2026年版!冬の祭りガイド12選|北海道・東北・関東の冬祭りと外国人に伝えたい日本の魅力

「冬の日本をもっと特別に味わってもらうには、どんな体験がいいだろう?」そんなふうに考えたことはありませんか。

冬の日本には、雪や氷を使った幻想的な祭りがあります。

巨大な雪像や氷像に圧倒され、無数のろうそくの光に包まれる時間は、日本人にとっても非日常。
外国人の方にとっては、さらに新鮮で心に残る特別な体験になるでしょう。そこに触れれば、誰もが日本の自然や文化を深く感じることができます。

2026年も北海道・東北・関東で、雪と炎が織りなす冬祭りが各地で開催されます。この記事では、その魅力とおすすめのイベントを紹介します。さらに、冬のお祭りをより豊かに楽しむためのヒントや、外国人をもてなす文化体験と組み合わせた過ごし方もあわせてご紹介します。

目次

冬祭りの魅力と起源

支笏湖氷濤まつり

日本各地で行われる冬の祭りは、雪や氷の美しさを楽しむだけの行事ではありません。その背景には、厳しい寒さを乗り越えるための祈りや、自然への感謝、地域の人々の絆を深める思いが込められています。

長い歴史の中で受け継がれてきたこれらの祭りは、日本人の精神性や美意識を今に伝える貴重な文化です。ここでは、冬祭りがどのように生まれ、どのような意味を持つのかを見ていきます。

冬の寒さを乗り越えるための祈り

冬の祭りの根っこには「つぎの春まで無事に過ごしたい」という切実な願いがあります。

たとえば、以下のような行事や冬祭りには、厳しい寒さを乗り越えたいという先祖たちの祈りが込められています。

  • どんど焼き
    …毎年1月中旬ごろ行われる、健康や五穀豊穣を祈るならわし。神社や河川敷で大きなたき火を囲み、厄やけがれを払う。
  • 道祖神火祭り(長野・野沢温泉)
    …火の力で悪いものを祓い、家内安全や良縁、子どもの成長を願う祭り。

これらの行事は、冬をこえて春を呼び込むための共同の祈りとして今も各地で受け継がれています。どんど焼きは地域によって「さいのかみ」「左義長」「とんど」などさまざまな呼び名で親しまれ、火を囲む人々の姿には冬を生き抜く知恵が込められています。野沢温泉の道祖神火祭りでは、炎と人がぶつかる迫力の光景が夜空を焦がし、祈りの力を強く感じさせます。

自然への感謝と共同体の絆

日本の冬の祭りは、寒さや雪を敵にしないでともに生きる知恵から生まれました。

以下のような行事や冬祭りには、雪や炎を通して災いを祓い、家族の安全や豊作を願う先祖たちの祈りが込められています。

  • 横手のかまくら(秋田)
    …約450年の歴史をもち、雪の祠で水神さまに豊作や家内安全を祈り、子どもたちが甘酒やおもちをふるまう行事。
  • なまはげ柴灯まつり(秋田)
    …古い神事「斎燈祭」となまはげが結びついた祭りで、神を迎え悪を祓い、豊作や無病息災を願う。

これらの祭りには、寒さや雪を敵とせず、ともに生きる知恵と祈りが込められています。横手のかまくらでは子どもたちが甘酒やおもちをふるまい、世代や旅人が自然と交流するあたたかな光景が広がります。なまはげ柴灯まつりは、鬼の姿をしたなまはげと炎が織りなす迫力ある夜で、こわさとありがたさが同居する独特の空気を今に伝えています。

雪・氷・炎を活かした芸術性と日本人の美意識

日本の冬祭りは、雪や氷、炎といった自然そのものを素材にして美を表現します。

  • さっぽろ雪まつり(北海道・札幌)
    …1950年に地元の学生が始めた行事で、雪と氷の造形が並ぶ世界的な祭典へ発展した、日本を代表する冬祭り。
  • 灯りの祭り
    …雪原や河畔に無数のろうそくを並べ、火と雪が織りなす幻想的な光景を楽しむ、日本各地で行われる冬祭り。

これらの祭りには、「消えると知りながら美を生み出す」日本人の美意識が映し出されています。雪や氷は春には溶け、炎は一瞬で消えてしまいますが、その儚さを受け入れながら一瞬の美しさをつくり出す姿勢に、日本文化ならではの価値観が宿っています。

北海道の冬祭り

ここまで冬祭りの歴史や魅力について触れてきましたが、実際にその場を訪れてこそ体感できる感動があります。雪や氷、炎や灯りが織りなす風景は写真や映像だけでは伝わらない迫力を持ち、訪れる人の記憶に深く残ります。ここからは、外国人の方をお連れするのにもおすすめな冬祭りを、エリアごとにご紹介します。

北海道の冬は厳しい寒さに包まれますが、その自然を活かした雪と氷の祭りが各地で開催されます。巨大な雪像や氷像、ろうそくの灯りがつくる幻想的な風景は、訪れる人を魅了します。札幌や旭川の大規模イベントから、小樽や中標津の地域色豊かな祭りまで、北海道ならではの冬の魅力を体験できます。

札幌雪まつり

大通公園の並木道が、巨大な雪と氷の造形で彩られる一週間です。昼間は精緻に作り込まれた雪像や氷像を鑑賞でき、夜はライトアップによって幻想的な光景が広がります。会場では国際雪像コンクールも開催され、世界各国のチームが技を競い合う姿は圧巻です。

また、屋台では北海道ならではのグルメも楽しめ、訪れる人々の体を温めてくれます。観光客はもちろん、地元の人々にとっても冬を象徴する特別なイベントであり、毎年200万人以上が訪れる日本を代表する冬の祭りです。雪と光が織りなす迫力と美しさは、一度は体験したい冬の風物詩といえるでしょう。

開催情報

会場 大通会場              西1丁目から西11丁目
   つどーむ会場            札幌市スポーツ交流施設「つどーむ」
   すすきの会場            南4条通から南7条通までの駅前通
電話 011-281-6400(札幌観光協会)
開催期間 2026年2月4日(水)〜2月11日(水・祝)
アクセス JR札幌駅から徒歩約15分/地下鉄「大通」駅すぐ(大通会場)
公式サイト

旭川冬まつり

石狩川の河川敷に、世界最大級といわれる大雪像が登場する迫力満点の冬祭りです。昼間は雪と氷で作られた巨大な造形を楽しみ、夜にはプロジェクションマッピングと花火が加わり、光と音の華やかな演出が冬の夜を彩ります。会場には雪像のすべり台や雪遊びスペースもあり、子供から大人まで楽しめる工夫がされています。

さらに、屋台では旭川ラーメンや地元グルメが味わえるのも魅力です。北海道の寒さを忘れさせてくれる温かい食事とともに、にぎやかな雰囲気を体験できます。毎年数十万人以上が訪れるこの祭りは、札幌雪まつりと並ぶ北海道の冬を代表するイベントです。壮大な雪像と花火の競演は、一度は見ておきたい冬の絶景といえるでしょう。

開催情報

会場 北海道旭川市 石狩川河川敷
開催期間 2026年2月6日(金)〜2月11日(水・祝)
アクセス JR旭川駅から徒歩約25分/期間中はシャトルバス運行
公式サイト

小樽雪あかりの路

運河の水面や旧手宮線跡地に、無数のキャンドルと雪のオブジェが並ぶ幻想的な冬の祭りです。昼間の小樽はレトロな街並みが魅力ですが、夜になるとろうそくの灯りがひとつひとつともされ、街全体が光に包まれるような静かな美しさを演出します。

訪れる人は、灯りの揺らめきと雪の白さが織りなす雰囲気に癒され、自然と足をとめて写真を撮りたくなるでしょう。屋台やカフェではホットワインやスイーツを味わえ、散策するだけで心まで温まります。観光客だけでなく地元の人々からも親しまれ、冬の小樽を代表する風物詩として一度は訪れたいイベントです。

開催情報

会場 北海道小樽市 小樽運河、旧国鉄手宮線、朝里川温泉ほか市内各所
開催期間 2026年2月7日(土)〜2月14日(土)
アクセス JR小樽駅から徒歩約10〜15分(小樽運河)
公式サイト

なかしべつ冬まつり

道東・中標津町で開かれる、地域に根ざした温かみのある冬祭りです。会場には雪と氷で作られた雪像や大きなジャンボすべり台が登場し、子どもたちの歓声が響きわたります。夜には冬の澄んだ空に色鮮やかな花火が打ち上がり、白銀の景色と光のコントラストが訪れる人を魅了します。

都会の大規模イベントとは違い、地元ならではのアットホームな雰囲気が魅力です。温かい食べ物や地元グルメを楽しみながら、地域の人々と一緒に雪を遊び尽くす体験は格別です。中標津ならではの素朴で心温まるこの祭りは、道東の冬を体感できる貴重な機会となるでしょう。

開催情報

会場 北海道標津郡中標津町 総合文化会館「しるべっと」前広場
開催期間 2026年2月14日(土)〜15日(日)
アクセス 中標津空港から車で約10分
公式ページ

東北の冬祭り

北海道に続いて、東北にも多彩な冬祭りがあります。雪深い地域だからこそ受け継がれてきた行事が多く、炎と雪の競演が生み出す独特の雰囲気は他では味わえません。ここからは、外国人ゲストを案内するのにも喜ばれる、東北ならではの冬祭りをご紹介します。

東北の冬祭りは、雪深い土地ならではの炎と雪の競演が魅力です。なまはげ柴灯まつりの迫力ある神事や、横手のかまくらの幻想的な灯りなど、祈りと遊びが一体となった伝統行事が各地で行われます。地域の人々の暮らしや精神性を感じられる冬の風物詩です。

なまはげ柴灯まつり(秋田)

なまはげ柴灯まつり

秋田・男鹿市の真山神社で行われる、炎と太鼓、なまはげが一体となる迫力のある冬祭りです。夜の神社にかがり火が焚かれ、鬼の面をかぶったなまはげが登場すると、境内は一気に緊張感に包まれます。太鼓の響きとともに、悪霊を祓い、家内安全や五穀豊穣を祈る荘厳な神事が繰り広げられます。

この祭りの魅力は、ただの観光イベントではなく、古来からの祈りが今も息づく伝統行事であることです。なまはげの力強い姿と炎に照らされた幻想的な光景は、訪れる人々の心に深い印象を残します。「怖さ」と「ありがたさ」が共存する特別な夜を体験できる、東北を代表する冬祭りです。

開催情報

会場 秋田県男鹿市北浦真山 水喰沢(真山神社周辺)
開催期間 2026年2月13日(金)〜2月15日(日) 18:00〜20:30
アクセス JR男鹿駅・男鹿温泉郷~会場間の臨時有料バスを運行
公式サイト

横手のかまくら(秋田)

約450年の歴史をもつ伝統行事で、市内に大小さまざまな「かまくら」が並ぶ姿は圧巻です。かまくらの中では子どもたちが「入っていってたんせ」と声をかけ、訪れた人に甘酒やお餅をふるまう温かなおもてなしが受け継がれています。雪国ならではの暮らしの知恵と祈りが形になった祭りです。

夜になると、かまくらの中に灯されたろうそくが幻想的に輝き、街全体が柔らかい光に包まれるような景観が広がります。祭りを歩けば、人々の笑顔や交流があふれ、自然と心まで温まります。雪と灯りが織りなす優しい風景は、東北を代表する冬の魅力を体感できるひとときです。

開催情報

会場 秋田県横手市 横手市役所本庁舎前・横手公園・二葉町・その他市内一円
開催期間 2026年2月13日(金)〜14日(土) 18:00~21:00
アクセス JR横手駅から徒歩または巡回バス
公式サイト

弘前城雪燈籠まつり(青森)

青森県・弘前公園を舞台に、約150基の雪燈籠と無数のミニかまくらが並ぶ幻想的な祭りです。昼間は雪に覆われた弘前城の風景を楽しみ、夜になるとろうそくの灯りが一斉にともり、歴史ある天守と光が織りなす幽玄の景観を味わうことができます。

会場には市民手作りの雪像や滑り台もあり、観光客と地元の人々が一緒になって冬を楽しめます。城郭と雪灯りの調和は、北国ならではの美意識を感じさせ、訪れる人に深い余韻を残すでしょう。

開催情報

会場 青森県弘前市下白銀町1 弘前公園
開催期間 2026年2月6日(金)〜11日(水・祝) 10:00〜21:00(最終日は20:00まで)
アクセス JR弘前駅から循環バスで「市役所前」下車
公式サイト

会津絵ろうそくまつり(福島)

会津絵ろうそくまつり

福島県・会津若松市の鶴ヶ城と御薬園を舞台に、職人が手描きした花模様のろうそくが雪景色を彩ります。灯りに浮かぶ赤や青の花は、まるで冬の闇に咲いた花のようで、静かな美しさを体験できるのが特徴です。

この祭りは派手さよりも「しっとりとした情緒」を大切にしており、ろうそくの灯りが揺れる光景は訪れる人の心を穏やかにしてくれます。雪国の冬を優雅に楽しめるこの行事は、東北の文化と美意識を象徴する存在として広く知られています。

開催情報

会場 福島県会津若松市 鶴ヶ城(メイン会場)、御薬園(サブ会場)、市内各所
開催期間 2026年2月13日(金)〜14日(土) 予定 17:00〜点灯式 17:30〜20:30
アクセス JR会津若松駅から周遊バス「ハイカラさん」利用
公式サイト

関東の冬祭り

東北の伝統的な祭りとは対照的に、関東ではアクセスの良さと多彩なスタイルが魅力です。歴史ある曳山祭から温泉地のかまくら、都会で楽しめるイルミネーションまで、幅広い選択肢があります。ここからは、外国人をお連れする観光にもおすすめできる関東の冬祭りをご紹介します。

関東では、秩父夜祭のような歴史ある曳山祭から、湯西川温泉のかまくら祭、都会で楽しめるイルミネーションイベントまで、多彩な冬祭りが開催されます。伝統と現代的な演出が融合した祭りは、アクセスの良さも魅力で、気軽に冬の特別な体験を楽しむことができます。

秩父夜祭(埼玉)

秩父夜祭

埼玉県秩父市で行われる、日本三大曳山祭のひとつとして有名なお祭りです。豪華な山車が町を練り歩き、囃子の音とともに冬の夜空に打ち上がる花火が観客を魅了します。秩父神社の例大祭として古くから続く由緒ある行事で、熱気あふれる冬の夜を体感できます。

山車の彫刻や飾りは非常に精巧で、夜の提灯に照らされる姿は圧巻です。秩父市全体が一体となる盛大な祭りは、伝統と活気を同時に味わえる冬の名物です。

開催情報

会場 埼玉県秩父市番場町1-3 秩父神社周辺
開催期間 2025年12月2日(火)〜3日(水)
アクセス 西武秩父駅から徒歩約15分
公式サイト

※2026年の開催情報は未発表(2025年11月現在)

湯西川温泉かまくら祭(栃木)

湯西川温泉かまくら祭

栃木県日光市の湯西川温泉で開催される、ミニかまくらの灯りが名物の冬祭りです。沢口河川敷には小さなかまくらがずらりと並び、夜になると一斉にろうそくが灯され、幻想的な光景が広がります。

平家の里会場では大きなかまくらに入る体験もでき、雪遊びと歴史文化の両方を楽しめます。温泉地ならではの雰囲気とあわせて、雪と湯のぬくもりを満喫できる特別な祭りです。

開催情報

会場 栃木県日光市湯西川 沢口河川敷 平家の里会場 水の郷スノーパーク
開催期間 2026年1月30日(金)〜3月1日(日)
アクセス 東武鉄道「湯西川温泉駅」からバス約25分
料金 会場によってことなります
公式サイト

さがみ湖イルミリオン(神奈川)

さがみ湖イルミリオン

相模原市のさがみ湖リゾートで行われる、関東最大級のイルミネーションイベントです。約600万球の光が山あいを彩り、夜の森が光の世界へと変わります。2025年シーズンは「たまごっち」とのコラボが話題で、キャラクターと光の演出が融合した幻想的な空間を楽しめます。

広大な敷地内にはフォトスポットやコラボグッズも用意され、見て・撮って・持ち帰る楽しみがあります。家族連れやカップルで訪れたい人気の冬イベントです。

開催情報

会場 神奈川県相模原市緑区若柳1634
開催期間 2025年11月15日(土)〜2026年5月10日(日)予定 ※2026年4月6日以降は土日のみ
アクセス JR相模湖駅からバス約8分「さがみ湖リゾート前」下車/中央道「相模湖東IC」から車で約7分
公式サイト

六本木・東京ミッドタウンの冬イルミネーションイベント(東京)

東京ミッドタウンの冬イルミネーション

東京の都心を代表する冬のイベントで、「MIDTOWN CHRISTMAS 2025」として開催されます。今年のテーマは「Your Christmas Story」。ミッドタウン・ガーデンではしゃぼん玉と雪の演出、光と音が連動するショーが楽しめ、街全体が幻想的な雰囲気に包まれます。

本物のもみの木ツリーや「光の散歩道」、館内の「サンタツリー」や「クリスマスマルシェ」も見どころです。都心にいながら、華やかで心ときめくクリスマス体験ができるイベントです。

開催情報

会場 東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン
開催期間 2025年11月13(木)〜12月25日(木)
アクセス 都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木駅」直結
公式サイト

※2026年の開催情報は未発表(2025年11月現在)

冬のお祭りを楽しむポイント

雪と灯りに包まれる冬のお祭りは、とても心に残る体験です。ただし、寒さが厳しい季節だからこそ、少しの準備で快適さがぐんと変わります。あたたかい靴やカイロを用意したり、早めに宿を予約したりするだけで、旅の安心感が生まれます。

さらに、屋台で味わう甘酒や郷土料理観光の合間に立ち寄る温泉も楽しみのひとつです。小さな工夫を重ねれば、冬祭りは「寒さを我慢する時間」ではなく「五感で味わう特別な思い出」に変わります。

防寒対策(足もと・カイロなど)

防寒対策

冬祭りを快適に楽しむためには、しっかりとした防寒対策が欠かせません。特に雪や氷の上を長く歩くため、足もとの準備がとても大切です。滑りにくい防水ブーツや厚手の靴下を用意しておけば、雪道でも安定して歩くことができ、足先の冷えを防げます。さらに、耳や首を覆うマフラーやイヤーマフ、手袋などで体の末端を保護することで、全身の体感温度が大きく変わります。

また、寒冷地での長時間の観覧には、使い捨てカイロを上手に活用すると安心です。腰やお腹、足先に貼ると血流が保たれやすく、体温を維持できます。観光の途中で写真撮影やスマートフォンの操作をする方には、タッチパネル対応の手袋が便利です。こうした小さな工夫の積み重ねが、冬祭りを心地よく楽しむ秘訣になります。


宿泊・交通は早めの予約

雪の中の新幹線

人気の冬祭りは開催期間が短く、ホテルや交通機関が早く埋まってしまう傾向があります。特に札幌雪まつりや旭川冬まつりのような大規模イベントでは、国内外から多くの観光客が集まるため、数か月前から宿泊施設が満室になることも珍しくありません。予定が決まったら、早めに宿泊先と移動手段を確保しておくことが安心につながります。

さらに、公共交通機関を利用する場合は、臨時列車やシャトルバスの運行情報を事前に確認しておくことをおすすめします。降雪による遅延や運休も想定して、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。早めの予約と情報収集が、当日の不安をなくし、冬祭りを思いきり楽しむ秘訣です。


外国人に人気の屋台グルメや温泉を組み合わせる

雪と温泉

冬祭りの大きな魅力は、会場で出会える屋台グルメです。雪景色の中で飲む甘酒やおしるこは体を内側から温めてくれますし、きりたんぽ鍋やジンギスカンなど土地ならではの料理も楽しめます。祭りの記憶は、味や香りと結びつくことでより鮮明に残ります。

さらに、観光と合わせて温泉を楽しむプランを組み込むと、旅の満足度が一層高まります。雪景色を眺めながらの露天風呂は格別で、冷えた体を芯から癒してくれる特別な体験です。歩き疲れた体を温泉で休めることで、翌日の観光も快適に過ごすことができます。グルメと温泉の組み合わせは、冬祭りを「見る」だけでなく「五感で楽しむ」体験に変えてくれます。

モテナス日本が提案するVIP向け冬祭り体験プラン

ここからは、弊社モテナス日本が提案する「外国人VIP向けの冬祭りプラン」を紹介します。

冬祭り体験 × 老舗旅館での精進料理

精進料理

冬祭りで雪と光の世界を楽しんだあとは、老舗旅館でいただく精進料理が心と体を整えてくれます。豆腐や旬の根菜を中心とした料理は、一品ごとに意味が込められた日本の食文化です。器や盛り付けにも工夫があり、目と舌で四季を味わえるのが魅力です。

精進料理は、自然の恵みに感謝していただく伝統的な食事です。祭りの熱気から離れ、静かな空間で過ごすことで、体を労わりながら日本の精神性に触れる時間となります。海外の方にとっても、特別な発見につながる体験です。

冬祭り体験 × 禅体験

坐禅

冬祭りの賑わいのあとに、禅体験で静けさを味わう時間を取り入れると旅が一層印象的になります。早朝の寺院で行う坐禅や写経は、雪に包まれた凛とした空気の中で心を落ち着けるひとときです。

禅体験では、呼吸を整え無になる感覚を体験します。冬だからこそ感じられる澄んだ空気と相まって、心のざわめきが静まる特別な瞬間を味わえます。「動」と「静」のコントラストが旅に深みを与え、忘れられない時間になるでしょう。


冬祭り体験 × 伝統芸能鑑賞(能・雅楽など)

能

祭りのあとに、能や雅楽といった伝統芸能を鑑賞することで、日本文化の奥行きをさらに感じられます。荘厳な音色や所作は、冬祭りで体感した祈りや美意識と響き合う時間です。

少人数での鑑賞会であれば、演目の背景や楽器の解説を交えながら楽しめます。日常から離れた空間で古来の芸能に触れることで、日本らしさを深く理解できる特別な体験となります。

冬のお祭りで外国人に伝わる日本の精神性

つなん雪まつり

冬のお祭りは、単なる観光イベントではなく、日本人が古くから大切にしてきた精神性を感じられる行事です。厳しい冬を美しく彩り、雪や氷、炎や灯りを芸術に変える姿には、日本ならではの美意識が宿っています。その場に身を置くことで、訪れる人は日本人の心や自然観に触れることができます。

冬祭りは、観光やおもてなしの場として特別な時間を演出できる体験です。雪と氷で作られた壮大な造形や、ろうそくが灯す幻想的な景色は、訪れた人の心に深く刻まれます。さらに温泉や郷土料理、伝統文化とあわせて楽しめば、旅全体がより印象的で豊かな体験へと広がります。

モテナス日本では、冬のお祭りと文化体験を組み合わせたVIP向けの特別プランをご提案しています。雪と光に包まれる非日常の時間を、ぜひ文化体験と共に楽しみながら、日本の精神性を伝える特別な旅を実現してください。

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