モテナス日本の座禅体験
- オーダーメイドだから場所を選ばない
- 厳選された講師による英語での丁寧な対応
- チームビルディングや企業研修の対応も可能
\まずは、お気軽にご相談ください!/
日本を訪れる外国人観光客の間でも「座禅体験」が人気を集めており、外国人観光客が参加できる座禅体験を提供する寺院もあります。
今回は、外国人向けの座禅体験について、具体的な内容や受け入れ可能な寺院を詳しくご紹介します。また、禅の基礎知識についても解説しますので、外国人からのお客様に座禅体験を提案したいとお考えの方は、ぜひ参考にされてください。
外国人から人気がある座禅!外国人から見た「禅」とは?
日本にキリスト教の教会があるように、海外にも禅宗の寺院が存在しています。そして、海外で本格的に修行を行う方もいらっしゃいます。
例えば、禅に深く影響を受けた著名人のひとりにApple社CEOのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)があげられます。彼はサンフランシスコの曹洞宗の寺院に通っていたことで知られています。
このように、修行を重ねて出家するような本格的な宗教者になる人がいる一方で、日常に禅の思想を取り入れるという人もいます。
特に近年では、「マインドフルネスの一環として瞑想を始めたことがきっかけで禅に興味を持つようになった」という外国人も多いようです。
そのため、外国人観光客の中には「本場の禅を体験したい」という人も多く、日本滞在中に気軽に体験できる座禅が人気を集めているのです。
禅の精神性への関心の高まり
近年、外国人の間で禅の精神性への関心が高まっています。確かに日本の文化ではあるものの、なぜ「禅」なのでしょうか。
実は「マインドフルネス」が注目されるなかで、禅の思想が注目されているのです。禅は、宗教としてではなく現代の生活や精神的な豊かさを追求するために役立つ思想として認識されています。
瞑想やマインドフルネスとの共通点がある禅の思想に触れることで、その奥深さに魅了される人が増えています。確かに、禅の教えは社会的な成功や外部の評価に左右されることがなく、心の静寂といった精神的なものを大切にしています。
このような考え方が、デジタル化が進み情報が溢れる現代社会において多くの人々の心を引きつけているのでしょう。
禅は本来宗教的なものですが、その精神性は宗教的な枠を超えた普遍的な人生哲学として外国人から受け入れられています。
また、「無常」や「空」といった禅独自の概念は、日本の他の精神性や文化とも結びつくことでより深みを増していくため日本文化に関心がある外国人にとって、座禅体験や寺院で過ごす時間はとても貴重なものとなります。
このような背景から、外国人観光客が日本を訪れて、本場の座禅体験をして禅の教えに直接触れたいという外国人が増えているのです。今や、禅は日本人の宗教者だけのものではなく、国や宗教を超えた普遍的な価値を持っているともいえるのです。
モテナスでもこうした外国人観光客のニーズに対応するため、オーダーメイドの座禅体験をご提案しています。
禅思想とは?体験の前に知っておきたい禅の歴史
「禅」は、サンスクリット語の「ディヤーナ」(心が動揺しない状態)を由来とし、人が悟りを目指す教えです。釈迦が菩提樹の下で悟りを開いたことから始まり、弟子の達磨が「文字では伝えきれない悟り」を重視する「不立文字」を提唱しました。
鎌倉時代初期に日本で禅宗が広まり、室町時代に幕府の保護を受けて浸透しました。最初の禅宗は栄西が開いた臨済宗で、明治以降には鈴木大拙が禅を世界に広めました。
禅は宗教を超え、日本の美意識や文化に影響を与え、水墨画、書、庭園、建築、茶道などにその精神が反映されています。禅に触れることで、日本文化の奥深さを理解することができます。
参考サイト:ROCK 和樂web
禅思想の基本
禅思想を理解するための入り口として、「不立文字(ふりゅうもんじ)」という言葉があります。この言葉は、「教典や文字に頼るのではなく、修行体験を通じて真理を伝える」という禅の根本的な教えを示しています。
禅では、不立文字の実践によって悟りを得ることを目指します。これは、自分の中にある仏性に気付き、心身ともに一切の執着を手放した境地に至ることを意味します。
この考え方こそ、禅思想の核となるものです。
不立文字によって、悟りを見出すこと。自分の中の仏に気付き、身も心も一切の執着を手放す状態になること。
そんな考えが禅思想には根付いています。つまり、教典や文字で伝えられることには限界があるということです。
「般若」と「大悲」の重要性
「禅」は、サンスクリット語「ディヤーナ」(心が動揺しない状態)を由来とし、人が悟りを目指す教えです。釈迦が悟りを開いたことに始まり、弟子の達磨が「文字では伝えられない悟り」を重視する「不立文字」を提唱しました。
日本では鎌倉時代に禅宗が広まり、室町時代には幕府の保護を受けて浸透しました。最初の禅宗は栄西による臨済宗で、明治以降には鈴木大拙が禅を世界に広めました。
禅は宗教を超えて日本の美意識や文化に影響を与え、水墨画、書、庭園、建築、茶道などにその精神が反映されています。禅に触れることで日本文化を深く理解できます。
(参考書物:禅と日本文化 Zen and Japanese Culture 鈴木大拙より要約)
参考サイト:臨済宗妙心寺派 大本山妙心寺
禅の修行とは?座禅の意味
禅の修行のひとつが「座禅」です。座禅は姿勢を正して座り、心と身体を一体化させて、悟りを求めるための修行方法です。座禅の本来の目的はリラックスや瞑想ではなく、自分の内側に深く向き合い、真の自己を見つけることにあります。
座禅の基本的な姿勢は以下のとおりです。
- 身体の姿勢は足を組んで背筋をまっすぐに伸ばし、身体の中心を安定させます。このとき、両足を交差して組む結跏趺坐(けっかふざ)が一般的です。
- 両手を組んで親指を軽く合わせて輪を作り、下腹部のあたりに置きます。
- 目は半眼にして視線は1〜2メートル程度先に送ると良いとされています。
この基本姿勢をキープして心と呼吸を落ち着かせて精神統一を行うのが座禅です。
禅思想と日本文化
禅とは、物事の真実の姿やあり方を見極め、それに正しく対応するために心の働きを整えることを指します。このような精神性に達するために、修行を積むことが禅の基本です。
禅の修行には、「座禅修行」「公案」「作務」という三つの基本的な要素があります。
「座禅修行」…座禅を組み、呼吸と心を整えながら、自分の心の奥深くに意識を向ける修行です。座禅は、心を静めて内面的な探求を行うための禅の基本的な修行とされています。
「公案」…公案とは、修行者が悟りを得るための研究課題です。これに取り組むことで、思考の枠を超えた洞察力を養い、悟りの境地へと近づきます。
「作務」…作務は掃除や料理などの日常的な作業を通じて心を磨く修行です。特別な環境や設備が必要ないため、日常生活の中で禅を取り入れる入り口としても知られています。
こうした修行の意味や目的を理解することで、座禅体験を通じて禅の精神性と文化をより深く感じることができるでしょう。
座禅体験とは?
禅の修行としても座禅ですが、実は体験することができます。日本文化のひとつである座禅の体験とはどのようなものなのでしょうか。
禅の修行である座禅を気軽に体験
座禅体験とは、禅の修行の座禅を初心者や外国人でも気軽に体験できるというプログラムです。
禅寺で行われている本格的な修行の座禅はとても厳しいものですが、座禅体験では心を落ち着け、自分自身を見つめ直すための禅の精神の基本を体験して学ぶことができます。
短時間で体験できるため、過密な観光スケジュールの中でも取り入れやすく、外国人観光客や観光客からも人気があります。
座禅の基本的な姿勢や呼吸法を学びながら、心の静寂を感じて自分を見つめ直すという貴重なひとときを過ごすことができます。寺院で行われるため、日本の伝統建築や庭園、そして、宗教にも触れる機会となります。
町歩きとセットの座禅体験で日本文化を体験できる
座禅体験を町歩きや観光と組み合わせたプランが注目されています。たとえば、京都や鎌倉のような歴史ある町では、古い寺院で座禅を体験した後、地元の文化や伝統を巡るコースの設定も可能です。
日本の風情を感じる街を歩いて、食を楽しみつつ座禅体験をすることで日本文化を体験できます。
禅寺での静寂な時間と対照的な観光地の賑わいを同時に楽しむことができます。もちろん、座禅体験を通じて日本文化の精神性を学び、その背景にある歴史や精神性を理解する機会にもなります。
外国人のための座禅体験
訪日外国人のための座禅体験は近年盛んに行われており、特に有名なところでは全国にある曹洞宗のお寺で座禅の行を体験できます。
日本の寺院を訪ねること自体も、外国人のお客様にとっては貴重な文化体験となります。そんな寺院の講堂や本堂で行われる座禅体験は、とても新鮮な時間となります。
近年欧米を中心に「瞑想」「マインドフルネス」といった要素がブームになっていることからも、訪日外国人の方が気軽に「座禅体験をしてみたい」と考えることが増えているのです。
オーダーメイドの座禅体験ができるお寺がある
外国人観光客向けには、座禅を含んだオーダーメイドのプランが人気です。お寺を訪ねて、座禅体験とご住職から説法を体験します。ケースバイケースですが、貸し切りに出来ることもあります。
もちろん通訳の方がいらっしゃいますので、外国人にはなかなか理解しづらい説法もきちんと理解できます。
最近では、海外の企業がチームビルディングとしての座禅体験ツアーに参加するというケースもあるそうです。
モテナス日本では、このような外国人向けの座禅体験プランをオーダーメイドでご提案できます。
人数やお客様の年代・性別・お好みに合わせたアレンジが可能ですので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
【オーダーメイド座禅体験の流れ例】
由緒あるお寺を訪問
↓
座禅の組み方や禅の瞑想を学ぶ
↓
座禅の後に茶道を体験
↓
お茶をいただきながら、日本のおもてなしの心や考え方について住職から説法をうける
趣のあるお寺で本格的な禅体験、そして茶道体験を通して、和の心を学ぶことができます。
座禅と茶道の組み合わせプランはもちろんモテナスでアレンジ可能です。
外国人座禅体験ができる寺院は全国に!
座禅体験は様々な寺院で行われていますが、言語の問題などもありますので、全ての寺院で外国人向けの体験を行っているというわけではありません。
「曹洞宗 外国人受け入れ寺院リスト」を利用すれば、全国の曹洞宗のお寺から外国人の受け入れが可能な寺院を探すことができます。
東京の外国人向け座禅体験が可能な寺院
東京には以下のような外国人座禅体験可能な寺院があります。
1.起雲山 大龍寺
〒162-0053 東京都新宿区原町2-62
TEL:03-3203-8394 FAX:03-3203-8396
詳細はこちら
2.吉祥山 壽徳寺
〒206-0013 東京都多摩市桜ヶ丘4-26-3
TEL:042-375-7157
詳細はこちら
3.桐ケ谷寺
〒142-0062 東京都品川区小山1-4-8
TEL:03-3782-1359 FAX:03-3782-5799
詳細はこちら
4.耕雲寺
〒157-0073 東京都世田谷区砧7-12-22
TEL:03-3416-1735 FAX:03-3416-0392
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5.吉祥寺
〒113-0021 東京都文京区本駒込3-19-17
TEL:03-3823-2010 FAX:03-5814-3300
詳細はこちら
6.正覺寺
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5-8-7
TEL:03-3801-1042 FAX:03-3801-1257
詳細はこちら
鎌倉の外国人向け座禅体験が可能な寺院
鎌倉では曹洞宗の外国人受け入れ可能寺院はないのですが、他の寺院でも外国人向け座禅体験を行っています。
1.円覚寺(禅寺)
1.円覚寺(禅寺)
〒247-0062 鎌倉市山ノ内409
TEL:0467-22-0478
公式サイト
2.建長寺
2.建長寺
〒247-8525 神奈川県鎌倉市山ノ内8
TEL:0467-22-0981
公式サイト
このような寺院での座禅体験は英語通訳がいるわけではないため、参加にあたっては事前に通訳同行でのプランを立てるのがおすすめです。
モテナスでは希望エリアでの寺院のご紹介から、人数やお客様の好みに合わせてスケジュールや通訳のアレンジメントを行います。お気軽にご相談くださいね。
京都・奈良で外国人向け座禅体験が可能な寺院
古都京都と奈良にはたくさんの寺院があるため、1日で複数の寺院を巡ることもできます。外国人のための座禅体験ができる寺院も複数ありますし、中には宿泊ができる寺院もありますよ。
1.妙心寺・春光院
〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町42
TEL: 075-462-5488
詳細はこちら
2.妙心寺 退蔵院
〒616-8035京都市右京区花園妙心寺町35
TEL:075-463-2855
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3.久祥山 寶福寺
〒612-8376 京都府京都市伏見区西大文字町965
TEL:075-611-6037 FAX:075-611-6420
詳細はこちら
4.三説山 清泰庵
〒603-8462 京都府京都市北区大宮玄琢北町35
TEL:075-491-2579 FAX:075-491-2579
詳細はこちら
5.興聖寺
〒611-0021 京都府宇治市宇治山田27-1
TEL:0774-21-2040 FAX:0774-22-4878
詳細はこちら
6.榮春寺
〒612-0053 京都府京都市伏見区桃山町丹下30
TEL:075-641-2070 FAX:075-641-2089
詳細はこちら
7.徳林寺
〒629-0312 京都府南丹市日吉町上胡麻小山5
TEL:0771-74-0357
詳細はこちら
8.南陽寺
〒636-0206 奈良県磯城郡川西町吐田499
TEL:0745-43-1459 FAX:0745-43-1459
詳細はこちら
9.景德寺
〒639-3701 奈良県吉野郡上北山村大字河合136
TEL:07468-2-0052
詳細はこちら
このような寺院での座禅体験では、英語通訳が約束されているわけではないため、参加にあたっては事前に通訳同行でのプランを立てるのがおすすめです。
外国語での対応が可能かは事前にお寺に確認しましょう。また、予約が必要なケースもあります。
モテナスでは希望エリアでの寺院のご紹介から、人数やお客様の好みに合わせてスケジュールや通訳のアレンジメントを行います。お気軽にご相談くださいね。
禅に関するよくある疑問
ここからは、禅に関するよくある質問にお答えしていきます。
禅と瞑想の違いと共通点
禅と瞑想は確かによく似ているように思えます。確かに類似点はあるのですが、異なる点もあります。
まず、共通点としては、どちらも心を落ち着かせることを目的としており、精神的な安定や集中力の向上を目指しているということです。
どちらも呼吸法や姿勢を大切にして心身の調和を図っています。
ですが、違いもあります。まず、宗教的背景が異なります。禅は仏教、特に禅宗に由来するもので修行のひとつですから、宗教的な要素が含まれます。一方で、瞑想は宗教的な背景は持っていません。
そのため目的も異なっていて、禅は宗教的な悟りを開くためのものですが、瞑想はリラクゼーションやストレス軽減を目的としています。
禅とマインドフルネスの違いと共通点
共通点は、「今この瞬間」に意識を向けることや、呼吸法で心を落ち着かせる手法です。しかし、禅は宗教的な背景を持つ一方、マインドフルネスは宗教色がなく、現代の心の健康法としてストレス管理を目的としています。
マインドフルネスは1979年にジョン・カバット・ジン氏が心理学と組み合わせて体系化し、医療や教育現場など幅広い分野で活用されています。禅と似た瞑想法をベースにしながら、ヨガやウォーキングを取り入れるなど、自由度が高く多様なメソッドが特徴です。宗教的な意味合いを排除することで、アメリカでは学校や病院、刑務所などでも広く実践されています。
外国人の座禅体験を通訳付きオーダメイドで企画しよう
日本は長い歴史の中で禅の思想を大切に受け継ぎ、その精神性は現代でも日本文化の中に根付いています。
近年では、マインドフルネスの普及を背景に、禅思想への関心が世界的に高まっています。そのため、外国人にとって座禅体験は、禅の歴史と精神性を肌で感じられる貴重な機会として人気を集めています。
モテナスは、日本文化を体験したいという外国人向けのオーダーメイドな観光プランを提供しています。
モテナスでは、座禅体験も通訳付きでオーダーメイド企画としてご提案可能です。人数やご要望に応じた柔軟なプランニングができるため、個人の接待や企業のチームビルディングイベントなどのさまざまなニーズに対応可能です。
日本の奥深い禅文化を、外国人の方々により深く体感していただくための特別な座禅体験をぜひご相談ください。
まとめ
日本の禅は、長い歴史の中で受け継がれ、その精神性は現代の世界中の人々に影響を与えています。マインドフルネスの広がりとともに、禅の思想や座禅体験への関心が高まり、外国人観光客にとって日本文化を深く知るための魅力的なアクティビティとなっています。
モテナスでは、外国人向けの座禅体験を通訳付きでオーダーメイド企画として提供しています。
個人の接待から企業のチームビルディングまで、多様なニーズに対応可能です。日本文化の奥深さを伝える座禅体験を通じて、禅の精神性と魅力を外国人の方に伝えるお手伝いをいたします。
外国人のお客様にとって忘れられない体験を提供するオーダーメイドプランはぜひモテナスにご相談ください。
私たちは日本独自のおもてなし文化を世界の人々に広めるために日夜努力しています。外国人ゲストの接待・おもてなしに関するご相談もお気軽にお問い合わせください。