

目を逸らしたり、他の場所を見ながら話すことは失礼にあたりますし「自分との会話に集中していない」と捉えられるので、どんな素晴らしい内容でも信用を得ることが難しくなります。

あとは、目を逸らしてばかりいると嘘をついているとか、気まずいことを言っていると捉えられることが多いです。

フランス人との会話では、必ず目をしっかりみましょう。

フランス人は休暇を尊重する

年間休暇数が世界一のフランスは、週38時間勤務で1年間の休暇は平均145.0日。

そして職種によって変動しますが、年次4〜8週間の有給休暇があります。

人生の中で一番大切なことは「バカンスを謳歌する」と考えるフランス人は、どんなに仕事の予定が詰まっていてもバカンスを取ります。

特に夏の8月はフランス社会全体が動いていないので、この時期に仕事のコミュニケーションを取ることは不可能に近いですし、かなり失礼な人だと受け取られるので気をつけましょう。

どんなに予定が詰まっていても「この日からこの日はバカンスだから連絡しないでほしい」というメールも普通に送られてきますし、お互いこのような内容のメールを受け取ったら、バカンス中に連絡をすることを避けます。

日本人のように休暇を取ることに対して全く罪悪感がないので、フランス人と働くのならこの感覚は受け入れていきましょう。

日本人とフランス人の習慣の差

こちらでは、ビジネスで誤解やトラブルを避けるために日本人とフランス人の間にある、思考や習慣の差異について紹介します。

フランス人はあやまらない

フランス人は謝りません。

たとえ自分に非があっても言い訳を沢山してごまかす人が多いのが特徴です。

フランス人の口癖のような「C’est pas ma faute(セパマフォット)」と「C’est pas grave(セパグラーヴ)」。

「C’est pas ma faute(セパマフォット)」には“私のせいじゃない”、「C’est pas grave(セパグラーヴ)」には“大したことじゃない”という意味があり、フランス人の口からよく出てくる言葉です。

何かミスや都合が悪いことがあっても、まず返ってくるのが「セパマフォット」。

例えば瓶を倒して中身をこぼしてしまったら、日本人はすぐに「すみません!」と言いますが、フランス人は「セパマフォット!」と言い「ここに瓶があるのが悪い。私のせいじゃない。」というスタンスです。

同様に自分がミスをしても謝罪はなく「セパグラーヴ、大したことじゃないよ。

気にしない気にしない」といった対応も多くあります。

なので、フランス人と何かをするのなら、日本人文化のとりあえず謝罪する「すみませんでした」「申し訳ございませんでした」の対角に位置するこの思想を理解することは大切です。

日本人としては礼儀である「自分の非を認める」ことを安易にしてしまうと、後でトラブルの元になるので注意が必要です。

世界一のペシミストと言われるフランス人

世界一のペシミストとして知られるフランス人の特徴として、何事に対しても文句が多いということが挙げられます。

しかし、これは文句というよりも「自分の意見や感じたことや思ったことを、そのまま述べているだけだ」というふうに受け取りましょう。

そして日本人と大きく違うポイントなのですが、案内したモノやコトについて、ゲストのフランス人がいろいろ意見を言ったとしても、それは準備した「あなた」に対してではなく「経験しているモノやコトに対しての意見」なのです。

例えば、案内したレストランについて「この店、ちょっと騒がしいし、味が少し濃いね」とフランス人が言います。

日本人としては、「ああ、この店気に入らなかったんだな…。

違う店を案内すればよかったな…。

」と受け取りがちですが、この場合は案内した「あなた」に対しての苦情ではなく「一緒に体験しているコトについての率直な意見が聞きたい」という感覚なのです。

初めは文句に聞こえても「でも、店の雰囲気にあっているし、この味の濃さだからこそワインが引き立つね」など、喋りながらどんどん肯定していく人も多いのが特徴です。

なので、用意したことや準備した内容について、少しネガティブな意見を言われ「文句を言われた!」と感じることがあっても、ほとんどの場合、あなたを責めているわけではありません。

ややこしいですが、フランス人が文句を言い出した時は、落ち込まないであなたの意見をポジティブでもネガティブでもいいので言うことが重要です。

ただ単純に、フランス人の多くは何についてもディスカッションがしたいのです。

そうすれば、より親近感を抱いてくれますし、どんどん打ち解けた関係になっていきますよ。

このように、フランス人はおもてなしをしても上下関係ではなく、目の前にある現象に対して、同じ位置からの目線での意見を求められます。

おすすめ関連記事:日本のマナーは海外からどう見える?外国人に伝えたい日本の礼儀作法・習慣について 

言いたいことははっきりと

フランスにも社交辞令はありますが、言葉をとても大切にする国民なので言葉が尊重されます。

なので、言った言葉はそのまま受け取る人が多く、過剰なお世辞や謙遜もそのまま受け取る人が多い傾向で、過度な表現は控えましょう。

特に謙遜の美学ということがないので、あまりへりくだると「どうしてそんなに自信がないの?」と純粋に不思議がられます。

接待の時のお土産やお食事も「つまらないものですが…」と言って渡すと、「なんでわざわざつまらないモノをくれるんだろう?」と不思議がられますし、逆に失礼にあたることがあるので、何か贈る時は「これは最高におすすめなんです!」「このレストランは美味しいですよ!」と自信をもって贈ることをおすすめします。

そして、断ることはきちんとしましょう。

曖昧に「ちょっと難しいです…。

」と言葉を濁しても、できるようになる解決方法を沢山提案されるだけなので、できない時ははっきりとできないと告げないといつまでも終わらないことも。

このようにフランス人には、具体的な言葉でしっかりと意見を告げることが大切になっていきます。

フランスに接待はあるの?

では、フランスにも接待文化はあるのでしょうか?

こちらでは、フランスの接待の様子と会場の選び方について紹介します。

フランスの接待はディナーが中心

フランスにも接待はあり、フランスの接待の多くはディナーの会食が基本です。

美味しい食事やワインでゆっくりと時間をすごしながら、親睦を深めるという会食が一般的です。

食事の前半は、近況や食べている食事についてなどの会話が多い傾向があり、デザートに近づいてゆくにつれ、重要な話を最後にする人が多い傾向です。

なので長くても話は必ず最後まで聞きましょう。

とにかく会話、ディスカッションが好きな人が多く、自分の意見の裏付けをしっかり説明することが求められます。

これはビジネスだけでなく、何事に関しても常に理由について求められます。

日常生活でもそうなので自分の意見や価値観は大切に表現していきましょう。

また、シンポジウムの後のレセプションなどの場が重要な社交場となり、名刺を交換して、交流を深め自分を積極的にアピールしていきます。

この時も自分の意見や価値観、仕事への考え方などどんどん自分をアピールしていきながら、チャンスを掴んでいきます。

このようにフランス人とのビジネスには、自分の意見を率直に相手に伝えることが重要といえるでしょう。

おすすめ関連記事:フランスで人気!和テイスト高級フランス料理とは?

フランス人接待におすすめの会食とは?

しっかりと接待したいのなら、ランチよりもやはりディナーをお勧めします。

美食の国フランスでは、食べ物にこだわる人が多く、美味しい料理を堪能することはとても重要な国民です。

日本に来日されているフランス人との会食なら、やはり日本料理がおすすめ。

基本的に親日家がかなり多い国で、日本の料理や雰囲気が大好きだと言う人がほとんどです。

フランスのヌーベルキュージーヌは、日本の懐石料理からインスピレーションを得たと言われているので、懐石料理はフランス人にとって、とても馴染み深い料理なのでおすすめですよ。

フランスでは、前菜、メイン、デザートが定番なので、一品料理のレストランよりも、流れのあるレストランでの会食の方が馴染み深いと言えます。

特に、デザートは必ず食べたい人が多いので、男性でも美味しいデザートがあるお店は喜ばれます。

おすすめ関連記事:日本らしいおもてなしエピソードとホームパーティ in フランス

フランス人接待の場で役立つマナー

フランス人の接待をする時に、気をつけたいマナーについて紹介します。

細かいこともありますが、知っておくとスムーズな会食になりますよ。

フランス人との接待にはどんな会場を選ぶべきなのか?

フランス人は雰囲気のいい、静かな店を好む傾向があります。

来日フランス人の接待ならば、やはりおちついた日本料理店がおすすめです。

フランスでも日本料理はかなり人気があるので、本場の日本で日本料理を味わいたいと考える人は多くいます。

美食家も多く、繊細な味の変化まで楽しむ人が多いので、日本人の舌に似ているとも言えるでしょう。

また、居酒屋やラーメンなど日本の大衆文化も人気があるので、何日も案内するのでしたら、おいしいお店に案内しましょう。

また、アラブ・アフリカ系フランス人の多くはイスラム教徒なので、ハラール食での対応をします。

ユダヤ教徒の人も見かけますので、念の為事前に食べられないモノがあるのかどうかのリサーチは大切です。

フランスの乾杯の方法

フランス語の乾杯は、「Tchin! / チン!=乾杯」あるいは「 Santé !(サンテ)=あなたの健康に! 」。

グラスを掲げ相手の目をじっくり見つめ、絶対に目をそらさないで相手をしっかり見ながらグラスを合わせます。

その時、他の人が乾杯をしている間を横切って乾杯をすることはマナー違反になるので、近い人と乾杯をする時には、まず目の前の人たちの乾杯が終わってからしましょう。

お祝いの時の乾杯はシャンパーニュやクレモンの発泡ワインが主流です。

祝賀会などのレセプションには必ず用意することをおすすめします。

そして、乾杯の後は飲み干さず、ゆっくりと一口味わいながら飲みます。

乾杯以外では、料理とともにまた違ったお酒を用意して、食事の内容にあったお酒を楽しみます。

お酌はとくにありません。

自分が飲みたい時に自分で注ぎますが、その時周りの人のグラスをみて空いているようであれば、注ぎましょうか?と伺いを立てることがマナーです。

フランス人のお酒の飲み方

フランス人とのお酒の飲み方は、量や態度ではなく「おいしいお酒」が重要になります。

フランス人は必ず食事の際、ワインを飲みます。

食事に合うワインを選べることも、相手のステイタスや価値観を知る上で重要なので、ホストになったらぜひ料理とお酒の組み合わせにも配慮することが重要です。

料理とお酒の素敵なマリアージュをスタンバイできれば、かなり尊敬されますし、センスがいいと信用を得られますよ。

美味しいワインに詳しい人が多いので、自分がワインに詳しくない時はプロのソムリエがいるお店にするか、食事にあう日本の美味しいお酒を勧めてみましょう。

料理と飲み物のバランスが大切なのでワインじゃなくても大丈夫。

日本酒でもお酒が好きなら焼酎でもよろこばれます。

そしてワインと日本酒は、味ではなくその存在がとても似ています。

なので、いろいろな日本酒を楽しむのもフランス人に喜んでもらえますよ。

ものすごく驚かれるのは、どんな料理にも合うハイボールです。

初めての人にはかなり驚かれます。

ジャパニーズ・ウイスキーがフランスでも大人気なので、隠れ家的なオーセンティックバーで、本格的なジャパニーズ・ウイスキーを楽しむという体験はかなり喜んでいただけますよ。

このように、アルコールは酔うために飲むのではなく、味を楽しみたいから飲む人が多いのが特徴なので、フランス人接待では沢山の量のお酒は必要ありません。

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手土産の文化について

フランス人のビジネス間では、手土産やお土産という文化があまりありません。

特に、ビジネスの中で相手にお土産を渡すと言うことはほとんどなく、渡さなかったからと言って失礼にはならないのです。

社内で贈り物を贈るとするのなら、社長から社員へのクリスマスプレゼントが主流です。

ですが、来日されたフランス人には、小さな贈り物を思い出の品や親しみの心を込めてお渡しすればとても喜んでくれます。

しかし、個人的プレゼントと言う感覚なので、お土産を渡したからビジネスが円滑に進むと言う保証はありません。

ですがお土産は、ビジネスという枠組を超え、個人的に親しくなるためにおすすめですよ。

フランス人におすすめの日本文化体験

こちらでは、フランス人に特におすすめの日本文化体験を紹介します。

日本人がフランスに憧れを抱くのと同じぐらい、フランス人は日本に憧れを抱いています。

ここまで相思相愛の国は珍しいのでは?と思うほど、その感覚には同じ空気を感じます。

なので、フランス人の大切なお客様が来日されるのなら、日本文化体験をぜひおすすめします!

特にフランス人受けのいい日本文化体験を中心に案内しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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茶道

日本の茶道に憧れを抱くフランス人によく出会います。

フランス人は哲学に興味のある人が多く、普段の生活の中でコンセプトをとても大切にします。

なので、茶道はフランス人にとって興味が深く、その世界に憧れを抱く人がとても多い日本の伝統文化です。

本物や伝統にとても敏感で、歴史や文化の深さに対してリスペクトする人が多いことからも、茶道体験を用意するのなら、本格的なしつらいで体験していただくことをお勧めします。

おすすめ関連記事:フランス人からみた日本の魅力!日本の伝統文化が好きな理由

書道

フランスにも「カリカチュール」という、中世時代から続く文字を美しく書く伝統文化があります。

言葉や文字をとても大切にする国なので、日本の書道に関心のある人が多い傾向です。

書道体験は、実際に書道をしていただきます。

美しい書道の道具、墨の香りや丁重な手捌きなど、こまやかなことにまで感動してくれる人が多いほど、フランス人にとって魅力が詰まっているそうです。

おすすめ関連記事:書道で日本文化体験!外国人に人気の漢字パフォーマンスは?

武道

シラク元フランス大統領が無類の相撲好きとして有名でしたが、フランス人の間でやはり日本の武道はとても人気があります。

空手、合気道、弓道、剣道、柔術は子供から大人まで習い事として人気があり、特に空手は男の子の習い事No1を誇り続けています。

チームビルディングや外国人研修としての武道体験も、フランス人ならすでに黒帯の人がいる可能性もあるので、盛り上がること間違いなしです。

なによりも、武道の精神性の高さに憧れを抱く人が多いので、フランス人に体験していただくのならぜひ、思想論も紹介していきましょう。

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利酒と出張寿司

ワインは葡萄の産地や、その年の気候や水雨量などによって味に変化があり、世界中で愛されているフランスの発酵酒です。

日本の日本酒も、米の名産地で、美しい水に育まれた発酵酒ということもあり、日本酒の味わい方も他の国の人たちより、真剣な面持ちで味わってくれます。

利酒はワインのテイスティングにも似ているので、馴染みやすい日本体験とも言えるでしょう。

ただ、あまりにもワインの文化に似ているのでフランス人にとっては、特別感が薄いかもしれません…。

なので、もし利酒をプランニングするのなら、プライベートな和室に寿司職人を用意して、その場で握ってもらうような、利酒+他の日本文化という掛け合わせがお勧めです。

味に敏感なフランス人。

何種類もの日本酒を楽しみ、その味わいについてディスカッションするのが楽しいですし、その上に滅多に体験できないような日本文化を用意すれば、かなり印象深い接待になるでしょう。

おすすめ関連記事:【フランスで人気の寿司文化とは?】寿司エンターテイメントinフランス

香道

香りに関してとてもこだわりのあるフランス人。

ルイ王朝時代から、フランスでは香水を大切にしてきました。

現在でも香水をつけていないということは、裸で歩いているようなことだ!と言われるように、老若男女問わず、多くの人が自然に香水をつけている国です。

やはり、日本文化体験でも香道はフランス人にとって人気のある日本文化体験です。

香りを楽しむ国民でもあるので、香道体験はとても奥深く、実際に香木の奥深さを嗅ぎながら穏やかな時間を楽しんでいただけるでしょう。

このように香道という、香りを嗜む伝統文化にとても興味を示すフランス人は多くいます。

お勧め関連記事:海外からみた日本文化とは|外国人が好む特別な日本体験10選と人気プラン5選

能・狂言・歌舞伎

フランスでもバレエやオーケストラの演奏などへの興味は、高い教養のある人々のステイタスでもあります。

なので、歴史や文化に興味深いフランス人を接待するのなら、能鑑賞がおすすめです。

ジャポニズム発祥の地なだけあって、フランス人は、日本独自の美学を古来愛し続けています。

能や狂言に関しては、幽玄な日本の美を体験できるのでとても感激してくださる人が多いのも特徴です。

能面にも深い関心を持つ人が多く、能面をコレクションをしている人もいらっしゃいます。

お勧め関連記事:【ジャポニズムとは?】西洋芸術史にみる日本美術の影響について

訪日インバウンドにおすすめ!人気の伝統芸能エンターテインメントとは?

まとめ

フランス人は、どんなにお金を持っている人でも教養がなければ価値がないと考える人が多いので、特にハイソサエティーの人たちは、相手にも文化的教養や歴史的見地の深さを求めます。

また、歴史や伝統に敬意を払う国民性なので、世界中の外国の中でも特に日本文化に深い興味と尊敬を払う人が多いのも特徴的です。

一見、個人主義で自己主張がしっかりした、日本人とは真逆のような国民性のフランス人ですが、伝統への眼差しにはとても近い側面があります。

フランスと日本は、お互いにお互いの文化や歴史に対して、尊敬している国同士なので、おもてなしの心がとても通じやすく、しみじみと感激してくださいます。

その心がビジネスにも生かされていくといいですよね。

フランス人をおもてなしすることになったのなら、ぜひ教養高い日本文化でおもてなししていきましょう!

オーストラリア人は接待がない?!気をつけるべきビジネスマナーと会食について

2023年05月31日
Mayumi Folio
Mayumi Folio

接待がないと言われるオーストラリア。

とは言っても、来日されたのなら何かおもてなししたいのが日本人ですよね。

オーストラリア人が来日された時、オーストラリアのビジネスマナーを理解しておくことは大切です。

とてもスマートな対応ができ丁重にお迎えできますし、心伝わるおもてなしになります。

本記事では、オーストラリア人とのコミュケーションのポイントと、オーストラリアのビジネスマナーについての紹介です。

また、オーストラリアの特別なお客様向け日本文化体験接待企画についても、ご紹介しますので是非参考にしてみてくださいね。

オーストラリアのビジネスマナー

平等という言葉を尊重し、体現しているオーストラリアのビジネスマナー。

オーストラリアのビジネスマナーを知ることで、より円滑なビジネスを進めることができます。

こちらでは、失礼のない対応ができるオーストラリアのビジネスマナーについて紹介します。

オーストラリア人の価値観、メイトシップとは?

オーストラリアのビジネススタイルには、この「メイトシップ」という考えが重要です。

「メイトシップ」とは、友情、忠誠心、平等を意味し、オーストラリアの文化に内在するものです。

「mateship(メイトシップ)」は一般的に友人に適用されますが、この価値観は通常、従業員とリーダーの関係にも浸透しており、その結果、より協力的でリラックスしたワークスタイルになっています。

平等主義的な社会であるオーストラリアの職場では、上下関係はあまり重視されていません。

誰もがファーストネームで呼ばれ、多くの上司はオープンで、部下が容易にコミニケーションできます。

このような平等主義的な考え方は、従業員に職場での発言権を与え、よりリラックスしたマネジメントやコミュニケーションスタイルを実現することになります。

これは、「メイトシップ」という平等主義的な概念に由来しています。

オーストラリアのビジネススタイルがとてもリラックスしているのは、このメイトシップの価値観からなのです。

時間厳守と効率性

オーストラリア人は日本人に比べると、少し時間にルーズな国民性と言われています。

ですが、ビジネスの場面では時間は案外正確です。

特に初対面の場合、遅れることはかなりのマイナスイメージになるので、時間厳守が大切になります。

しかし、プライベートや仕事の後の待ち合わせには、大体15分ぐらい遅れることが主流といわれているので、相手が遅刻してきても大目に見てあげましょう。

そしてオーストラリア人は、効率性をとても好む人が多いのが特徴ともいわれます。

ですが、オーストラリアのビジネス文化では、トップマネジメントが部下に相談するのが一般的。

このようにとても協調的であるため、意思決定は通常より遅くなり、プロジェクトに時間がかかることもありますが、基本的にオーストラリア人には効率よく時間厳守が求められます。

何事もストレートに

オーストラリア人とのビジネスでの取引や、本題についての曖昧な表現や前置きは避け、交渉はあまり習慣的ではなく単刀直入に行いましょう。

回りくどい言い方や、結論が遠くなるようなやりとりは嫌悪されることが多いので、何事もストレートに進めます。

会議などで率直な意見を交わすことが多いので、「個人的に責められた…。」と考えることはやめましょう。

彼らはディスカッションをすることへの恐れがあまりないとも言われ、率直に意見を交わすのです。

あくまで仕事は仕事というスタンスが一般的です。

オーストラリア人との仕事には、協調性をしっかり持って、自分の意見はしっかり主張しながらも謙虚な態度で挑みましょう!

苗字ではなく名前で呼ぶ

ビジネスシーンでも結構早い段階から、オーストラリア人は苗字ではなく名前やニックネームで呼び合います。

ですが、初対面では、Mr.やMrs,Ms.やSirの後に、苗字をつけて呼びますが、かなり早い段階でファーストネームやニックネームで役職を超えて呼び合います。

日本人からすると、仕事上の相手を呼ぶ時に、苗字から名前へと切り替えるタイミングがとても難しいですが、状況をみながら判断していくことをおすすめします。

政治家でも医者でも弁護士でも教授でも「先生」とは呼ばず、名前で呼ぶほどファーストネームが一般的。

なので、いつまでも苗字で呼ぶことは、なんて冷たいんだろう…と感じるそうです。

オーストラリア人には親近感を深めるためにも、必ず名前で呼び合うようにしましょう。

自慢話はタブー

オーストラリア人にとって、とても大切な概念の一つに「平等」という言葉があります。

だからなのでしょうか、自己アピールは大切ですが「自慢」や「誇張」といった話題はかなりタブー。

もちろんどこの国でもそうですが、特にオーストラリア人の間では、学歴や年収、ステイタスなど「ちょっとした自慢」話はかなり嫌われるので控えましょう。

どのくらい敏感かというと、自己紹介の時にも役職をアピールすることは控えるほど。これは自慢と捉えられてしまうからです。

役職や肩書きは一緒に働き出してから判明してくるそうです。

肩書きや役職が重要という考えはなく、大切なのはどんな立場の人でも評価を得ることはそれぞれの能力や日々の行動という認識が一般的です。

オーストラリア人は、肩書きなどによって、相手への対応を変えたりするのも嫌がられます。

なので、お客様とお迎えする時は、どんな肩書きの相手にもしっかりした接遇を大切にしていきましょう。

参照:Cultural Atlas「Business Culture

オーストラリア人のビジネスコミュケーションの取り方

オーストラリアには接待がないといわれています。

では、一体どんな方法でビジネスコミュニケーションを取っているのでしょう?

こちらでは、オーストラリア人と接待文化について、ご紹介します。

オーストラリアには接待はない

オーストラリアのビジネスシーンでは、接待がありません。

取引先と取引中に食事会や飲み会を行うことは、賄賂として受け取られるので注意が必要です。

仮にディナーを一緒に過ごしたとしても、仕事には何の影響もないと言われています。

接待や会食は経費で一切落ちないため、どこの会社も接待という場を企画しないのが通常です。

もし、一緒にビジネスランチやディナーで食事を一緒にするのなら、ほとんどの場合、会計は別々で支払います。

プレゼントに関しても同様で、プライベートでの付きあいではない取引相手からの贈り物は、賄賂として受け取られてしまいます。

なので、受け取り拒否をされることもあり、その後の関係が悪くなることもあるので気をつけましょう。

ですが、外国人の場合、自国の小さなお土産をさりげなくプレゼントすることはあるので、初対面の時にちょっとしたセンスの良い贈り物を準備しておくといいですよね。

参照:「オーストラリアで働く際に知るべきオーストラリア人のビジネスカルチャーTOP5

コーヒーブレイク

オーストラリアでは、コーヒーは重要なビジネスポイントです。

より気軽ですし、世界共通で毎日のコーヒーブレイクは大切な時間。

ビジネスランチミーティングよりも、地元のカフェでコーヒーを飲みながらキャッチアップやクイックミーティングをするのがオーストラリアでは一般的。

オーストラリアでは、コーヒーは単なるエネルギー補給の手段ではなく、より社交的なものとして捉えられているのです。

しかし、コーヒーを飲みながら会って、楽しいおしゃべりと時間を過ごしたからといって、最終的に一緒にビジネスをすることになるとは限らないことに注意が必要です。

これはオーストラリア人以外の人が戸惑うかもしれません…。

オーストラリア人の飲みに行く時

オーストラリア人は、基本的に仕事が終わった後、飲みに行ったり食事をしたりする時には、話の流れで仕事の話になることはありますが、基本的に仕事の話をしません。

オーストラリアでは、仕事帰りに同僚たちと「Shout」とよばれる、ビールの奢り合いがあります。

イギリスの「Round」と同じ文化ですが、支払いを順番にするので自分の番になったら必ず奢ります。

もし、自分が支払う番なのに奢らなければ相当気まずくなるので注意が必要です。

そして、勤務時間外に開催されるビジネスイベントでは、アルコールが提供されることが一般的です。

希望しない場合は、飲酒を義務付けられることはありませんので、お酒が飲めなければ断っても大丈夫ですよ。

会食は契約が成立してから

オーストラリアのビジネスでは、仕事に個人的な親しさを持ち込むことはないと言われています。

オーストラリアの取引相手をどうしても接待をするのなら、契約が成立した後や、プロジェクトがうまく行った後など、仕事が終わった後が一般的。

相手によってはプロジェクト成立後に一緒に食事でも、と誘う場合はほとんど割り勘になるので、あまり高額なお店へ案内することは避けましょう。

基本的に誘った側が、レストランの料金を奢ると言う場合が多いのですが、友人同士や仲間の間では自分の分は自分で支払います。

日本なら、素敵な居酒屋や美味しい日本食レストランなど日本人同士の同僚と行くようなお店を選ぶ感覚がいいと思います。

おすすめ関連記事;外国人接待におすすめしたい東京のレストラン・居酒屋17選

オーストラリアでの贈り物文化

オーストラリアのビジネス文化では、贈り物をする習慣はありませんが、贈り物は非常に喜ばれます。

贈答品は、贈収賄を目的としたものと思われないようにすることが重要です。

例えば、パートナーの決断を待っている間に贈るプレゼントは、不適切と思われます。

一方、取引の成立や交渉の終了時に贈られるものは、お祝いとみなされます。

政府系組織の従業員への贈答品は、金額が低い場合のみ認められることがあり、事前に人事部や財務部に申告する必要がある場合があります。

オーストラリア人に贈り物をする時は、このようにタイミングをみて贈りましょう!

参照:Polyglot「8 Things You Should Know About Australia’s Business Culture

口や鼻から出る音をとにかく嫌がる

これはビジネスマナーではありませんが、重要なマナーなので紹介します。

ほとんどの国で、ゲップや鼻をすするといった生理現象を、他人の前で平然とするのはマナー違反ですが、オーストラリア人は特にこの口や鼻から出る音を嫌悪します。

日本の麺類の食べ方に一番ビックリするのはオーストラリア人だと言われるほど、口から出る音に対して敏感なのです。

ゲップや大きな咳、鼻をすする音は絶対にオーストラリア人の前では出さないようにしましょう。

なので大きな音がでてもいいので、必ず鼻を噛みましょう。啜るのは本当に嫌がられてしまいます!

オーストラリア人に好まれる日本観光の動向

では、オーストラリア人が日本観光をする時、どのような傾向にあるのでしょう?

個人的に親しくなったオーストラリア人を日本で案内する時の参考になるような内容になっています。

オーストラリアの観光シーズン

オーストラリア人の観光シーズンは12月から2月なので、ビジネスで来日していただくのなら、3月から11月がベストです。

特にオーストラリアの夏は日本の冬にあたるので、日本の冬を楽しみたいオーストラリア人が多く来日するそうです。

北半球と南半球なので季節が真逆ということもあり、来日していただくタイミングなどに配慮するのもビジネスが円滑に進む方法です。

モノ消費より断然コト消費

オーストラリア人観光客の傾向として、個人的に旅行を手配して、日本らしいことを求め日本各地を周遊する人が多くみられます。

買い物にはあまり興味はなく、コト消費への動向が見られ、体験型の観光に人気です。

日本文化体験とは、訪日外国人に日本文化を直接体験していただくタイプの観光。

着物を着て街を散策するなど、観光に日本文化を掛け合わせるタイプのものから、寿司作りや芸者体験などワークショップ型の体験までその数は様々にあります。

大体所要時間は1時間前後のものが多く、観光の予定に組み込みやすいのも人気です。

このような観点からも、オーストラリア人接待には、日本を体験できるような日本文化体験はおすすめですよ。

日本全国周遊が人気

オーストラリア人観光客の傾向として、個人での旅行客が多い傾向にあります。

日本全国の観光地へ、団体での行動より自由に旅行スケジュールを組み立てて、自由に自分の好きな土地を訪れる人が多いようです。

傾向として、相手のわからない不安定な情報よりも、ソースがしっかりした情報を元に絵旅行を計画するのも特徴です。

なのでもし、オーストラリア人の知り合いや仕事仲間が「日本観光をしたい!」と考えているのならおすすめの情報を積極的に提供してあげれば喜んでいただけますよ。

参照:inbound insight インバウンド対策総合支援サービス「「日本ならでは」を重視!データから分かる訪日オーストラリア人の特徴

買い物は日用品が人気

オーストラリア人の日本での買い物動向として、日用品を買い求める人が多い傾向にあります。

コンビニや百円均一、ドラックストアなど日本人が日常的に利用しているようなお店が人気。

買われているモノも、化粧品や健康アイテム、そしてお菓子に百円便利グッツに人気が集まっています。

なので、オーストラリア人に気軽なお土産を考えるのなら、使ってみて便利だったものや美味しかったお菓子などを贈ると喜んでいただけるでしょう。

また、「日本文化」を感じるものが好まれる傾向があるので、日本らしさ溢れるような伝統工芸品や、職人技に感動できるような日本らしいお土産もいいですよね。

オーストラリア人と親しくなったら、日本の良品をぜひお土産にしてみましょう!

参照:参照サイト:訪日ラボ「データでわかる訪日オーストラリア人観光客

特別なオーストラリア人のお客様におすすめの日本文化体験

接待文化のないオーストラリア人ですが、大切なお客様が来日されれば、おもてなしするシーンはありますよね。

また、プロジェクト成功の祝賀会や研修、チームビルディングなど、日本文化体験をオーストラリア人にご用意するタイミングは多くあります。

こちらではそんなシチュエーションにぴったりな、オーストラリア人に特に喜ばれる日本文化体験を紹介します。

東京観光案内

オーストラリア人は、対等な立場がとても心地が良く感じる国民と言われています。

なので、やはりいちばんおすすめなのは、日本の観光案内をして差し上げること。

一緒にあるいて、同じものを見聞きし感動しながら時間を過ごすことで、お互いの理解も深まり信頼できるパートナー関係を構築する時間を作ってくれます。

もちろん、なるべく割り勘、もしくは交互に奢り会いましょう。

平等な親睦を深めた方ががより親密な関係になりますよ。

東京には食べ歩きスポットが多く、気軽に美味しいものを食べながら散策できます。

なので、ゆっくりと親睦を深めるためにとても最適な企画になるでしょう。

おすすめ関連記事:外国人接待にぴったりな東京観光!エリア別おすすめスポットを紹介

日本舞踊体験

日本舞踊は着物をきた仕草の美しさを、歌舞伎と能をルーツにして生まれた日本の舞踊です。

オーストラリア人におすすめしたいのは、こちらの日本舞踊体験。

日本舞踊体験は、実際に日本舞踊のお師匠様から踊りの手解きを受けます。

和楽器の音色に合わせて扇子や着物(体験では浴衣)を実際に身につけ、和室でお稽古をつけていただくので、日本文化を丸ごと味わえます。

日本らしさに特化した日本文化体験をご案内すれば、とびきりの忘れられない時間になるでしょう。

おすすめ関連記事:外国人が喜ぶ日本舞踊と着付け体験|日本伝統文化の着物でおもてなし事例【大人気!】

寿司ワークショップ

寿司ワークショップは、実際にお寿司を外国人が握る体験です。

本物の寿司職人から寿司の握り方を学びます。

板前の衣装も着用して本格的に寿司を握るので、外国人からかなり人気のある日本文化体験の一つです。

オーストラリア人も他の外国人と同じように、日本で美味しいお寿司を食べてみたいと考える人は多いので、実際自分で寿司を握るというアイデアはかなり感動してくれるのだとか。

ランチタイムやディナータイムと掛け合わせることができるので、スケジュール調整もしやすいこともおすすめのポイントです。

大袈裟な接待ではなく、たのしんでいただけるような会食プロジェクトなら喜んでいただけそうですよね。

プロジェクトのタイミングを見計らって、美味しいお寿司をにぎっていただきましょう!

忍者エンターテイメント

楽しいコトが大好きなオーストラリア人には、忍者のエンターテイメントもおすすめです。

忍者エンターテイメントは、本物の忍者の末裔によるアクロバティックなショーが楽しめます。

こちらは、大人数のパーティーやレセプション、プロジェクト成功の祝賀会など華やかな場に、ぴったりです。

会場のどこから忍者が出てくるのかわからない!といった演出や、忍者と侍のバトルなど、臨場感溢れる本格的なショーに大変盛り上がりを見せますよ。

おすすめ関連記事:【忍者を英語で説明】 NINJA体験お勧め5選

酒蔵体験

オーストラリア人の多くは、やはりワインやビールを好むそうです。

日本酒とワインは製造方法や地域性など、近いものがあり、日本酒を好むオーストラリア人も多くいらっしゃいます。

日本でしか体験できない日本酒体験といえば、やはり酒蔵見学ではないでしょうか?

赴きや風情ある老舗の酒蔵を実際に訪れて、美味しい日本酒ができる工程を学びながら、出来立てのお酒をいただく。

そんな特別な体験は忘れられない時間となってくれるでしょう。

また、団体のお客様に人気なのは、酒蔵を貸切にしたパーティーです。

祝賀会や成功会などおめでたい席にもぴったりの企画になりますよ。

おすすめ関連記事:外国人と日本酒の楽しみ方 | 簡単な英語で酒蔵体験

日本文化体験でのチームビルディングと研修

日本文化体験をキーワードにした、チームビルディングは多くの外国企業から注目を浴びています。

その理由には、日本文化の多くには深い哲学があり、その所作によって思想を学ぶという側面があるからです。

チームビルディングは、チーム全体で同じことを取り込むことによって、ビジネスシーンでよりチームの力が発揮できるような研修をすることです。

ここに日本文化をとりいれることで、他にはない特別な経験をご提供することができるのです。

華道、茶道、武道、寿司、太鼓など内容は多岐に渡るので、チームやビジネス内容に通じる日本文化からチームビルディングを企画することができます。

接待は難しいけれど、やはりチームワークを強くしたいと考える時にぴったりな企画ですよ。

おすすめ関連記事:日本文化|外国人向け研修・チームビルディングおすすめ6選:華道・茶道・空手・相撲・寿司・太鼓の紹介!

まとめ

オーストラリア人とのビジネスで一番大切なのは、笑顔とはっきりとした挨拶と言われています。

「平等」と「謙虚」がキーワードといってもいいほど、オーストラリア人の特徴的な国民性。

仕事の内容や能力だけで信頼関係を作り上げるという、とても気持ちがいい国民性のオーストラリア人とのビジネスでは、プロジェクトを円滑に回すための接待という状況があまりないかもしれません。

ですが、プロジェクトが成功した後に一緒に盛り上がれるような企画は、過ごした時間をより充実させてくれることでしょう。

アメリカ人接待のポイントとは?文化の違いを理解して成功する方法

2023年05月24日
Mayumi Folio
Mayumi Folio

「外国人」と一口で言っても、国の数だけマナーや習慣が違います。

それぞれの国の文化や習慣に合わせた接遇でのお出迎えは、より心がこもったおもてなしになりますよ。

今回は、日本でアメリカ人接待をするために、知っておくと役立つポイントを中心に、大成功のおもてなし企画についてご紹介します。

この記事を読んで、ぜひアメリカ人接待を成功させてみてくださいね。

アメリカ人の接待文化

こちらでは、アメリカ人にとって接待とは一体どう言った感覚なのか、ご紹介します。

アメリカにも接待はあるの?

アメリカにも、もちろん接待はあります。

しかし、日本やアジア圏の接待のような、お酒によって親睦を深め、信頼関係があるからビジネスが上手くいく。

という感覚ではありません。

もちろん食事をしながら、時間を過ごしてお互いの関係を深めていくことには繋がりますが、接待が強くビジネスに影響するのかというと疑問が残るでしょう。

しかし、失礼な態度や人間性に問題あり、と受け取られてしまえばビジネスにも影響することはありますし、接待をすることで円満に関係を繋げていくことはできるので、こう言った側面から接待は重要です。

アメリカ人の基本的な接待は、レストランでの食事やゴルフがメイン。

そしてスポーツや演劇などを共に鑑賞するような接待方法や、企業が主催するチャリティーパーティーや懇親会のようなパーティーがよく開かれます。

交流を深めていくという面では、こちらのほうが影響がある傾向に。

このように、アジアとは少し違った感覚での接待がアメリカ人にはあると言えるでしょう。

アメリカ人接待の会食について

アメリカや欧米では仕事以外の時間に、そこまで親しくない仕事関係の人とわざわざ食事をするという感覚が、あまりありません。

普段、夕食よりも、朝食やランチを一緒にするほうが喜ばれますが、来日している人に対しての接待の場合は、またニュアンスが違います。

来日しているアメリカ人への接待の場合、土地勘も文化も言葉も違うので、スマートなエスコートでの接待はとても喜ばれます。

おすすめの美味しい日本食レストランへの招待や、1人では入りにくいオーセンティック・バーの紹介、日本文化体験など、接待を兼ねた日本案内がおすすめ。

来日されたアメリカ人接待は、日本をより楽しんでいただけるような内容でスマートにおもてなししていきましょう!

おすすめ関連記事:外国人接待におすすめしたい東京のレストラン・居酒屋17選

【日本食文化の特徴】外国人に人気のある和食体験15選と会食時に使える13の英文

アメリカ人接待とお酒

アジア圏の人を接待する場合、お酒に関してはとても重要ですが、アメリカ人は逆にお酒をビジネスに挟まない人も多くいます。

「ビジネスはビジネス」としっかり割り切られているので、仕事とプライベートというのはあまり繋がりません。

しかし、来日されたお客様に「美味しい日本酒や、ジャパニーズウィスキーを紹介したい!」という、相手に対しての快い動機や目的も兼ね、一緒に過ごす時間を楽しめるような接待がおすすめです。

お酒に関しては、日本だからこそ体験できるような雰囲気を盛り込んでいけば、より心に残る有意意義な接待になるでしょう。

アメリカ人との会食接待で気をつけるポイント

では、アメリカ人と会食をする際には、どのようなポイントに気を配っていけばいいのでしょう?

アメリカ人接待会食レストランの選び方

訪日アメリカ人の多くにみられる傾向として、品のある落ち着いた雰囲気のある和食のレストランへのご案内がおすすめです。

アメリカでも日本食は大変人気。

なので、日本食を会食に選ぶことはやはりマストな選択でしょう。

しかし、必ずしも伝統的な和食専門店だけとは限りません。

例えば、時には変わった趣向のお店にご案内差し上げると印象に残りますよ。

特に何度も日本に来ているゲストであれば、なお喜ばれます。

話題のコンセプトレストランや、元米国大統領の接待にも使われた、どこか懐かしいどばた焼き屋など、東京には日本を感じるレストランや居酒屋が多くあるので、ゲストの好みと経験にあわせて選んでみましょう。

なので、アメリカ人に喜んでいただけるレストランとは、日本文化を感じる上質さ、あるいは「日本」を体験できる空間があるお店がおすすめです。

おすすめ関連記事:外国人接待におすすめしたい東京のレストラン・居酒屋17選

お土産について

アメリカ人接待ではアジア圏文化と違い、お土産という感覚があまりありません。

仕事関係の人、特に初対面の人に何かを贈る習慣はなく、職場の人でもクリスマスなどにちょっとしたプレゼントを贈ると言った程度です。

プレゼントはクリスマスや誕生日、記念日と言った日に送られることが主流なので、接待だから手土産を。

というマナーはありません。

なので、クリスマスシーズンが来たら、親しくなったアメリカ人に、クリスマスカードを贈ることはとても喜ばれますよ。

ですが、訪日され親しくなった人に帰り際「なにか思い出になるようなお土産を差し上げたい!」と考えるのならまた違った感覚です。

それは個人的に親しくなったから贈るということになり、喜んで受け取っていただけますよ。

心のこもったプレゼントはきっと喜んでくれるでしょう。

しかし、あまり高価なものを贈るのは賄賂のような気分になる人が多いので、控える方が無難です。

おすすめ参考記事:【大切な方へのクリスマスカード】海外における重要性と書き方のマナー 英語例文あり 

食事の禁忌、タブーについて知っておくことは重要

アメリカ人は多民族国家であり、宗教や文化によってタブーとされる食べ物がある人がいます。

なので、接待会食が決まったら、さりげなく食べられないものについて、お伺いを立てるのは大切です。

あるいは事前にお相手の宗教や文化を知っているのならあらかじめ段取っておくことはスマートですよね。

ここでは、宗教や習慣による食事のタブーがある人たちについて説明します。

ユダヤ教徒の食事でタブーなもの

食事規定は「カシュルート」、食べてもよいとされる生き物は「コーシェル」と呼ばれます。

コーシェル・ミールは、蹄(ひづめ)が2つに割れていて、食べ物を反芻しない動物は食べてはいけません。

なので、豚は食べられません。

ブイヨンやゼラチンなど豚の加工物も禁忌なので注意が必要です。

牛や鶏は食べられますが、血は禁忌なので生肉やレアステーキにも気をつけましょう。

鱗がない海洋生物は近畿なので、タコや貝、エビ、カニは食べられず、乳製品と肉類を同時に胃の中に入れてはいけないので、ハンバーグやシチューなども。

なので、ユダヤ教徒のアメリカ人との会食接待が決まったら、まず食べられないものを事前に伺いましょう。

もし、どうしても聞く機会がなければ、お店に事前に相談しながら、魚と野菜を中心にした料理でご案内すれば失礼になることがありませんよ。

参照:コーシャジャパン「コーシャとは?」(閲覧2023年5月23日)

イスラム教徒の食事でタブーなもの

イスラム教徒のアメリカ人を接待する時にも、食事には注意が必要です。

イスラム教徒の食事は「ハラール・ミール」といい、特別な屠殺方法で処置された動物の肉を中心としたものです。

豚はイスラム教で禁忌の食材なので、ゼラチンやブイヨンに至るまで注意が必要です。

また、お酒は基本的に禁止されているので、注意が必要。

最近では、日本でもハラールフード対応のレストランも増えてきたので、必ずイスラム教徒のアメリカ人の接待の際には、そう言ったお店で会食をしましょう。

参照:日本ハラール教会「ハラールとは?」https://jhalal.com/halal-cert/about-halal(閲覧2023年5月23日)

ヒンドゥー教徒の食事でタブーなもの

ヒンドゥー教徒は、インド系アメリカ人に多く、肉類全般を避ける方が多いようです。

人によって肉を食べる人もいますが、鶏肉、羊肉、ヤギ肉を食べます。

しかし牛は神聖な動物として崇められているため食べることはタブー。

豚は不浄な動物とされ、たべません。

ほかにも魚介類全般や卵、生もの、五葷(ごくん)という、ニンニク、ニラ、ラッキ ョウ、玉ねぎ、アサツキという香りのつよい野菜も禁忌になっています。

五葷(ごくん)を使用していないベジタリアンフードや、日本食の案内では焼き鳥や野菜の天ぷらや豆腐料理などがおすすめです。

ベジタリアンとヴィーガンの違い

ベジタリアンとヴィーガンは、宗教ではなく習慣や思想からの食事制限になります。

ベジタリアンは基本的に植物性食物だけを摂取する人たちの事。

人によって魚や卵、乳製品は食べるという人もいます。

ヴィーガンは、動物からの食物を一切摂取しない、使わないという人たち。

なのでヴィーガンの人の方が徹底して植物性である事を求めます。

ベジタリアンやヴィーガンのアメリカ人接待は、精進料理や豆腐料理など日本ならではのベジタリアン料理がおすすめです。

ベジタリアン対応レストランも増えてきたので、会食の際はそちらを押さえていきましょう。

参照:Vegewel「今さら聞けない「ヴィーガン」と「ベジタリアン」の違い!」(閲覧2023年5月23日)

アレルギーや健康問題

アレルギーで食べられないものがある人もいらっしゃいます。

そして、健康や持病から食べられないというものがある人もいますので、こちらも事前にさりげなくお伺いしましょう。

ご病気などはプライベートな話題なので、相手が話さない限り深く訪ねるのは世界共通でマナー違反です。

食べられないものがあるのなら、それ以上深く聞かず対応していきます。

アレルギーでも健康上の都合でも、相手が特定のものが食べられないという事であれば、会食するお店に事前に相談しましょう。

アメリカ人接待の企画で配慮すること

では、一体どんな企画がアメリカ人に喜んでもらえるのでしょう?

こちらでは、アメリカ人接待において特に気をつけるポイントを紹介します。

アメリカ人は無意味な事が嫌い?

アメリカ人の多くは、時間の無駄と感じることがとても嫌いです。

時間の無駄に感じるような接待はとても嫌がられます。

特に30代〜50代前半のアメリカ人成功者に多い、ウェルネス思考の人たちにとって、接待そのものに嫌悪感を感じる人もいます。

なので、会食接待よりも、有意義な時間になるような「体験」をご用意して、楽しんでもらうようなおもてなしが向いていると言えるでしょう。

そして時間を有効に企画するのも大切で、ダラダラとした時間になるような接待は避け、ランチタイムに日本文化体験を取り合わせる、と言ったように相手の時間をうまく使ったおもてなしが成功の秘訣です。

アメリカ人接待では、このように相手の時間を尊重することが重要になってきます。

アメリカ人に好評のスポーツ接待

アメリカ人の接待といえば、ゴルフが主流です。

最近では、ヨガやジム、ランニングといったようにスポーツをしながらお互いの親睦を深めていくタイプの接待をしている人たちも。

飲みにいくという感覚でジムに通う人が多いのもアメリカ人の特徴。

そのぐらいビジネスとスポーツが密接している国民とも言えるでしょう。

なので、日本で接待を企画したいけれど、相手がウェルネスなタイプの人なら、日本文化を体験できるスポーツ「武道」をキーワードにしておもてなしするのも楽しいですよね。

きっと有意義な時間を共に過ごすことができるでしょう。

接待を兼ねたガラパーティーや懇親会の企画

アメリカ人の親睦を深める方法として、パーティーもあります。

ガラパーティーやチャリティーパーティーは、エグゼクティブなアメリカ人の親睦を深めていく大きなチャンスや交流の場。

パーティーのメリットは、多くの人と自由に交流することができますし、幅広い人脈確保の場として積極的に参加できることです。

接待という場も大切ですが、アメリカ人にとってパーティーで親睦や面識を深めていくことはとても重要になります。

なので、おもてなしをする相手の人数が多いのなら、パーティーの企画もおすすめです。

おすすめ関連記事:ガラパーティとは? 日本で開くためには? 疑問、ドレスコードや企画アイデア、振舞いを徹底解説!

接待自体が禁止という場合もある

アメリカの企業や、公的な立場の人たちの一部では、接待そのものが禁止されている人たちもいます。

「接待だから」ということで突然、高級な料亭にお誘いしても、接待を受けることができないからといって帰ってしまうこともあります。

特に、公的な立場の人に当てはまることがあるので、そのような役職の人ならば、接待を企画する前に秘書などを通して確認をすることをおすすめします。

この場合、お土産なども賄賂に値するので贈ることはできませんので注意しましょう。

アメリカ人接待におすすめしたい日本文化体験6事例

こちらでは、アメリカ人接待におすすめの日本文化体験をご紹介します。

食事のタブーやお酒など、アメリカ人との接待は何かと不安が多いこともあります。

そんな時は、日本文化体験で接待してみるのはいかがでしょう?

日本でしか体験できない経験は、とても貴重ですので時間を大切にするアメリカ人にも喜んでもらえます。

特にアメリカ人におすすめの日本文化体験を7つ紹介しますね。

おすすめ関連記事:外国人に人気の日本文化体験!おすすめの体験型観光&VIP接待12選

禅体験接待

まず初めにご紹介したいのが、禅体験です。

アメリカ人、特に30代〜40代の間で「ウェルネス」を心掛けながら生活している人が多くいます。

「ウェルネス」とは、毎日をよりよく生きるための健康維持・増進に向けた生活態度全般のこと。

そのなかで「禅」は、彼らにとってとても魅力のある日本文化です。

禅に強く影響をうけたスティーブジョブズも、サンフランシスコにある曹洞宗のお寺に通っていました。

そこまで禅にくわしくなくても、禅を知っているという人は結構多いので、日本で本格的な禅体験をしたということはかなり思い出深い経験になるでしょう。

おすすめ関連記事:【外国人も魅了する禅とは?】 禅体験による瞑想とマインドフルネスの関係

武道接待

ゴルフを始め、スポーツでの接待はアメリカ人の間でとても主流になっています。

せっかく日本に滞在されるのなら、武道で接待はいかがでしょうか?

武道は日本の伝統的な格闘技でありながら、鍛錬を通して己を磨いていくという日本独自の思想があります。

武道体験では、空手、相撲、剣道、居合道、合気道、弓道といった日本の武道の中から選び、専門家の講師から実際に学びます。

経験者でも初心者でも対応できますし、年齢、男女問わず楽しんでいただけるのも特徴です。

ジムやヨガのように楽しめるので、スポーツ派のアメリカ人接待におすすめですよ。

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日本酒・ジャパニーズウィスキー接待

酔いに任せた交流ではなく、日本の美味しいお酒をぜひ味わっていただきたい!という思いから企画する日本酒接待はアメリカ人にとても喜んでいただけます。

日本酒ソムリエを用意して、利酒を楽しんでいただくような企画から、酒蔵を貸し切って見学から出来立ての日本酒をあじわっていただく。

など、日本酒での接待は多くのポテンシャルを秘めています。

そして、海外から人気をあつめるジャパニーズウィスキーで接待するのもおすすめです。

なかなか1人で素敵なちょっと隠れ家的なバーを発見するのは、外国の地でとても難しいことなので、日本特有の文化である、オーセンティックバーにご案内することも喜ばれます。

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日本酒体験で外国人をおもてなし! 人気の理由とお勧め日本酒5選とイベント事例6選

屋形船

東京でアメリカ人を接待するのなら、屋形船での接待もおすすめです。

隅田川を優雅に屋形船で渡りながら、日本食を楽しんでいただく接待方法。

芸者を呼ぶことでますます日本らしさを満喫できますよ。

屋形船接待は時間も限られているので、予定に組み込みやすく、ランチタイムやディナーなどと合わせて企画すれば、先方のタイトなスケジュールにも無理なく案内できます。

そして、江戸情緒漂う船の上でゆっくりとした時間を味わえるのは、忙しい人にとって束の間の安らぎになりますよ。

華道と茶道

華道は日本の武将たちも嗜んだ、武士の芸事の一つでした。

華道の言葉にある「適材適所」は、ビジネスに通じることも多く、チームビルディングにも向いています。

花をより美しく活かすべく、連続した決断力を必要とする華道。

集中しながら造形していくので、ビジネスへのヒントが思い浮かぶかもしれません。

華道体験の後に、茶道でおもてなしをすればとても情緒のある日本文化体験に。

ご自分が活けた花を床の間にかざり、お茶を茶室でいただく。

ゆっくりとした接待ができるのでとても有意義な時間をお届けできます。

おすすめ関連記事:外国人チームビルディング研修に華道がおすすめの理由

寿司

アメリカでも人気の日本食の代表はやはりお寿司。

そんなお寿司を実際に自分で握っていただく体験を、接待に組み込んでみるのもおもしろいですよね。

時間があまりない人や、大人数への接待におすすめです。

もちろん、自分たちで作った特別なお寿司を食べていただけるので、こちらもお食事時間にセッティングしやすい日本文化体験です。

また、エグゼクティブなアメリカ人接待には、プライベートな和室をご用意して、そこに寿司職人を呼び直接その場で握っていただくという企画も。

特別なお客様にゆっくり楽しんでいただきたい時にぴったりですよ。

また、お寿司にあう日本酒の利酒を掛け合わせれば、どちらも楽しんでいただける企画になりますよ。

まとめ

アメリカ人の接待で大切なのは「無駄を感じさせないスマートな企画」。

仕事とプライベートをしっかり分ける人たちだからこそ、個人的なお楽しみにはとことん楽しんでいただけます。

せっかく来日されたのなら、日本の素敵なことを楽しんでいただきたいですよね。

その気持ちを軸にしたおもてなし企画なら、きっとアメリカ人接待は上手くいくでしょう!

おすすめ関連記事:外国人とのビジネス接待を成功させるコツとは?

台湾人接待のポイントとは?文化やマナーを理解しよう

2023年05月16日
Mayumi Folio
Mayumi Folio

親日家が多いと言われている、お隣の国、台湾。

しかしながら、案外マナーや習慣、国民性など知らないことが多かったりもします。

本記事では、台湾人の接待に困らない、台湾人をおもてなしする際に知っておきたい情報をお届けします。

台湾人の大切なお客様を接待する時に、気をつけたいポイントやマナー、文化について。

そして台湾人によろこばれる日本文化体験6選の紹介です。

台湾人の接待が決まったら、読んでおくとためになる情報ばかりですので最後まで読んでみてくださいね。

台湾人の特徴とは?

もちろん、一概に全ての台湾人が同じ特徴がある、とも言い切れませんが、お国柄というものは誰にでもなんとなくあります。

なので、台湾人の特徴を知ることで、寄り添った接待ができる企画を考えていきましょう!

ここでは、台湾人の特徴についてご紹介します。

多民族国家である台湾

台湾の文化や習慣について基本的な知識を持つことが重要です。

台湾は中国の伝統文化と先住民族の文化が組み合わさっており、その多様性に敬意を払いましょう。

台湾人は1945年以前に台湾に来た本省人、1945年以降、台湾に来た外省人に分けられます。

なので、一口に台湾人と言っても、そのルーツはそれぞれ違います。

そのため日本人のように「読み取る」「察する」文化ではなく、「Yes」と「No」は、とてもはっきりしている国民とも言われています。

台湾人には曖昧な対応はかなり嫌がられるので、はっきりと意見を伝えましょう。

友好的ともいわれる台湾の国民性


台湾人は一般的に社交的で友好的な性格を持つ、と言われています。

コミュニケーションを円滑にするために、親しみやすい態度で話しかけ、興味を持って相手の話に耳を傾けましょう。

南国特有のおおらかさのある人が多く、男性より女性のほうがはっきりものをいう傾向にあると言われています。

そして、家族の絆をとても大切にする人が多いのも特徴です。

基本的に親日派の人が多く、日本人にとっても付き合いやすい人が多いのが特徴で、日本人と台湾人は仲良くなりやすい国民同士とも言えます。

しかし、よく言えばおおらかですが、時間などに関してはルーズな側面もあるので、約束の時刻は目安として受け取りましょう。

参照:外国人採用サポネット「【台湾人採用マニュアル】ポイントや注意点とは?台湾人の特徴と併せて解説」(閲覧2023年5月16日)

台湾で使用されている言語


台湾で使用されている言葉は中国語・標準北京語です。しかし、ほとんどの台湾人が親しい人と日常的に使っているのは、台湾語。

なので、もし台湾語が話せるのであれば、台湾語で話してみると親近感がぐっと湧きますよ。

英語は日本人と同じぐらいと考えれば問題がないと言われていますが、若い世代の間ではかなり流暢に英語を話す人もいます。

そして、親日家が多く、日本語を流暢に喋る人が比較的多いのも特徴です。

お隣なだけあって「学生時代に留学や勉強した」という人も。中にはかなりの親日家もいるので、好きな話題でもりあがることもできるでしょう。

反対にご年配の方たちは、日本軍の占領下で日本語を強制的に学んだという背景があるので、日本語での会話には注意が必要です。

このように、一般的には中国語の標準北京語、そして親しみを込めて台湾語、お互い英語が得意であれば英語と相手によって言語を変えて対応していきましょう!

台湾人接待のマナーについて詳しくなろう!

台湾人を接待する時に、台湾のマナーについて詳しいといいですよね。

ここでは、台湾人のマナーについてご紹介します。

台湾人の礼儀と習慣


台湾人は一般的に礼儀正しく、相手を尊重する姿勢を持っています。

挨拶に気を付け、丁寧な言葉遣いと敬意を示す態度が大切です。

台湾人は、お辞儀ではなく握手をします。初対面で必ずと言っていいほど、握手をするのできちんと対応しましょう。

名刺交換は日本と同様行います。日本とは違い、名刺をいただいたらしっかりと拝見し、コメントをそえたりしながら親睦を深めます。

そして、ビジネスツールとして、「LINE」を使っている人も多いので、ビジネス用のアカウントを用意しておけば連絡が取りやすいので名刺に記載しておきましょう。

おすすめ関連記事:海外の大切なお客様の接待・会食を成功させる3つのポイント

台湾人の時間の感覚

台湾人は、何度も打ち合わせを重ね、信頼関係を築き上げながらプロジェクトに取り組むといわれています。

なので、台湾人と仕事をするのなら、打ち合わせや会合の回数を相手が思うように合わせておくのも大切です。

相手への柔軟な対応が求められる場合も想定して、スケジュールを調整していきましょう。

また、勤勉な人が多いのも特徴で、長時間プロジェクトのために労働する人が多いということも、台湾人の特徴と言われています。

時間がかるけど仕事はきっちりと仕上げるという人が多いので、理由がある場合があります。

時間を柔軟に従えて対応していくことが求められます。

台湾人接待の場での食事


台湾の料理は多様で美味しいものが揃っていますが、宗教的な制約や食事制限を持つ人もいます。

事前に食事の要望や制約を確認し、適切なオプションを提供しましょう。

また、台湾人の食事のマナーは日本と少し違うので注意が必要です。

台湾では日本ほど多くのテーブルマナーがあるわけではありません。なので逆に、台湾人の自由な食事風景に驚かないようにしましょう。

といいながらも、食事のマナーはあり、特に重要とされるものには、目上の人が席について、食事を取り始めたら食べ始めるというマナーがあります。

台湾では、もてなされたら食べきれないほどの料理が出てくるのが基本です。

日本での接待にはなかなか当てはまらないかもしれませんが、手厚くもてなすという意味での振る舞いなので、日本での接待では同等の対応をしていきましょう。

おすすめ関連記事:外国人接待におすすめしたい東京のレストラン・居酒屋17選

参照:「台湾人との会食で気をつけたいこと&食事マナー」(閲覧2023年5月16日)
台湾での宴席、いまどきのマナーや対応方法」(閲覧2023年5月16日)

台湾のお酒のマナー


お酒が接待で重要な存在なのは、他のアジア諸国と同じです。

しかし、中国人や韓国人ほど厳密なマナーがあるわけでもなく、とてもおおらかと言われています。

乾杯は他のアジアの国同様、飲み干すのがマナー。最初の一杯目は特に重要とされていますが、2杯目以降は、勢いよく乾杯しても一口だけ飲めばいいという雰囲気です。

お酒は自分で注ぐ、という習慣ですので、自分のグラスが空になったら自分で注ぎます。

自分で注がなければ、相手に注がれてしまうので普段とは別に注意が必要になります。

また、初めに「お酒が飲めない」「弱い」「車なので飲めない」「今日は体調が悪い」という理由をはっきり告げれば、それでわだかまりが残るような雰囲気にはなりません。

乾杯は、グラスの高さが重要になります。目上の人を一番上にして、身分の順に下がります。

しかし、台湾人との接待の中、一番気をつけるべきお酒のルールは、「泥酔しない」こと。

台湾では泥酔するのは品のない行動とされ、一番のマナー違反になります。

なので、台湾人のお酒は、お酒の量を自分で調節しながら節度ある飲み方をする、ということがマナーです。

参照:「台湾での飲酒の習慣は日本と違う!?台湾人の飲酒率は?」(閲覧2023年5月16日)
台湾での宴会・酒席の振舞い方に関する5つの重要なマナー」(閲覧2023年5月16日)

台湾人へのお土産


台湾人も日本人同様、お土産についてはとても大切にしています。

そしてビジネスシーンでは、初対面の際に先方がお土産を用意している場合が多くあります。

そんな時にもサッと対応できれば好感度も上がりますよ。

そして台湾では、その場で贈り合うことに深い意味がないので、後日遅れてからのお返しを贈ることも大丈夫です。

信頼関係を築き上げることが大切な国民なので、お土産はしっかり選びましょう。

ですが、台湾人の間では「贈り物のタブー」があるので注意が必要です。

以下、特に注意が必要なアイテムを上げています。

ハンカチ・タオル

これは中国人と同様、「別れを連想するもの」なので贈るのは避けましょう。

可愛いハンドタオルや素敵な和風のハンカチはついつい贈ってしまいそうですが、台湾人には避けたほうが無難です。

ろうそく

ろうそくは亡くなった人へのお供物としての贈り物。なので、お土産にはふさわしくありません。

たとえ、いい香りのアロマキャンドルだったとしても、人によってはかなり不快な気分になるので気をつけましょう。

刃物やナイフ

「別れ」を意味するので、お土産としてふさわしくありません。

日本の伝統工芸品だとしても、刃物関係は避けたほうが無難です。

中国人と同じく、傘は「サン」と発音し、中国語の別れると同じ音になります。
なので、日本製の高級日傘など素敵なものがおおいですが、傘を贈ることも避けるアイテムです。

時計

時計は死を司るもの、として大変縁起が悪いとされています。

企業イメージのアイテムなどでよく制作される時計ですが、こちらも贈ることは気をつけたほうがいいアイテムになります。

おすすめ関連記事:中国人接待で大切なポイントと失敗しないマナーについて

参照:BECOS「台湾人が喜ぶプレゼント特集!|注意すべきタブーと日本のお土産・プレゼント12選をチェック!」閲覧:2023年5月15日)

台湾人接待におすすめの日本文化体験6選

親日家が多い台湾人接待の場には、日本文化体験がおすすめです。

特に印象的な企画としてとても喜んでいただける企画になりますよ。

こちらでは台湾人接待におすすめの日本文化体験企画6選を紹介します。是非参考にしてみてくださいね。

おすすめ関連記事:外国人に人気の日本文化体験!おすすめの体験型観光&VIP接待12選

台湾人接待に人気の芸者体験

台湾人接待にもやはり芸者はおすすめです。

礼儀やマナーをとても重んじる台湾人には、接待のプロである芸者がぴったり。

なぜなら、彼女たちは小さな心遣いのプロフェッショナルなので、すばらしい接遇でお客様に対応してくれます。

また、台湾でも芸者は人気があり、近年では特に女性からも憧れの存在として評価が上がっているのです。

そして、芸者は日本文化のエキスパート。

会食接待の場に、芸者をご用意することで、日本舞踊も堪能していただけますし、素敵な会食時間をお届けできます。

このように、芸者で接遇の対応をしたおもてなしをご用意できますよ。

おすすめ関連記事:【大切な人向けの特別な誕生日】パーティーを企画する方法とは?芸者でサプライズ!ー外国人富裕層VIP向け

忍者で台湾人を楽しませる

台湾人は陽気な人が多いと言われています。

もちろん個人差はありますが、全体的に南国のおおらかさがある人が多いです。

忍者でのおもてなしは、そんな台湾人を大喜びさせてくれる日本文化体験。

大きな祝賀会での忍者×エンターテイメントは場の雰囲気が華やかに盛り上がるのでおすすめです。

そして、個人的な会食の場に突然忍者があらわれる!といったような、サプライズな演出も喜ばれますよ。

オーダーメイドの日本文化体験で、忍者のワークショップをしていただくことができるので、サプライズ忍者から手裏剣の投げ方をレクチャーしてもらうのも思い出に残る体験に。

せっかくなのでしっかり日本を楽しんでいただきましょう!

おすすめ関連記事:【忍者を英語で説明】 NINJA体験お勧め5選

日本の茶道を体験してもらう

台湾にも茶道があります。

台湾の茶道は、戦時中日本から輸入された文化とされていますが、中国の茶道と台湾の茶道、そして日本の茶道が混じり合った独自の茶道文化があります。

台湾人もお茶をゆっくり入れながら、時間を過ごすという文化が根付いているので、日本の茶道も身近な存在なんです。

日本の茶道とは全く違うスタイルの茶道なので、日本の茶道を体験していただくのはとても喜ばれますよ。

また、小豆のお菓子の種類が多い国なので、日本の和菓子にも興味を持っている人が多いのが特徴です。

お茶とお菓子、日本と共通な文化で、より親睦を深めてみてくださいね。

おすすめ関連記事:【海外駐在員が実践】茶道と着物でおもてなし

参照:「一人でも、誰かとでも。台湾茶から見えたお茶の良さ」(閲覧:2023年5月17日)

歌舞伎体験で特別な時間を

歌舞伎には日本文化特有の「派手さ」があります。

なので、おめでたい席にもぴったりですし、中国圏の文化にあるようなアジアの華やかさをみることができます。

といっても、日本らしさが万歳なので、日本らしい文化体験になりますし、特別な台湾人のお客様の接待でしたら、個室で歌舞伎鑑賞をしながらのお食事という接待に人気があります。

なにより、歌舞伎をじっくり間近でみられることはあまりありませんし、歌舞伎役者とのコミュニケーションも楽しいですよね。

このように、歌舞伎は台湾人におすすめの日本文化体験といえるでしょう。

おすすめ関連記事:訪日インバウンドにおすすめ!人気の伝統芸能エンターテインメントとは?

お相撲さんと一緒に!楽しい相撲体験

次に台湾人の接待におすすめしたい日本文化体験は、相撲体験です。

相撲体験とは、元力士によるレクチャーを始め、真剣勝負の見学、実際に力士との手合わせや、ちゃんこ鍋など、相撲にまつわることが実際体験できる企画。

みんなでワイワイと楽しむのが好きな人が多いので、相撲体験はとてもおすすめなんです。

台湾にも鍋文化があるので、日本の特別な力士料理であるちゃんこ鍋は話題にもなりますよ。

ちょっと大人数の接待企画にもうってつけなので、相撲企画は幅広いポテンシャルを秘めています。

おすすめ関連記事:【富豪層 外国人向け】オーダーメイドの相撲体験!国技でVIPおもてなし接待方法

酒蔵ツアーで日本酒の歴史を堪能してもらおう!

日本酒は台湾でも人気のあるお酒。

特に酒蔵体験は、実際に日本の酒蔵に足を運んで、日本酒ができる過程をみることができます。

オーダーメイドの酒蔵体験なら、酒蔵の中でパーティーの企画をすることもできますし、マグロの解体から寿司職人による寿司パフォーマンスと組み合わせることも人気なんですよ。

大人数のお客様でも対応できるので、かなり盛り上がりを見せる企画になります。

何度も日本にこられているような台湾人のお客様、特に大人数ならば、いつもとはちょっと違った接待企画を考えてみたいものです。

そんな時は、酒蔵をキーワードにした接待もおすすめですよ。

おすすめ関連記事:外国人と日本酒の楽しみ方 | 簡単な英語で酒蔵体験

まとめ

お隣の国、台湾は親日家も多く日本に対して好意的な印象を抱いている人が多いのも特徴です。

中国とにている文化はもちろん多くありますが、多民族国家でもあり、その両者がうまく混じり合った国でもあります。

台湾人のおおらかな感性に柔軟に対応していくことで、より親密な関係を築き上げることができるでしょう。

大切な台湾人のお客様をおもてなしする時、日本文化で心に残る印象的な接待をしてみませんか?

モテナス日本では、台湾人接待に向けオーダーメイドの企画をご用意させていただいております。

台湾人の接待企画にお悩みの際には、気軽にご連絡くださいね。

韓国人の接待で失敗しない韓流ビジネスマナーと人気の接待方法

2023年05月09日
Mayumi Folio
Mayumi Folio

お隣韓国の大切なビジネスパートナーの来日には、せっかくなので喜んでいただけるのような接待を企画したいものですよね。

日本のお隣の国、韓国は近いからこそ、気になるマナーや習慣の違いがあり、ビジネスにおいても知っておくことはとても大切なポイントになります。

今回は、韓国人とのビジネスの際、気になるマナーについて知っておきたい基礎知識を紹介します。

韓国人接待をする時に、ぴったりな方法についても案内しますので、韓国人接待が決まった人に耳寄りな情報ですよ。

ぜひ本記事を参考にして、大成功の韓国人接待を企画してみてくださいね。

韓国のビジネスマナーについて

韓国では儒教の教えが浸透しているため、目上の方や年齢が上の方を敬い、家族や血縁をとても大切にします。

なので、ビジネスマナーの中にその影響があり、知っておくことは大切です。

こちらでは、韓国のビジネスマナーの中で、最も重要視されるマナーを中心に紹介します。

挨拶・握手

韓国の挨拶は、主にお辞儀と握手です。

年配の方はお辞儀が主流ですが、最近では握手が一般的な挨拶のマナーとして定着しているようです。

儒教国家である韓国では、初対面で年齢を尋ねられることがあります。

これは、年上の場合言葉遣いや態度を変えなければならないという背景があるからです。

なので、突然聞かれても気にしないで正確に答えましょう。

そして、握手をするのが韓国の挨拶の方法です。この時、目上の人から先に手を差し出します。

女性や目上の人に対して、先に手を差し出すことは控えます。女性は、目上の人以外には先に差し出すのが習慣となります。

握手は右手で行い、格上や年上の人と握手をする時は、左手を右手の肘より少し上に添えるか、胸の辺りに左手を添えます。

胸のあたりに左手を添えるのは、格上や年上の人へのお辞儀の際もマナーになるので覚えておくと上品ですよね。

握り方はアメリカ人のような硬く強い握り方ではなく、優しく握るのがマナーとなっているので、混同しないようにしましょう。

参照:韓国なんでも情報サイト「習慣とマナー」( 閲覧日2023年5月10日)

名刺交換

韓国のビジネスシーンでも、日本同様名刺交換はとても重要になります。

なので、韓国人とのレセプションや親睦会があるのなら、必ず多めに名刺を準備しておくことをお勧めします。

名刺交換をしたら、あとから名前を間違えるといったような失礼の無いように、かならず役職と名前の読み方を確認して覚えておきましょう。

韓国人の名前は、漢字表記でも日本人にとって難しい読み方や発音が多くあるので注意が必要です。

交換のタイミングでお伺いすれば、シンプルで失礼がありません。

また、メールは主流な連絡方法ですが、日本で主流のSNS「LINE」のような、韓国のSNS「kakaotalk」が主流ツールになっています。

日本における「LINE」のようにビジネスでも使用されているので、アカウントを作って名刺に記載しておくと相手に親切ですよ。

kakaotalk:https://www.kakaotalk.jp

上下関係

韓国では、上下関係がとても厳しいので、必ず役職を確認するのが習慣になっています。

韓国人とのビジネスでとても重要なポイントなので、役職の上下は必ず間違えないようにしましょう。

そして、相手を呼ぶ際には、かならず「任(ニム)」を付けます。

「任(ニム)」は日本の「様(さま)」になるので大切ですよね。なので、相手を呼ぶ際に【肩書き+任】または【名字+肩書き+任】と呼びましょう。

名刺交換の時に役職を確認すればスムーズですよ。

接待文化

韓国では、企画内容や提案が他のものより優れていたとしても、現行の方が親しい関係だからという理由で断られることが多いと言われています。

韓国人とのビジネスにおいて信頼関係がとても重要で、それを築き上げるための接待会食や接待宴会が頻繁に行われます。

なので、接待文化は日本よりも重要なので、失礼のない接待企画が必要になります。

失礼のない態度とは、接待の内容から目上の人に対してのマナーや態度が特に重要視されるようです。

韓国人接待で気をつけるべきポイント

こちらでは、韓国人の接待シーンのビジネスマナーについて紹介します。

では実際に、韓国人を接待する時に気をつけるポイントには、一体どんな部分があるのでしょう?

食事のマナー


韓国は日本のお隣の国ですが、食事のマナーに関しては、お互いにびっくりすることが多いシーンがよくあります。

例えば、韓国で座敷席のような床席で食べる時は、女性は立膝をたて、男性はあぐらを描くことが礼儀とされています。

女性の立膝は、現在ではスカートの場合が多く流石に見かけることはありませんが、男性のあぐらは自然な食事の姿勢とされています。

また、日本のマナーと真逆なものの代表例は、お茶碗や小皿などを手に持って食べること。
日本人としては必ず手にもって食べることがマナーとされているので、お互い不思議な気分になりますよね。

また、目上の人が食べ始めたら、自分も食べることができますし、目上の人が食べ終えたら、決して途中でも食事は中止しましょう。残すことはマナー違反にはなりません。

お酒のマナー


上下関係の厳しい韓国では、お酒や煙草についてのルールも上下の関係によって変わってきます。

例えば、年長者とお酒を飲む際には、格下や年下のものは、お酒を飲む姿を見られないように、横を向き、左手で口元を隠して飲みます。

目上の人にお酒を注ぐ時は、左手を瓶のそこや右手の肘あたりに添えるか、胸元に添えましょう。また、目上の人からお酒を注がれる時はコップを右手で持ち、左手を添えます。

最近では感覚的に薄らいできましたが、日本とは違い、女性がむやみに男性にお酌することは良しとされていません。

乾杯の際は、格上や年上の人から順に、グラスの高さが違います。格下の人は重なるグラスが最も下の位置で乾杯をしましょう。ちなみに韓国語の乾杯は「乾杯(コンペ)」。

このように、お酒の席では儒教の教えが強く残っているので、韓国式にマナーを合わせて挑みましょう。

お勧め参考記事:日本のマナーは海外からどう見える?外国人に伝えたい日本の礼儀作法・習慣について

参照:KONEST韓国が始まる、韓国が広がる。「韓国の飲酒文化」閲覧日2023年5月10日)

レストランの選び方


韓国人を日本で接待する時に、会食が多いのではないでしょうか?

韓国人に人気の和食といえば、高級とんかつ料理や串焼きに焼き鳥といった、お肉料理がやはり人気なんだとか。

そして、日本の肉料理が楽しめるとして、案外すき焼きも人気があります。食べ方や味付けも全く違うので、話題になりますよね。

そして高級すき焼き料理店は、座敷などの個室のお店も多いのでおすすめです。

懐石料理のように少量が少しづつ出てくるよりも、たくさんの料理が出てくるほうが豪華なイメージがあるそうです。

なので、居酒屋は韓国人観光客のお気に入りスポットとして、人気があり、接待会食や飲み会の会場としてセッティングするのもいいですよ。

高級居酒屋なら、個室もありますし料理もお酒も豊富なので、会食接待にもおすすめです。

ちなみに、中国人と同様に割り勘は御法度なので注意しましょう。

お勧め関連記事:外国人接待におすすめしたい東京のレストラン・居酒屋17選 

参照:ソウルメイト韓国語学校 「韓国で人気の日本食トップ5を紹介」(閲覧日2023年5月10日)

韓国人接待におすすめの方法とは?

韓国人を接待する時に、おすすめの方法について紹介します。

具体的な接待方法から、訪日韓国人の接待にふさわしい日本文化体験での接待方法のアイデアを案内します。

会食接待

韓国人とビジネスをする上で、一緒に食事をすることはとても重要とされています。

接待会食は、親睦を深める目的として日本と同じように頻繁におこなわれています。

企画の斬新さよりも、信頼の方が重視されることが多い韓国企業。より親密な関係を築くためにも接待会食はしっかり企画しましょう。

よって会食接待は、韓国人とのビジネスを円滑に進めていくためには、多くの関係者と盛んに会食や宴会での接待を企画していく必要があります。

その際には、接待のマナーはとても重視されるので、日本人だからという理由だけで曖昧にすることはなく、目上の人に敬意を払う行動で振る舞うことはとても重要になります。

また、韓国人接待の場では、ゲストからの希望が出ることもあるので、柔軟に対応していきましょう。

参照:コリアワールドタイムズ 「中国朝鮮族経営者が語る韓国人と日本人の金銭・信用・接待の認識違い」閲覧2023年5月10日)

お土産

韓国は日本同様、お土産文化が根強くあります。

お近づきの印として、手土産の習慣もありますし、より親睦を深める目的のギフトもあります。

韓国は家族を大切にする国民でもあるので、相手のご家族にもプレゼントを贈ることはとても喜ばれます。

グループや社内へのお土産を渡す場合は、必ず上司と部下で品物を変えます。

クッキーなどを、たくさんお渡しして分けていただく時にも、上司の方への贈り物は少し格上のものをお渡しします。

このように、上下関係や家族関係を大切にした贈り物で、より好印象を抱いていただける傾向にあります。

韓国人接待での日本文化体験

特にご年配の方に多いのですが、第二次世界大戦の影響により、現在でも韓国では反日感情を抱く人々が多く存在するのも現実です。

一方、1998年に「日本の大衆文化解禁の方針」が発表されて以来、若い世代を中心に日本のポップカルチャーを中心に楽しまれている傾向があります。

なので、他の外国人への接待と同じ感覚を持って日本伝統文化を全面に押し出した接待は、あまり喜ばれる傾向にはありません。

ですが、来日韓国人の接待であれば日本文化体験は喜ばれる傾向にあります。

日韓での共通の文化もありますし、比較的新しい日本文化体験もあるので、先方の様子を確認しながら企画していきましょう。

以下、韓国人の接待におすすめの日本文化体験について5選、ご紹介します。

参照:訪日ラボ 「訪日韓国人観光客の特徴」(閲覧2023年5月10日)

Newsweek 「反日と日本好きの二極化が進む韓国」(閲覧2023年5月10日)

ウィキペディア 「韓国での日本大衆文化の流入制限」(閲覧2023年5月10日)

書道パフォーマンス

韓国にも存在する書道での日本文化体験は、アジア圏全体の文化としてのおもてなしができます。

韓国にももちろん書はあり、漢字もあります。

なので書道をキーワードにすればお互いの文化を尊重できますし親しみやすく、祝賀会や懇親会の場で書道パフォーマンスを企画するのはおすすめです。

お互いの今後のビジネスへの展望や願いを込めた文字を、金屏風や大きな和紙に書道家が力一杯に書いていただくことで、より親近感がわきますよね。

日本文化でありながら、アジアの大切な文字の文化。共にじっくり味わっていけばお互いの距離感が縮まっていくようなおもてなしになりますよ。

お勧め関連記事:書道で日本文化体験!外国人に人気の漢字パフォーマンスは? 

空手

テコンドーは朝鮮半島の古武術や中国武術、そして日本の松濤館流空手を起源とする韓国の国技です。

なので空手は、韓国のテコンドーにもとてもよく似ているため、お互いの文化を共有する感覚でたのしむことができます。

武道の接待は、ゴルフ接待のように体を共に動かしながら親睦を深める側面があります。

せっかくなので日本文化と韓国文化をお互いに共有し、親睦を深めたい!と考える時の接待に一つのアイデアとしておすすめですよ。

お勧め関連記事:【空手が外国人に人気の理由】日本精神を学ぶチームビルディング事例

参照:オリンピック公式サイト 「テコンドー競技の起源|韓国発祥の武術」(参照2023年5月10日)

ジャパニーズウィスキー


ジャパニーズウィスキーが世界で人気を博してきたのは、ここ20年と言われています。

ウィスキーは元々、欧米の酒文化だったので日本古来の文化ではありません。

なので、ご年配の韓国人にも喜ばれる日本文化体験とも言えるでしょう。

ゆっくりと落ち着いた雰囲気のオーセンティックバーを貸切にして、極上のジャパニーズウィスキーを堪能していただく。

そんな、「新しい」日本文化でのおもてなしは、韓国人のご年配の方へおすすめですよ。

お勧め関連記事:日本らしい外国人接待 海外で大人気ジャパニーズウィスキー体験とお酒文化の違い

温泉 

韓国にも銭湯や温泉といった文化があるので、韓国人にも親しみやすい日本文化体験としておすすめです。

温泉に入って、ゆっくりと親睦を深めるのも、お風呂文化がにている日本と韓国だからこそ、自然にできる接待方法。

特に日本の温泉旅館のおもてなしは、韓国の人にも好評で人気があります。

ですが、銭湯や温泉でのマナーが随所違うので、事前に説明できるといいですよね。

参照:韓国の銭湯を120%楽しむためのすべて 筆者Yujin Kim(閲覧日2023年5月10日)

中日新聞 もっとしりたい韓国の魅力 筆者 朴美姫(閲覧日2023年5月10日)

観光案内接待

ビジネスで来日された人の接待として、やはりお勧めなのが観光案内接待です。

東京の名所を一緒に回ることでお互いの親密さも増しますし、東京という場を楽しんでもらえるのが魅力のポイントです。

韓国と日本のにているポイントや違うポイントを一緒に体験できるので、親睦を深めるのにとても最適な接待方法ともいえるでしょう。

お勧め関連記事:外国人接待にぴったりな東京観光!エリア別おすすめスポットを紹介 

まとめ

韓国は日本の隣国であり、共通した文化が多い国ですが、やはり文化や習慣に違いがあります。

韓国人との接待において、大切に気配りするポイントは、やはり上下関係の大切さと、信頼関係を築くこと。

接待のマナーは特に重要なので、事前にしっかりとチェックしておくことをお勧めします。

素敵な接待を企画して、お互いに大切な文化や習慣を尊重しながら、よきパートナーへと発展させていきましょう!

中国人接待で大切なポイントと失敗しないマナーについて

2023年05月02日
Mayumi Folio
Mayumi Folio

面子を重んじる中国人とのビジネスにおいて「あなたは特別です」という印象がとても重要になります。

特に中国人の接待は失礼のないビジネスマナーでの対応はもちろん、より格別な接遇での接待が成功へと導くポイント。

本記事では、日本で行う際のビジネス接待マナーと、中国人の接待におすすめしたい特別感のある日本文化体験での接待事例を紹介します。

中国人との接待で気をつけるべきポイントや、中国人接待のビジネスマナーもあわせて案内しますので、中国人の接待が決まったら読んでおいて損はない内容になっていますよ。

ぜひこの記事を読んで、中国人とのビジネス接待を成功させるヒントを掴んでみてくださいね。

中国人接待で気をつけたいポイント

中国人をビジネス接待をする時に、気をつけるべきポイントについて紹介します。

中国人のお客様の「面子」を立てること

中国人とビジネスをする上で最も重要といわれているのは「相手の面子を立てること」。

どんな状態でも、面子を立てることを徹底しましょう。

日本人の大切な習慣である「空気を読む」と同じような感覚で、中国人の習慣に「面子を立てる」があります。

日本語の「面子」はプライドといったような感覚ですが、中国においては、もっと奥の深いもの。

自己価値とは面子の核であり、面子は本質的に他人の心の中で持つ自己の価値や、地位に対する関心の高さから生まれるものと考えられています。

なので、面子を潰されるというのは、ただプライドに傷をつけるというだけではなく、自分の存在価値そのものを潰されるというくらい、重要な価値観なのです。

中国人は謝らないとか、中国人はお金が好きだ、と言われる背景にもこの面子が存在します。

お金があれば面子をより立てることができますし、人が集まります。そして謝るというのは面子が損なわれてしまうと考えるからなのです。

なので、謝罪やお断りするときも、必ず相手の面子が立つように考慮しなければなりません。

客人としておもてなしをし、接待を企画するのなら、必ず相手の面子を敬うような対応をします。

このように中国人接待とは、面子を軸に接待を考えていくことが重要になるのです。

面子が大切なので、酔い潰れた先方の上司を介抱するのはもってのほかです。

もしもそんなシーンになってしまったら、必ず相手の企業の部下の人にこっそり頼みましょう。

参照:SIJIHIVE LOCAKIZATION「中国人の「面子」は日本人の「空気」?!」https://www.thesijihive.com/post/understanding-the-concept-of-face-in-china(閲覧2023年5月2日)

百度百科(中国版Wikipedia)「面子」https://baike.baidu.com/item/%E9%9D%A2%E5%AD%90/14579?fr=aladdin(閲覧2023年5月2日)

食べることについての中国人の価値観


民以食为天(ミンイーシーウェイティエン)”ということわざがあり、「人にとって食べることは最も大切だ」という意味があり、漢書には「王以民為天、民以食為天」(王は民を以って天と為し、民は食を以って天と為す)」という言葉があります。

中国では、共に食卓を囲むことで親睦を深めることがもっとも重要とされており、家族でも友達でもビジネスでも会食はとても重要です。

中国ではお皿に少し残すことがマナーとされる。と言われ、接待の際には多めに頼んで残すという習慣がありました。

習近平国家主席の食べ残し禁止令によって、少しずつ変化してきた現在の中国接待事情で、変化が中国国内でも変化が訪れています。

なので、一概にかならず残すとも言えませんが、その背景には「食べきれないほど贅沢に客人をもてなす」という意味が含まれているからです。

中国人にとって、食はかなり重要な文化です。

日本で中国人をおもてなしする時に、中国は食べ残すほどたくさん注文すると聞いたからといって、と多めに注文する必要はなく、それよりも「特別なんだ」と感じていただく方が重要とされます。

参照:「第2回 中国人の“食”に対するこだわりとは=段文凝」毎日新聞 2017/9/13  https://mainichi.jp/articles/20170908/org/00m/070/002000d (閲覧2023年5月2日)

国土交通省 中国について https://www.mlit.go.jp/common/000116954.pd(閲覧2023年5月2日)

中国人が喜ぶお店の選び方

お店を選ぶ時や接待内容を考える時には、場所や内容にも特別感がある場を用意することがおすすめです。

中国人は基本的に接待を受ける際、接待をしてくれる相手が自分をどのように評価しているのか、という判断基準にする傾向があります。

お店の格、個室なのか、料理の質、値段、注文された料理の内容や準備されたお酒など、接待内容のすべてに自分の価値を見出そうとします。

日本では、高額な接待をすること自体がモラルハザードとされていますが、相手が中国人で超重要な商談相手や人物であれば、接待予算との兼ね合いをみつつも、なるべく有名店での会食を用意しましょう。

静かなお店よりも、賑やかで人気のあるお店を好む傾向にあります。とにかくキラキラしていてゴージャスな感じがあるお店がおすすめ。

そして、お店が有名であるかどうかも気にする人が多くいます。

ちょっと隠れ家的なお店や食通だけが知っている穴場のレストランといった、知る人ぞ知るという感じで、認知度があまり高くないお店への案内は、よほど親しくなってからにしておきましょう。

多くの割合で「有名店で接待された」というステータスに好印象を受ける人が多いので、中国人接待にはなるべく有名店での接待をおすすめします。

お勧め関連記事:外国人接待におすすめしたい東京のレストラン・居酒屋17選

支払いについて

そして支払いは必ず割り勘ではなく、招待した方が会計を済ませます。

食事の際の支払い方法で、人間関係が続くかどうかが決まると言われるほど、ケチ臭いという雰囲気がとにかく嫌悪され、大きく振る舞う気前の良さが好かれるのです。

そして交互のやり取りによって、お互いの中が深くなるという考えがあるので、ご馳走になったり接待を受ければ、必ず同等のお返しをします。

中国からの客人に対しては、「人を招くのなら、例えその時自分の手元が寂しくても、ケチってはいけない」と言われ、ケチはとにかく嫌悪されます。

ビジネスの上でもケチは信頼できる相手ではない、と判断されることが多いので気をつけましょう。

中国人接待は「とにかく贅沢ならいい」というわけではなく「自分のために無理をしてくれたんだな」「そこまで大切に思っているんだな」と思ってもらえることが重要なポイントです。

参照:中国の宴席で「酒を飲む」より重要なこと https://xtech.nikkei.com/dm/article/COLUMN/20111215/202643/(閲覧日2023年5月2日)

中国人接待で重要なお酒

中国人の接待でお酒はとても重要な役割を担います。

中国人は乾杯をしたら必ず飲み干すと言われていますが、最近のベンチャー企業の30代〜40代の社長や重役でしたら、従来ほどそこまで重要視している雰囲気はありません。

ですが、伝統のある会社や中国の習慣や文化を重んじる社長や重役の間では、今もその習慣が残っている場合があるので、状況をみながら判断していきましょう。

乾杯はとにかく相手と腹を割って、楽しくお互いを知り合うための行為。

陽気に乾杯を何度も進める中国人もやはりいらっしゃいます。

お酒が飲めないのであれば、一口でもいいのでグラスを飲む方が雰囲気を壊しませんが、どうしても難しいようなら先に健康上の理由があってどうしても飲めない。と伝えます。

乾杯する時のグラスの高さも、身分によって変わります。手の高さも相手より少し下にしながら乾杯をするのが礼儀とされ、部下は上司達よりしたから乾杯に参加します。

そしてお酒がかなり入るので、帰りのタクシーの用意も必ず手配しておきましょう。

中国人接待のビジネスマナー

接待会食の席には、商談の場に登場しないような重役の上司が出席することもあり、本当の商談は会食接待で起こると言われています。

なので、商談で一度決定したことも接待の後に変更される場合もよくあるのです。

ここでは中国人接待のためのビジネスマナーについて紹介します。

時間厳守

中国のビジネス接待では時間に対するマナーが非常に重要です。

早すぎても遅すぎても失礼に値するので、かならず約束の時間は守りましょう。

接待をする側でしたら、絶対に遅刻はしないように。印象がかなり悪いです。

中国では、ビジネス接待にかかる時間が予想以上にかかることがよくあります。

特に、ビジネスパートナーとの初めての会合や重要な契約の交渉では、時間に余裕を持って会合に臨むことが大切。

余裕を持ったスケジュールを組むことで、思わぬトラブルにも対応できます。

そして、時間の合図を読むというのも大切なビジネススキル。

例えばホストが席に着く、あるいはテーブルに乾杯するなどの合図です。先方が時間の合図を出すまで、会合を開始しないことが一般的です。

このような合図を待つことで、相手との信頼関係を築くことができます。

座席について


中国のビジネス接待では、座席の配置にもマナーがあります。

中国の文化では、ホストとゲストの座席の位置が非常に重要です。

ホストは、ゲストよりも優れた位置に座る必要があります。通常、ホストはテーブルの中央に座り、ゲストはホストの周りに座ります。

中国の伝統的な座席の配置には、日本と同じく上座と下座という概念があります。

上座は最も重要な座席であり、一般的に北側に位置します。下座は南側に位置し、上座よりも低い位置にあります。

年長者や地位の高い人の座席: 年長者や地位の高い人は、一般的に上座に座ることができます。彼らがいない場合は、ホストが上座に座ります。

ビジネス接待では、ビジネスの関係性に基づいて座席を配置することが重要です。

重要なクライアントやパートナーは、ホストに近い位置に座り、相手方の社長や上級幹部は、自社の社長や上級幹部と同じ席に座ることが望ましいです。

参照:沪江沪江网hujiang 「接待礼仪」https://www.hujiang.com/zhichang_s/jiedailiyi/(閲覧日2023年5月2日)

お酒について

中国人接待において、お酒は重要な価値があります。

お酒を飲みながらコミュニケーションを深め、信頼関係を築くという文化があるからです。

お酒を注ぐ際には、相手のグラスが空になる前に注ぐようにしましょう。また、グラスが空になった際には、相手が注文する前に自分からすぐに注文すると、相手に不快な思いを与えることがあります。

中国では乾杯の際に「干杯(ganbei)」と言います。しかし、干杯は相手と同じ量を一気飲みすることを意味するので、相手が弱いと思われる場合は、相手に迷惑をかけないように小さな量で乾杯しましょう。

飲む量については、相手に合わせるようにしましょう。また、相手が酔っ払いそうになった場合は、自分が先に席を立って退席するなど、上手に対処しましょう。

また、乾杯をするたび飲むというのはかなりの量になるので、自分のアルコール許容量を認識しながら挑みましょう。

近年では乾杯の度に飲み干す必要はない、と言われているので状況をみながら判断してみることをお勧めします。

以上のように、中国人とのビジネス接待でお酒を出す際には、相手のことを考慮して、細かなマナーに気を配ることが大切です。

煙草のマナー

中国でも禁煙の傾向が強化されていますが、愛煙家が結構多い傾向にあります。

なので、接待をする時に、相手が愛煙家なら喫煙ができるお店を選ぶか、喫煙場所があるお店を選びましょう。

喫煙者同士なら喫煙の招待を受けた場合は、断ることは失礼になります。

しかし、自分は吸わないのであれば自分が禁煙者であることを伝え、丁重にお断りすることができます。

中国では、自分がたばこを吸う際には、火を点ける前に自分のたばこを相手に差し出すのがマナーです。

また、相手がたばこを吸う際には、反対にたばこを差し出されるため、自分のたばこは出さずに受け取るようにしましょう。

中国人へのお土産


中国には、日本同様お土産文化があります。

日本に来日されている中国人に喜んでもらえそうなお土産がおすすめです。

お土産だけではなく、企業の記念品やイメージの品などを贈るシーンもありますよね。

その際に、中国人に贈り物で送ってはいけないタブーな品があるので注意しましょう。

こちらでは、中国人に贈ってはいけないタブーなアイテムについて紹介します。

置き時計・掛け時計

時計は中国語で「鐘」、チョンと発音します。

「時計を贈る」は「送鐘(ソンチョン)」で、同じ発音なのが、人の死を看取る「送終(ソンチョン)」。

なので、置き時計や掛け時計は、死を弔うというイメージがあるので絶対に贈り物にしないアイテム。

記念品として時計は日本ではよくあるので、うっかり送ってしまわないようにここでも注意は必要です。

ハンカチ

日本には素敵なハンカチやハンドタオルがあるので、日本人同士でもちょっとした贈り物に選ぶことが多いハンカチ。

軽いお土産として選んでしまいそうですが、ハンカチは悲しみを連想させると言われているので、贈り物としてふさわしくないと考えられています。

靴下

ビジネスの間であまり贈ることはないかもしれませんが、靴下もタブーなアイテムの一つです。

日本らしいモチーフや足指靴下など、日本外国人に人気の靴下は多くありますが、靴下には「厄介払い」という意味があるので控えましょう。

財布

中国人は基本的に財布をプレゼントすることがありません。財布は財力の源という考え方があるので、財布は自分で選びます。
そして、財政管理ができていないというようなメッセージにもなるので、財布の贈り物は避けた方が無難です。

傘を送るということは「私から離れてほしい」という意味になります。

傘は中国語で「サン」と発音されます。なので、散「サン」と同じ発音になり、別れをイメージさせるものとして贈り物には選ばれません。

緑や白の帽子

中国では明の時代に、妻に浮気された人は緑の色の服屋帽子をかぶるという法律があったため、現在でも緑色の帽子は浮気された人という意味の名残があります。

そして、白い帽子は死装束を思い起こし、死者をイメージするので白い帽子はあまりよろこばれません。

どちらも会社の記念品だとしても贈ることはさけましょう。

中国人接待にふさわしい特別感のある日本文化体験接待事例

中国人接待をより効果的に成功させる、日本文化体験をオーダーメイドする接待方法。

こちらでは、特別感のある接待に日本文化体験をご用意する方法について紹介します。

日本文化体験が中国人接待におすすめの理由

中国人の面子を保ち、特別感のある接待方法を探しているのなら、日本文化体験の接待企画がおすすめです。

なぜなら、相手に合わせてプランをオーダーメイドできるので、相手の面子を立てることができる「特別感」が満載の接待企画になるからです。

そして、中国人の多くが好む賑やかで豪華な内容や、あなたが特別だからこそ味わえるという体験を用意することができます。

こちらでは、モテナス日本が今まで多くの中国人富豪層接待のために企画してきた日本文化体験での接待内容を詳しくご紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

おすすめ関連記事:外国人に人気の日本文化体験!おすすめの体験型観光&VIP接待12選

面子を立てるプロの芸者で中国人接待

日本の芸者は接客のプロ。やはり中国人接待でも人気がある日本文化体験です。

中国人の富豪層に人気が高い理由として、やはり美しい芸者の魅力と、日本舞踊を堪能できるという部分が挙げられます。

一昔前は芸者といえば、男性から人気があるというイメージでしたが、現在は女性からも大変人気のある日本文化です。

芸者の接待はやはり特別感があるので、中国人の大切なお客様に特別な接遇でのおもてなしをご用意できます。

芸者は面子を立てることにも熟練しているので、安心して接待の場を任せることができますよ。

お誕生日パーティーや還暦のお祝いなどにも人気があります。

お勧め関連記事:[一見さんお断り 芸者遊び体験]外国人の大切なお客様をオーダーメイドで接待 事例4選

VIP中国人に人気の個室で歌舞伎鑑賞

VIPや富豪層の中国人にお勧めしたいのは、歌舞伎体験です。

モテナス日本で人気のある歌舞伎体験は、個室で歌舞伎鑑賞をしながら食事をしていただくプランです。

歌舞伎は普段御園座などに赴いて、鑑賞する日本の伝統芸能。そんな格式高い歌舞伎を鑑賞しながら食事をするということは、やはり特別感があります。

中国人の大切なお客様の重要な接待の場であるのなら、やはり格式高い雰囲気を特別に体験できるというVIP感をお届けすることは重要です。

なので、歌舞伎をオーダーメイドした接待は、中国人の超重要人物にお勧めしたい内容ですよ。

おすすめ関連記事:外国人からみた歌舞伎とは?海外でも人気のわけと接待に使える理由

中国人の女性に人気の豪華な大奥風着物着付け体験

日本の伝統民族衣装である着物を着てみたいと考える外国人は多くいます。

特に中国からの観光客の間で、着物を着ての記念撮影ができるフォトスタジオは人気の観光体験です。

そんな着物体験を、富豪層の中国人接待に着物体験をご用意するのなら、普段ではなかなかできない着物を選びましょう。

モテナス日本の大奥風の着物や花魁の着物など、豪華絢爛な着物を体験していただくプランは、富豪層中国人の女性から大変人気をいただいております。

みなさま、高価な着物を身につけて、まるでお姫様になったようにはしゃいでいただけますよ。

おすすめ関連記事:【着物の歴史と基礎知識】外国人への説明の仕方と着付けによる日本伝統文化体験

華やかな演出がよろこばれる忍者で歓迎会接待


忍者とエンターティンメントの組み合わせによるショーでのおもてなしは、祝賀会にぴったりな企画です。

なぜなら忍者は日本のアイコン的存在であり、憧れる人が多い日本のイメージです。

忍者のエンターテイメントでは、忍者のアクロバティックな演出に、最先端の光と音のエフェクトが加わることで、華やかなショーを楽しんでいただけます。

認知度がある忍者と華やかなショーの組み合わせは団体のお客様への接待や歓迎会に祝賀会など、華やかな場をもりあげてくれますよ。

忍者での特別接待は会場全体を盛り上げたい時におすすめです。

お勧め関連記事:【忍者を英語で説明】 NINJA体験お勧め5選

まとめ

今回は中国人の接待をする時のポイントについてご紹介しました。

中国人は面子を大切にする誇り高い国民性があります。

大切な客人なら、名前を覚え、好みを知り、そしていつもそれぞれに対しての「特別」を忘れない気持ちが大切です。

相手が自分にとってどのくらい特別で大切なのかを表現できる場としても重要な役割を担う接待。

どんなビジネスも人柄や人間関係が重要になるといわれる中国人との親睦を深めるために、失礼のない細かい配慮が必要ですよね。モテナス日本では、オーダーメイドの日本文化体験をご用意させていただいております。

中国からの特別なお客様に、ぴったりな特別感のある接待企画の相談を、いつでも承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

究極の癒しと美しさを追求する、関西の老舗エステサロンの極上エステ体験

2023年05月01日

VIP向けの高級エステサロンというと、高級感のある豪華な空間で、一流のサービスを受けることのできる、選ばれた人のみが経験できる特別なサロン、というイメージがありますね。

では、具体的に通常のエステサロンとの違いはどこにあるのでしょう。
モテナス日本が提供する「極上のエステ体験」とはどのようなものなのでしょうか。

今回は、大阪なんばのスイスホテル南海大阪にある、関西で老舗のエステ・グループ「エイチ・ツー・オー」が展開する「e’H2O SPA(イー・エイチツーオー スパ)」にお邪魔して、最高級のエステ体験をしてきました。

茶室であじわう最高級エステ体験

関西の老舗エステサロン

今回私がお邪魔したのは、大阪なんばのスイスホテル南海大阪内にある老舗エステサロン「e’H2O SPA(イー・エイチツーオー スパ)」。30年以上もの間多くの方々に愛され、その技術やサービスの質の高さで各界の著名人や、外国人にも人気のe’H2O。エステサロン業界TOPクラスを誇る高品質・高技術力を武器に関西圏で多くの店舗を展開する高級エステサロンです。

また、サロンで使用する化粧品は自社ブランドで研究・開発をした最高品質のもの。その製品のクオリティの高さは大変人気が高く、海外にも多くのファンを持つほどだそうです。

日本のおもてなしの心をコンセプトに心と体の隅々まで浄化し整えるトリートメントや商品の開発を手掛け、全ての人の心と体を日本(和)のおもてなしと技で元気にしたい思いが込められています。

本物の茶室で過ごす特別なひととき

大阪・なんばの5つ星ホテル、スイスホテル南海大阪11階にあるe’H2O SPAに一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界に足を踏み入れたかのような日本独特の癒し空間が広がります。

それぞれ個性豊かな6つの茶室は日本の伝統的な建築様式で建てられた本物。

床の間や掛け軸、書道などが飾られ、窓の外には日本庭園があり、そこはまるで京都の一流旅館のような雰囲気が漂っています。

茶室の天井は本物と同じように低く作られ、茶室の外にはお茶の支度をする「炉」やお客様が待つための「待合」なども忠実に再現されているというこだわりです。外国の方はもちろんのこと、日本人にもよろこばれるここにしかない魅力の一つですね。

一流セラピスト3人による贅沢なエステ

五感を満たし心身ともに満足できる究極のサービスを提供したい。

創世者がこだわるのは、最高品質の技術力とお客様を心からもてなす一流のサービス。e’H2O SPAのセラピストはみな、高い技術力とサービスマインドを持った美容のプロフェッショナル。常にお客様ファーストの気持ちを忘れず、「次お会いできるかできないかは自分の技術にかかっている」という気持ちで常にお客様と向き合っているといいます。

今回モテナス日本が提供するのは、そんな一流のセラピスト3人による施術。通常では体験できない効果絶大の至福のトリートメントで極上のエステ体験をお約束します。

VVIP向け最高級プランを体験しました!

贅沢な天然の香のかおりでお出迎え

サロンに足を踏み入れると目の前に和の空間が広がり、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような本格的な日本の茶室が目に飛び込んできます。茶室横のソファに腰かけ目の前の日本庭園を眺めながらゆっくりとくつろぎ、ほっと一息リラックスするためのウェルカムドリンクをいただきます。

提供されるのはどれも身体にやさしいこだわりの飲み物。
私はハーブ飲料のエルダーフラワーをチョイス。一口飲むと自然な甘さとお花の華やかな香りに包まれて、ふっと肩の力が抜けるような心地よさを感じます。煎茶にもこだわり老舗の福寿園でオーダーメイドしている香り、味にこだわった一流茶葉のお茶を提供。

珈琲や紅茶、といった普通のものではなく、珍しいこだわりの飲み物を取り揃えているところにも特別感があらわれていますね。

美容のプロによるオリジナルプランの提供

ウェルカムドリンクを飲みながら、お肌の悩みや身体の不調など美容の知識と経験豊富な専門のカウンセラーにゆっくりと相談し悩みや要望に合わせたオリジナルプランをオーダーメイドで提案してくれます。今回はおまかせしてVIP向けおもてなしコースを体験させていただくことにしました。

スイスホテル南海大阪の高級スパでリラックスタイム

まずは施術を受ける前にマッサージの効果をさらに高めるためにスパで身体をあたためます。

担当セラピストの方に隣接するスイスホテル南海大阪のスパへ案内していただき、ロッカールームの使い方などの説明を受けます。お化粧を落とし広いジャグジーバスでリラックスタイム。通常はホテルのゲストやジムの会員専用のスパを利用できるというのはそれだけで特別感がありますね。

施術の時間になると担当セラピストの方がお迎えにきてくれます。初めての場所では迷う心配もなく安心感が得られて、きめ細やかなサービス精神を感じられますね。

 

オーダーメイドの贅沢香草オイルでの全身ほぐし

今回私が施術を受けるお部屋は、窓から日本庭園を楽しむことのできる癒しの空間。
高層タワーホテルの中にいることを忘れさせ、まるで京都のお寺にいるような感覚に陥ります。

適度に温められたベッドに横になり、まずは足先からの全身リンパマッサージ、筋肉の緊張を和らげる筋肉ストレッチマッサージを受けます。セラピストのテクニカルな手の動きに身をゆだね、ゆっくりと丁寧な流れるようなマッサージと、スキンケア効果の高い上質な植物オイルの高貴でナチュラルな香りに包まれ、夢のような時間をあじわうことができます。

「脚がむくみやすいですね」「少し便秘ぎみですか」などと、何も語らなくても触れることで身体の不調に気が付くのはさすがプロのセラピストですね。 

強すぎず弱すぎず、ちょうど良い適度な力加減でのマッサージで身体の力がすっと抜けて、全身が柔らかくほぐされていきます。ふと目を開けた時に目にする茶室の天井や木の梁、窓の外の風景は、さらに気持ちを落ち着かせてくれるまさに和の癒しの空間です。

高技術と高級美容液によるスペシャルなフェイシャルコース

次はH2Oオリジナルの贅沢なお化粧品をたっぷりと1瓶使用したフェイスマッサージです。
まずは植物由来のナチュレモティッククレンジングでメイクや毛穴の汚れをしっかり落とします。柔らかい泡とやさしい自然な香りに包まれ、丁寧にふき取ったあともさっぱり潤う爽快感があります。エイジングケアに特化した高濃度美容液HASによる贅沢すぎるフェイスマッサージ。1瓶まるごと使用し、丁寧に肌の隅々まで栄養補給。

セラピストの方の手がまるで赤ちゃんの肌のように柔らかで、精密でリズミカルな優雅な動きは非常に心地よくまさに極楽そのもの。顔のリンパを刺激する強めの指圧との組み合わせがとても心地よく、小顔効果も期待できるとのことです。血流を上げ、筋肉を回復させる手技の組み合わせで顔が引き締まりツヤと弾力が一気に更生る感動のコースです。

スペシャルヘッドマッサージで幸福感

次は桜の香りに包まれるヘッドマッサージです。クレンジングミルクによる頭皮洗浄に始まり50個のツボがあるといわれている頭皮ツボと頭筋をじっくりほぐしていくマッサージ。

頭と首から肩にかけての筋肉や神経の緊張を解きほぐし血行を促進して、深いリラックスの状態に導いてくれます。セラピストの卓越した手の動きで丁寧に時間をかけてマッサージしていただき、そのまま深い眠りにつきそうなほど心地よく、身体がふわりと軽くなる感覚を覚えました。極楽体験とはまさにこのことですね。

ホテルスパで優雅なリラックスタイム

施術後は、再びスイスホテル南海大阪のスパに行き髪のトリートメントやボディオイルを洗い流します。美容液をたっぷりと含んで艶やかになった顔は洗い流さないように気をつけながら、スパの時間を楽しみました。スパエリアやe’H2O SPAサロン内のメイクアップスペースを自由に使うことができるので、髪を乾かしメイクをして身支度を整えます。

素敵なお茶碗でいただくお抹茶

極上の施術を体験し身体が整った後は、その場で点ててくれたお抹茶を素敵な柄のお茶碗でいただきました。本物の茶室で味わう本格的なお抹茶の味は格別で、癒された身体の中にじんわりと染み込んでいくような、心の底から寛ぐことのできる最高の癒しの時間でした。

安心・無添加の自社ブランドコスメ

いいお水/植物にこだわる自社開発の化粧品

長年に渡るエステサロン運営の中で、これまで様々な高級化粧品を使用してきたものの、効果と安全性で本当に満足するものに出会うことができなかったとのこと。

日本人の肌に合う安心安全で効果の高い化粧品作りを目指し、化粧品の90%を占める水の質を高めることにこだわり、鉱物油や防腐剤を使用しない安全で安心、そして最高級エステサロンにふさわしい効果の高い最高品質の化粧品を作り上げたということです。

また、エステサロンにはお肌にトラブルを抱えた方が多くいらっしゃり、そんな方々が本当に結果を出すためには、サロンでの施術だけでなく日々のお手入れまでお手伝いしなければ求める結果に結びつくことは難しい、ということも自社ブランドの化粧品にこだわった理由でもあるそうです。

効果絶大なH2Oコスメ

サロン創業以来30年以上培ってきたフェイシャルトリートメントの経験や知識、膨大なデータを生かし素材を厳選。人間の体は60%〜70%が水分でできているため、高品質の化粧品にも「水」の質がとても重要という考えのもと開発された化粧品で、その効果の高さにサロンのお客様だけでなく、海外通販でも大変人気があるそうです。

今回私も施術後お化粧品を使用させていただいておりますが、大変うれしいことにこれまでにないほど肌が潤い、ハリを取り戻していることを実感しています。ぜひこれからも使い続けていきたいお化粧品です。

HAS メディカルコスメ

リピート率NO1のエイジングケア商品です。
150種類のグロスファクター(成長因子)が含まれている高濃度なヒト由来幹細胞順化培養液(HAS)をおしみなくたっぷり配合。

抽出法に特許をもち、幹細胞のトップメーカーと言われるprostemic社の培養液を使用しています。

その優秀な幹細胞順化培養液をナノサイズのカプセルに封じ込める事により肌の奥まで新鮮な状態で届けることができます。そのため、長時間潤いエイジングケアにすごい効果を発揮します。
また、⾼級エイジング成分であるレスベラトール・β-グルカン・トリプルコラーゲン・トリプルヒアルロン酸など⾼級美容成分を配合。エステサロンH2Oで⾼級エイジングケアコース”⾼圧酸素栄養注⼊”の為に開発されたプロ⽤の美容液・クリームです。

「効果」:日焼けによるシミ。年齢肌対策、ハリ、透明肌 

ナチュレモティックシリーズ

”⽔”に着⽬し開発したサビを抑える酸化還元力に優れた「eエナジー水」を使用。
無添加(鉱物油・防腐剤・合成香料・合成色素不使用)で肌に優しいオーガニック派コスメ。

[ウォータークリーム肌潤]

オールインワンジェル
(化粧水・乳液・美容液・クリーム・パック・アイクリーム・リップクリーム)
豊富な美容成分で肌を引き締めツヤのある潤いをキープ。
ジェルパックにも使える優れた保湿ケア製品です。

[モイスチャークレンジングフォーム]

1度洗いで、メイク落とし・洗顔が完了する泡タイプクレンジング
肌に優しい天然成分100%だから、しっかり汚れは落ちるが潤う
30秒パックにも(メイクの上からOK)

[モイスチャーエッセンスEX]

京都大学と大阪市立大学の共同開発の高級美容成分
お肌にしっとり栄養を届け導入エッセンスの様なとろみのある化粧水。

肌の内側から美容効果が期待できるナールスゲン(肌本来の回復力を助けるアミノ酸誘導体)を配合
角質層の水分量をアップさせバリア機能強化、細胞を活性化させることにより
潤い、弾力、ハリ、透明感のある肌に

リフトジェルCogaoV

東洋医学の経絡に作用する7種の鉱石(パワーストーン)を配合した、瞬時にリフトアップ効果を発揮する不思議なジェルクリーム。

天然鉱石のバイブレーション(振動や周波数)によりツボを刺激することで経絡の流れが良くなり筋肉が本来の位置に戻ります。

そのため、血液・リンパの流れがよくなり、フェイスライン・ボディラインが整い、くすみのない透明感のある肌へ導きます。

最高級のサービスと接客「おもてなしエステ」

ドアを開けた瞬間からお帰りまでがひとつのコース

セラピストのマッサージや技術だけがサービスではない。
「サロンの扉を開いた時に感じる香り、笑顔でのおもてなし、施術が終わったあとにお客様の状態を確認させていただき、お茶と共にほっと一息ついていただき、幸せを感じていただきお帰りいただく、ここまでが一つのコース、日本のおもてなしの心だと考えています」と話される創世者。
このこだわりぬいたサービスの精神こそ、これほどまでに究極に人を癒し心の底から満足感を得ることができる秘訣なのだと、実際に体験させていただき実感できました。

 一期一会、お客様との出会いを心から大切に

「お客様ファーストを常に考える」

セラピストの方々は、次にお会いできるかできないかは自分の技術にかかっているという気持ちを常に持ち、接客をしていらっしゃるとのことです。

20代、また60代のお客様では抱えているお悩みやご要望も異なるため、お客様の一生に寄り添う気持ちを持って接するということがモットーだそうです。

一流のセラピストは手が聴診器

習った通りの技術ではなく、お客様一人一人に合わせた強さだからこそご満足いただけると語る創世者。ソフトなエルフラージュ(軽擦法)から圧を入れるマッサージまでの全てをマスターしているからこそ、多様な年齢やお身体のお客様のニーズに合わせることができるのだと言います。

セラピストの方々は、日々指先のケアにも注意し大切にされているとのことです。

創世者の想いを受け継ぐセラピスト

私が施術を受けたセラピストの方は小柄な方でしたが、とても力強く圧もかけられる方でしたので、疲れませんかとお尋ねしたところ、「お客様のお身体を触らせていただくことで、私たちも癒しをいただけるんです」とおっしゃっていました。

そのようにお仕事としての施術を捉えていることに驚きと感心を覚え、まさに創世者の気持ちはスタッフみなさんに伝わっているのだと実感しました。

日本伝統のおもてなしサービス

H2Oサロンがこだわる日本伝統のおもてなし、「茶道」と「香道」。

雑然とした日常から切り離された「わびさび」の空間をじっくり味わうことができる茶道。小さなお茶室の中で作り上げられた茶道という芸術に自分も組み込まれて、その穏やかな一体感に癒されながらお抹茶を堪能できます。

そして、香道は香りを賞玩する芸道。茶道や華道、能と同様、室町時代に生まれたものです。

聞香(もんこう)とは室町時代より受け継がれ、香木による繊細な香りを聞き分ける精神性の高い香道のこと。

はじめに香道により体の内面にアプローチからスタートし、最高級の香りとよばれる「伽羅」、そして「白檀」などの香りをまとい心と体のバランスを整えることからはじまります。
香がつくりだす、五感を心地よく満たす贅沢で雅な世界へ誘う最上級のトリートメントです。

まとめ

今回VIP向けの極上エステを体験させていただき、また創世者よりお話をうかがい、
最高級エステサロンは、一流の技術そして非日常的な癒しの空間での施術、高品質で効果の高い化粧品、それら全てにおいて一流であり最高品質であることを実感させられました。