モテナス日本の伝統文化体験
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ただ、奥深い日本の伝統文化を紹介するには、日本人であっても少し難しく感じるものですよね。
外国人の方に、より侍・殺陣について深く理解し、楽しんでもらうための知識をもっておきましょう。
この記事では、外国人の方を招いて行う侍・殺陣体験の内容や注意点、その魅力や背景についても紹介します。
どんな外国人の方に喜ばれるのかや、参考となる映画、殺陣のスタイルや注意点についても解説するので、参考にしてください。
侍・殺陣体験が外国人に人気の理由
日本の武道文化は、外国人にとってはミステリアスで魅力的な印象があります。
それは「samurai(侍)」という言葉が世界共通語のように知られていることからも、感じ取れますね。
日本の侍が登場する映画で海外進出しているものも多く、かつて黒澤明監督の「七人の侍」は英国放送協会(BBC)にて「史上最高の外国語映画の第1位」に選ばれたこともあるほどです。
このように侍・殺陣といったエッセンスは映画の中に登場することから、外国人の方にとっては非日常の新鮮な文化に映り人気があります。
映画で映し出される武士の精神や美しい武道の技、時にアクロバティックなプロによる殺陣。
「samurai(侍)」の存在は、多くの外国人にとって未知の文化でありながら憧れの対象にもなりえます。
本場である日本での侍・殺陣体験は、そんな非日常の文化を感じられて、かつ武道の奥深さを感じる絶好の機会となってくれるのです。
侍や殺陣への外国人の反応は?
日本の武道文化に触れる機会は、日本人であっても少ないものです。
日本人としてもプロの殺陣を目の当たりにしたら、やはり感動するし新鮮に感じるでしょう。
そんな中、さらに日本の文化に馴染みのない外国人にとって侍・殺陣体験はとてもエキサイティングで楽しい体験になってくれます。
侍・殺陣体験ではまず講師によるデモンストレーションも行われるため、その洗練された動きに注目が集まるでしょう。
また、実際に侍の格好をして行うので、侍風の着物姿だけでも外国人にとっては面白く新鮮なはず。
きっと初めての侍スタイルは、旅行の思い出として写真に撮ったり、SNSでシェアしたい要素満点です。
そして武道の礼儀正しさや伝統的なルール、技の細かさは難しい部分もありますが、そんな繊細な日本文化も興味深い体験として感じられるでしょう。
外国人が見たいのは侍のかっこよさ・迫力ある殺陣
侍・殺陣体験では、映画に出てくるような侍のかっこいいポーズや迫力ある殺陣がポイントとなります。
もちろん、そこに至るまでの日本的な作法も興味深いもの。
侍・殺陣体験では着物を着ている時の作法や、その歴史的な背景、歩き方などもレクチャーされることが多いです。
しかしやっぱり醍醐味は、映画に出てくるような侍のアクションを自分もかっこよく決められた時でしょう。
殺陣は演技の一種でもあるので、「美しく演じられること」が体験の楽しみにもなります。
もし日本の侍や殺陣のイメージがあまりない外国人の方であれば、事前に映画などを観ていただくことで「こんな動きがしてみたい!」とイメージを膨らませられるかもしれません。
侍・殺陣体験はどんな外国人に喜ばれるのか
侍・殺陣体験は、特に武道や日本の伝統に興味・関心が高い外国人におすすめです。
日本文化に興味津々な方、日本の武士映画が好きな方、武道に興味を持つアクティブな人々にとっては、非常に喜ばれる体験となります。
逆に日本の映画などを観たことがない方や、侍のイメージがあまりよくわからない方には多少抵抗があるかもしれません。
ただ基本的に体験教室では、侍文化の説明や着物の着方、作法など初歩的なところから説明します。
そのため「侍・殺陣」のイメージがあまりわかなかった方でも、未知の文化体験として有意義な時間になるでしょう。
侍に関心がなかった方でも、自分が着物を着て刀を持ちポージングしている写真は、インスタ映えする楽しい思い出になるはずです。
侍・殺陣体験が特におすすめな外国人顧客とは
招待する外国人が以下のような要素に当てはまる場合、侍・殺陣体験に興味をもってもらえる可能性が高いでしょう。
- 日本の侍映画が好き
- 格闘技や体を動かすことが好きでアクティブ
- 日本の伝統文化に関心が高く勉強熱心
- インスタ映えする写真を撮りたい
- よくある観光地などは体験済で、珍しいことがしたい
もともと日本映画が好きだったり、日本の伝統文化に関心が高い方は、やはり侍・殺陣体験も喜んでもらえるはず。
また、そうでなくても「よくあるショッピングスポットや観光地は見飽きてしまった」という富裕層の外国人観光客は多いものです。
そんな方にとっても、新鮮な文化体験として思い出に残るでしょう。
侍・殺陣体験に年齢制限はあるのか
侍・殺陣体験の年齢制限は教室にもよりますが、基本的には子供も参加できるところが多いです。
一般的に幅広い年齢層の外国人が参加しており、子供からシニア層まで対応してくれます。
映画や写真などでは、まるで本物のような模造刀やアルミ刀を使って撮影されている殺陣シーン。
しかし殺陣体験といっても、そのような本物に近い刀を使って闘うわけではありません。
模造刀は実はプロでも危険度が高く、立ち回りでは使用せず寄りのカットでだけ使われていたりするのです。
外国人向けの侍・文化体験では、危険な立ち回りは当然行いません。
教室によっては居合刀で野菜を切ったりする体験もしますが、子供がいる場合は省くなどアレンジしてもらうとよいでしょう。
子供が参加するような場合は、講師も安全面に配慮して行います。
そもそも殺陣とは?基礎知識からスタイルまで
殺陣とは、日本の時代劇や舞台芸術において使われる振り付け技術です。
演陣・技斗・擬斗・擬闘とも呼ばれ、「殺陣」としては1921年に新国劇の座長沢田正二郎の公演で用いられたことが起源とされています。
殺陣では武士による武道の形を表現しますが、実際に闘うことを目的としているわけではありません。
舞台上での見栄えを考慮し、俳優や武道家が安全かつ迫力ある戦闘を演じるための演技法として発展してきたものです。
殺陣の目的はリアルな戦いを模倣することではなく、繊細かつドラマティックな動きで観客に臨場感と感動を与えることにあります。
侍と武士はどう違うのか
日本人であっても混同しがちな部分ですが、厳密には「侍」と「武士」の意味は異なります。
武士は簡単に言うと刀を持って闘う人のこと全般を指し、侍はその中でも位が高く貴人に仕えるような立場の人でした。
ただ外国人の方にとっては「samurai(侍)」という言葉の認知度が特に高いですから、侍体験と説明するのがわかりやすいでしょう。
殺陣の基礎
殺陣では以下のような基本的な要素が重要となっています。
1. 動きと表情
殺陣では、刀など様々な武器や戦術を用いて、戦いの動きや表情までもを学びます。
時代劇などで出てくる殺陣シーンでは、刀さばきはもちろんですが、俳優の表情や細かな所作、目線までもに意識が行き届いているのを感じるのではないでしょうか。
侍は実際に、「なんば歩き」といって敵にいつ襲われても動ける特有の歩き方をしていました。
そのような侍特有の細かな動きも、殺陣の基礎となります。
2. 武器の使い方
殺陣は素手で行うこともありますが、特に様々な武器の使い方に焦点が当てられます。
刀や槍、棒術など、武器ごとに異なる振り付けや技術を身につけ、それを見事に演じることが求められるのは殺陣の難しい部分です。
刀ひとつとっても、差し方、抜き方、構え方など、ひとつひとつの所作に決まりがあり、美しく見せるためのポイントがあります。
武士の気迫やオリエンタルな神秘性を感じさせるために、鍛錬された武器の使い方が重要となるのです。
3. 安全性の確保
殺陣は決して、本当に相手を傷付け倒すための技術ではありません。
迫真の演技と同時に、安全性も大切にされます。
転倒や打撃は相手に実際のダメージを与えないように工夫され、お互いに怪我なく美しい表現をすることが重視されるのです。
殺陣で使われる刀
殺陣で使われる刀には、実は色々な種類があります。
しかし当然ですが、真剣(本物の刀)を使うことはありません。
その中でも代表的な刀は以下のようなものです。
1.模造刀
居合刀、美術刀とも呼ばれる、見た目が本物そっくりで美しい刀です。
しかし重く危険度も高いので、立ち回りで使われることはありません。
写真撮影や、動画でも寄りのカットでポージングする時だけ使われます。
2.アルミ刀(ジュラ刀)
模造刀に似て本物に近い見た目ですが、より軽い刀です。
模造刀と同じく基本的にあまり立ち回りでは使わず、写真などのポージングで使われます。
3.竹光
とても軽い素材でできており、映画や舞台の立ち回りで実際によく使われます。
模造刀やアルミ刀に比べると、比較的危険度が低いものです。
ただ間近で見ると偽物感があるので、寄りでの撮影にはあまり向きません。
本物らしく見せるための体使いなど、演技も重要になってきます。
4.ラバー刀
映画「るろうに剣心」などでも使われた、軽い刀です。
竹光より柔らかさがあり、より安全で体に当たった時のダメージが少ないとされています。
手入れも比較的簡単なため、近年映像ではよく使われているようです。
殺陣に流派はあるのか
日本文化に関心の高い外国人の方にとって、殺陣のスタイルの違いがあるのかどうか?という点も興味深いでしょう。
華道に流派があるように、日本の伝統文化には様々な流派が存在するものが多い印象です。
様々な武術と同様に、剣術には様々な流派が存在するものです。
ただ殺陣は厳密には武術ではないため、殺陣自体に流派はないとされています。
意識されるとすれば剣術の流派で、演じられる時代劇の背景などによって流派を意識されることがあるかもしれません。
殺陣の教室でも、講師が剣術を嗜んでいればその流派の影響を受けることは考えられます。
ただ殺陣において厳密に流派が分かれているわけではありません。
外国人の文化体験でそこまで説明を求められることは少ないかもしれませんが、豆知識としてそのような背景を知っておくと参考になるでしょう。
殺陣の参考になる外国人向け映画
殺陣や侍体験を提供する側も、日頃から時代劇を見慣れているとは限りません。
海外からの外国人観光客の中には、日本の時代劇や侍を題材にした映画のファンもいますよね。
そんな方こそ侍・殺陣体験に興味をもって来てくださるので、海外で人気の侍映画は押さえておきましょう。
「あの映画の登場人物みたいな格好がしたい」
「あのシーンみたいなポーズで写真が撮りたい」
そんなリクエストに応えられたら、とても喜んでもらえるはずです。
1.『七人の侍』
巨匠・黒澤明による、日本の武士道や侍の精神を描いた映画。
武道の美しさと厳しさが感じられます。
日本の時代劇に詳しくなくても、この映画は昔からメディアに取り上げられているので名前を知っている方が多いでしょう。
2.『るろうに剣心』
明治時代の日本を舞台にしたアクション映画で、アニメの人気から実写化されました。
比較的新しい映画のため、若い方でも観た方が多いかもしれません。
海外でも「Rurouni Kenshin」として知られています。
佐藤健さん主演で、現代的でアクション要素の高い映像は外国の方でも馴染みやすいものです。
3.『ラスト・サムライ』
日本の時代劇ではないのですが、アメリカの監督が明治維新直後の日本を描いたことで話題になった作品です。
海外の方からは認知度が高いため、知っている方が多いでしょう。
日本人では渡辺謙さんが出演しており、日本の武士道が題材に描かれています。
侍・殺陣体験時の注意点
侍・殺陣体験に参加する際には、いくつかの注意点があります。
特に外国人の方は異国での武術体験自体に不安を感じることも考えられますので、注意点は留意しておきましょう。
1. 服装と持ち物
体験中は着物・帯など用意された服装に着替えます。
ただ体を動かすので、下着なども動きやすく汗をかいてもよいものを選んでおくのがおすすめです。
激しい動きをしなくても、慣れない姿勢を保つことは意外に筋力を使うものです。
水分補給もすぐできるよう、飲み物などが用意されているのが理想的ですね。
2. インストラクターの指示に従う
体験中は、経験豊富な講師の指示に従うことが重要です。
外国人体験で、そこまで危険な刀を使ったり難易度の高い動きをすることはまずありません。
しかし講師の指示通りに動かないと思わぬ怪我などもあり得ますので、きちんと手順通りに行っていただきましょう。
3. コミュニケーションを取りながら行う
外国人の方にとって、慣れない着物で殺陣の所作を学ぶというのは厳かに感じられるでしょう。
失敗してはいけない、と緊張してしまうことにもなりがちです。
ただあくまで楽しい文化体験として参加いただくので、講師と一緒に、そして外国人同士で楽しむことも大切です。
リラックスして楽しめる空気づくり、質問しやすい流れなども意識すると親切です。
侍・殺陣体験後のおすすめスポット
侍・殺陣体験後には、さらに侍文化を感じられる興味深いスポットを観光で訪れてみるのはいかがでしょうか。
1.刀剣博物館
東京の墨田区にある「刀剣博物館」は、美術工芸品として日本刀を展示している博物館です。
大名屋敷の庭園も見ることができ、日本古来の武家文化を感じられるような施設になっています。
国宝級の刀もあるので、本物の刀を見てみたいという方には貴重な体験となるでしょう。
2.伝統的な武家屋敷
武士の生活を垣間見ることができる、伝統的な武家屋敷もおすすめです。
日本にいても間近で見ることは少ない武士文化に触れる、良い機会となります。
一般公開されている武家屋敷は全国にありますが、有名なところだと秋田県の「角館武家屋敷通り」があります。
ここは武家屋敷が立ち並ぶ大通りで、伝統的な茅葺屋根も見ることができ風情漂う特別な空間です。
3.サムライレストラン
伝統文化体験とは少し異なりますが、エンタメとして楽しめるのが新宿・歌舞伎町の「サムライレストラン」。
以前は「ロボットレストラン」として話題を集めたお店が、「サムライレストラン」としてリニューアルしました。
鬼や侍など日本文化をなぞらえつつ、華やかにアレンジされたエンタメショーが楽しめます。
夜の街が好きな方や、若い外国人の方には楽しめるでしょう。
侍・殺陣体験で外国人の方にディープな日本の思い出を
侍・殺陣体験は、外国人の方にとっては「映画で観たような迫力ある侍の姿」をリアルに体験できる機会です。
ただの観光とは一味違うディープな日本文化体験で、思い出に残る時間となるでしょう。
注意点や喜んでいただくポイントを意識しながら、最高の文化体験を提供してくださいね。
私たちは日本独自のおもてなし文化を世界の人々に広めるために日夜努力しています。外国人ゲストの接待・おもてなしに関するご相談もお気軽にお問い合わせください。