大奥に変身!着物体験で外国人富裕層をおもてなし


中華系のVVIPが来日するが着物を着て日本を楽しんでいただきたい。
どうしたらもっと着付けで楽しんでいただけるのだろう
そういった声はいたるところで聞こえてきます。
そんなお悩みをお持ちの方へ、元日本舞踊経験者が楽しむ着物、着付けについて紹介させていただきます。
一般では味わえないような深い日本文化の体験を中華系の富裕層の方々にしていただきましょう。
外国人のお客様に、より楽しく心地の良い着物の着付けについてお悩みの方はぜひご一読してみてくださいね。
外国人は着物が好きな理由
なぜ外国の人は着物が好きなのでしょうか。
第1に着物に関して露出が多いということがあります。
中国国内でも日本の時代劇が放送されて人気を持っています。
またその他の侍や大奥なんかの知名度も高く日本といえばやはり着物であるイメージがあります。
現在、中国では日本の大奥が大きな人気を博しています。
ですので大奥のように華美で素敵な世界感に憧れを抱いている方も少なくありません。
第2にそれはやはり、異なる文化に触れるという楽しみがあるからです。
異文化というのは衣食住を体験することで理解を深める事ができます。
その中でも衣服に関する文化はその土地の気候や風習を受け継いでいます。
言葉の通り地肌で感じるものです。
また、着物に関しては着付けに経験や資格が必要になります。
自分で気軽に着れるものでもありません。
そのためどうしてもハードルが高くなります。
また、VIPのお客様は特別で、なおかつ一般の人が触れられないようなディープで本物の体験をしたいと考えています。
ハードルが高い分、期待値や憧れといった気持ちが大きくなるのです。
着物には種類がある
着物にはTPOに合わせた種類があります。
主にTPOは四種類に分けられます。
- 礼服 主にお祝い事の主賓などが着る
- 準礼服 祝い事の参列者などが着る
- 外出着 一般的な品のある行事などの時に着る
- 普段着 普段の生活の中で着る
それぞれ順番にご紹介します。
礼服
こちらは結婚式の花嫁さんが着る打掛け、新郎新婦の母親が着る黒留袖、成人式の時の本振袖、お葬式の時の喪服です。
これらはあまり着物体験で着られることはなく、お堅くなりすぎるためお客様の着物体験としてはあまり一般的ではありません。
また着物自体の価格も非常に高価で、ルールも多く楽しんでいただくための着物ではありません。
準礼服
主に結婚式の披露宴などのお祝い事の時の服装になります。
こちらは訪問着、振袖が含まれます。
礼服の時の振袖との違いは袖の長さです。
簡単に説明すると、中振袖や短振袖があり袖の長いものほど、格式の高いお堅い場所向きです。
こちらも体験向きではないと言えます。
これは礼服、準礼服ともに言えることですがお祝い事以外の席では着ないことが無難です。
よほどのことがない限り、これから紹介する外出着か普段着を着ていただくのが良いでしょう。
外出着
こちらがより一般的な服装と言えるでしょう。
小紋や付け下げといった現代ではある程度、品格のある服装です。
ある程度のドレスコードがあるレストランでも着ることができます。
ものによっては、派手目な柄も選べます。
ある程度の地位にある方や富裕層の方はこちらの小紋などを楽しんでいただくことをおすすめします。
普段着
こちらは浴衣や紬などが含まれます。
浴衣などはやはり華美なものが多く最近のものはモダンな柄もあります。
一般の体験にはよく使用される着物にです。
浴衣は大変着心地もよく比較的簡単に着ることができます。
普段着ですので細かいルールも不要なのがメリットです。
ただ庶民的すぎてしまうのが難点です。
富裕層の普通とは違った体験を楽しみたいお客様には浴衣などよりも小紋などの少し格式の高い品のある着物を体験していただくのがよいかもしれませんね。
小物について
またそれぞれに合った帯や、髪飾りが存在します。
ただしこれに関してはお客様の希望に沿うのがベストです。
体験する方の好きな色や柄の髪飾りなどを身に着けていただくのが第一です。
現代では現代アクセサリーと和装の組み合わせも一般的になっています。
また帯の結び方はかなり多くの数があります。
結び方で個性を出していただき、着物をより目立たせる事もできます。
あまり深くルールを遵守しすぎずに、臨機応変に対応しましょう。
そのほうがよりお客様の満足度を上げることができます。
VIP・富裕層を着付けでもてなす方法 ー 大奥に変身、写真とビデオ撮影で本物に
日本舞踊と着付け体験にご興味のある方はこちらの記事も参考にしてください。
大奥体験をしていただくことは大変喜んでいただける一つの方法です。
海外でも大奥の存在は広く知れ渡っていて華美な着物に身を包むことに憧れを抱いている方も少なくないでしょう。
特に中国では現在、大奥の人気が高くなっています。
大奥や時代物では、おはしょりといって着物を持ち上げることはせずにお引きずりスタイルで着物を着ます。
おひきずりスタイルではどうしてもおはしょりよりも行動を制限されてしまいます。
ですので体験では町散策よりも写真やビデオ撮影で楽しんでいただくのが良いです。
雰囲気のあるBGMや、腕のいいカメラマン、和装の似合うスタジオを用意して記憶を記録として残していただくおもてなしは大変に良い体験になります。
大切なのは雰囲気の作りこみです。
しっかりとした上質な着物を着ていただき、上質な帯を締め、雰囲気のある場所のセッティング。
このような要素が、外国人のお客様の心にまるで自分が、時代劇の中にいるのではと感じる没入感を生まれさせます。
またしっかりとした雰囲気のある体験は一般の人々には高嶺の花です。
一般の日本人でもこのような体験をすることはなかなかできません。
いままでにあまり体験したことがある人が少ない貴重な体験になります。
良い体験となるのは間違いありません。
まとめ
着物体験をより楽しく体験してもらう。
さらには記録として記憶に深く残してもらう。
より特別でスペシャリティの高い体験をしてもらう。
今回はそんな方法を紹介しました。
VIPの外国人のお客様は、特別なオリジナリティを持った体験をしたいと考えています。
クオリティの高い体験と、富裕層のお客様の満足度はイコールでつながります。
多くのルールがありお堅いイメージを持ってしまう着物ですが第一に楽しんでもらうことを優先し、臨機応変にご要望に対応することが大切かと思います。
より楽しかった、記憶に残ったと言われる着物体験をしていただきましょう。
モテナス日本では、日本の伝統芸能・伝統文化・武道のイベントだけではなく、それらをミックスしたものを提供しております。
参考動画:https://youtu.be/b3LHaQxh1wk

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