【海外でも大人気! 忍者】 外国人に説明の仕方

Aiping
Aiping

「日本について何か知っている事がありますか?」

 

と、

 

外国人に尋ねた時、たくさんの人が「NINJA !!」と答えます。

 

海外において忍者の人気はつねに高く、私たち日本人がおもっているよりも注目があります。

 

今回は、海外からみた忍者とは?

どうして海外から忍者は人気があるのだろう?

そして、

外国人に忍者について訪ねられた時はなんて答えればいいの?

 

といった、外国人の目線にそった忍者について、考えていきたいと思います。

 

海外の忍者のイメージ

ミステリアスな忍者と国際忍者研究センター

忍者を英語で説明することにご興味のある方はこちらの記事も参考にしてください。

参考記事:英語で忍者って何というの?外国人向けのNINJA体験おすすめ5選

 

 

忍者は黒装束に身を包み

 

極秘に任務を実行

 

常に闇とともに生きる

 

忍者にまつわるイメージはやはりミステリアス。

 

外国人にとっても、忍者のもつ謎めいた雰囲気は魅力的にうつるそうです。

 

そんな神秘のベールにつつまれた忍者を専門的に研究したい外国人も多くなり、2017年には三重大学に国際忍者研究センターが完成。

 

国際忍者研究センターでは伊賀地域を中心として忍者や忍者の資料に関するデーターベースの構築や史資料に関する調査研究、学会や実験検証などがあります。

 

国際忍者学会も行われ、世界各地から忍者の研究者が訪れています。

 

エキゾチックな忍者と日本忍者協議会

忍者は日本の歴史上、実在した存在です。

 

忍者の世界観は、日本の古来のイメージがあり、エキゾチックな魅力にあふれています。

 

忍者の黒装束、舞台になる日本の城や街の風景など、衣類に建築物にみる日本らしさにはふれています。

 

そして、日本へのイメージとして、奥ゆかしさや謎めきのようなほかのアジア諸国とはちがった魅力をより強く体現しているのではないでしょうか?

 

そんな忍者をクールJAPANコンテンツとして、忍者を世界に発信する団体「日本忍者協議会」が発足されました。

 

この日本忍者協会が発表した世界からみた忍者についてのアンケート調査結果を公表しました。

 

海外10カ国全体で忍者の認知度は98.7%と驚くほど高い結果となっています。

 

そして「忍者をしっている」と答えた人の約50%の人が「忍者になりたい」,と回答している事が解りました。

 

このことからも忍者のもつインバウンドの可能性は巨大であるといえます。

 

外国人に人気のある理由

武神館 忍術の聖地

東京から電車で一時間ほどの千葉県野田市。

 

人口15万人ほどの街に、毎年数多くの外国人がおとづれています。

 

ここにあるのは、古武術 忍術の道場 “武神館”。

 

宗家 初見良昭氏 は、戸隠流忍術34代目継承者で、武神館九流派八法秘剣宗家。

 

彼に直接教えを乞いに世界各地から外国人があつまります。

 

古武術や忍術は、空手や柔道とおなじくらい海外で武道として人気があります。

 

中にはFBIや世界の警察関係者、警護関係者、軍人など本格的な忍術の教えや技をもとめにくる世界のプロフェッサー達の姿も。

 

50人ほどの稽古参加者の8割が外国人といわれ、女性の姿も多く見られるそうです。

 

映画 アニメ コミックス

忍者が海外で人気な理由として、やはり避けては通れないメディアコンテンツの存在。

 

日本は物語王国で、日々生産される物語の数は世界一になります。

 

漫画、小説、アニメ、映画、ゲーム、ドラマ

 

媒体は様々ですが、とにかく数多くの物語を世界に発信ています。

 

その中には忍者を題材とした作品が数多くあり、世界中で翻訳され海外のファンも常にたくさんいます。

 

忍者がはじめて物語に姿をあらわしたのは、歌舞伎や講談の世界。

 

そして浮世絵で表現されていきました。

 

明治,大正、昭和と、忍者は小説や漫画の中にあらわれます。

 

現在もなお、歴史の節目節目に忍者を題材にしたヒット作品が生まれるようになりました。

 

1959年  司馬遼太郎 “梟の城”と、山田風太郎 “伊賀忍法帖”

 

この二大作品を筆頭に、様々な忍者小説がベストセラーとなりました。

 

その影響から、映画やテレビドラマで忍者が映像化されていきます。

 

メディアが映像になったことで日本国内にとどまらず、海外でも上映されていくことになり忍者は世界を飛び回るようになります。

 

アニメーション作品 忍者戦隊ガッチャマンは、いろいろな国で放映され、海外の子供達の間にも忍者は姿をあらわしていきます。

 

1999年〜2014年 週刊ジャンプにて連載された岸本斉史 “NARUTO” 。

 

全世界では2億5000万部を記録しました。

 

この作品は海外での忍者ブームを考える上で外す事はできないほどの大ヒットとなりました。

 

さまざまな忍者作品の影響によって、忍者はますますあこがれの存在として海外で認知されるようになっていきます。

 

海外の作品の中の忍者

日本製のメデイアコンテンツの中だけではなく、忍者は海外で制作された物の中にもヒット作品があらわれます。

 

1981年ショー コスギ主演 “燃えよNINJA” はアメリカの忍者ブームの火付け役と言われています。

 

アメリカンコミックスでは亀のニンジャが異星人と戦う「ティーンエイジ ミュータント ニンジャタートルズ」が大ヒットしました。

 

当時、忍者を題材にすれば大ヒットは確実。

 

といわれていたほど。

 

海外の忍者作品の中の忍者は、日本の作品の中の忍者とはまたちがったスーパーヒーロー的に描かれている作品が多く、ぬぐいきれない派手感がありますよね。

 

しかしそれもまた忍者の魅力。

 

外国人からの目線のかっこいい忍者は日本製の忍者作品とはまた違った目線があり、ここから外国人が求める忍者像をかいま見る事ができるのではないでしょうか?

 

忍者パルクール

忍者のイメージとして、壁を華麗に飛び越え、あっという間に屋根の上へ駆け上がり、音もなく俊足で移動し、飛ぶように高いところをを移動できる。

 

といった、超人的なイメージが常にあります。

 

そんな忍者のイメージをそのままスポーツにしたパルクールがフランスで生まれました。

 

パルクールとは、フランスの軍事訓練から発展して生まれた体一つで走る、飛ぶ、登る、飛び降りる、といった移動方法。

 

2001年リュックベッソン監督YAMAKASIとTaxi2で取り上げてられてから世界的に注目を浴びました。

 

身体のバランス感覚や力の強弱を駆使したその姿はまるで現代の忍者そのもの。

 

もちろん発祥の地、フランスでもパルクールは忍者に例えられます。

 

自分の肉体を鍛錬してどれだけ滑らかに素早く通り抜け移動できるかというスポーツでありアクロバティックスです。

 

滑らかな動きで自由自在に街を駆け巡り、アクロバティックな作動に魅せられる若者が世界中で急増。

 

毎年、忍者の地、金沢では、“忍者パルクール世界大会”が開催されて世界中から参加者が訪れています。

 

外国人に忍者を簡単に説明

外国人に忍者を説明したい時、知っておいて損はないそんなまめ知識をご紹介します!

 

忍者の歴史

忍者は室町時代から江戸時代にかけて存在していた実在の一族です。

 

忍者とは忍術をつかって密偵、謀略、暗殺、後方撹乱を行い戦国時代に大名から命令を受けて活躍しました。

 

伊賀、甲賀、戸隠、風魔、真田が有名だが、日本各地に忍者の里といわれている場所があります。

 

太平の世の江戸時代にはいると、忍者の活躍は一気に縮小されますが,将軍家をはじめお抱えの忍者を持つ大名もまだ多く存在したといわれているます。

 

忍者の武器

外国人に忍者を説明する時に、忍者のもっている武器についておはなしするとよろこばれます。

 

忍者の武器は使い捨てができて、命中率が高い携帯性に優れたものが開発されてきました。

 

手裏剣 : 手裏剣は隠密に人を暗殺する際によく使われていた武器。

 

毒もぬられていた。

 

投げて使用する。

 

忍刀:一般的な刀より短く、壁などを上る際に突き刺して足がかりにするためにも使用されていた。

 

まきびし:忍者が逃げる時に床に巻きながら逃走して使っていました。

 

どんな方向になげてもとげが上に来るようにデザインされています。

 

そのほか、忍者はその場にあるものを武器にする術がさまざまにあります。

 

忍者の術

忍者には実際につたわる術があります。

 

木遁の術、火遁の術、土遁の術、金遁の術、水遁の術

 

があり、忍の術としてそれぞれの流派につたわるといわれています。

 

しかし、それらは妖術や魔術ではなく、実際に敵から身をどのように隠すのか、また、隠密に任務を執行する際に有効な技としての指南とされています。

 

まとめ

忍者はいつのまにか、日本を飛び出し世界をかけめぐっています。

 

現在、海外から注目される忍者とは、もはやフィクションの忍者だけではなく、実在した歴史上の忍者を研究する学会から武神館の忍術修行まで多岐にわたります。

 

忍者の魅力は奥深く、忍者はこれからもファンを世界から日本に引き寄せてゆくのでしょう。

参考URL:

https://ninja-official.com/

https://ninjacenter.rscn.mie-u.ac.jp/

https://kyodonewsprwire.jp/release/201703280349

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