【花見の歴史と日本文化】外国人も大好きな桜と人気スポット 英文事例あり

Mayumi Folio
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だんだん暖かくなり、桜のつぼみが色つき始めました。

 

桜色が日本を覆い尽くすこの時期。

 

訪日外国人の方も「日本の桜をぜひ味わいたい!」と考えている方も多いですよね。

 

桜の花が咲き誇る日本の春。

 

お花見を誘う時に使える英語フレーズもおさえておけば、気軽に外国人の方をさそってお花見にいけます。

 

では、お花見についてほんの少し詳しくなってみましょう!

 

今回は、

 

• 日本のお花見文化について。

 

• 外国人を誘う時使えそうな英語フレーズは?

 

• 外国人のよろこぶおすすめのお花見スポット

 

について、ご紹介いたします。

 

お花見と日本文化

さくらの語源

桜の語源には日本神話の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の“さくや”が“さくら”になったといわれています。

 

咲耶姫は木の花のように非常に美しい女神で、天照大神のまご皇室の始祖といわれている瓊瓊杵命(ににぎののみこと)と結婚しました。

 

かぐや姫のモデルという節もあり、まさに満開の桜の花のような日本神話の中で最も美しいといわれる女神様。

 

有名な日本神話の登場人物である山幸彦、海幸彦の母親でもあり、木花咲耶姫の神社が日本各地にあります。

 

参考記事:

 

お花見のはじまり

奈良時代、お花見といえば梅の花が主流でした。

 

平安時代に入ると、風流なことが大好きな貴族たちの間で、桜の花のお花見が主流になります。

 

貴族たちは美しい桜の花を愛でながら、宴をし、歌を詠み合うお花見。

 

その優雅さや風流さは平安貴族らしく、現在のお花見にもつながる日本特有の美意識があります。

 

しかし、庶民,特に農民たちにとって、桜の花は神の宿る木といわれていました。

 

冬の間山にこもっていた田の神様が、春になると山から下りてきて桜の木に宿ります。

 

そして桜の花は満開になり、春の訪れを皆で分け合います。

 

豊饒を祈り、人々は桜の木にお供えをして春を祝いました。

 

桜の咲き方や咲き始める時期によってその年の豊饒を占ったと言われています。

 

貴族も平民も共通していたのは、桜の花を愛でながら桜の木の下でする食事や宴。

 

その名残が今もつづき、日本は桜の花が満開になるころに人々は桜の木の下で食事や宴会を開きます。

 

ソメイヨシノと日本の歴史

お花見が庶民の行楽になった江戸時代。

 

園芸の技術も進み、桜の新しい品種がたくさん開発されるようになりました。

 

日本の桜の代表品種であるソメイヨシノも江戸時代に開発されます。

 

江戸の郊外、染井村(現在の東京都豊島区)で誕生したソメイヨシノ。

 

染井村で産まれた桜は、奈良の桜の名所吉野山にちなんで、当時“吉野桜”と名付けられました。

 

しかし、吉野山の桜は自生する「ヤマザクラ」で、染井村でうまれた吉野桜とは別の物。

 

混乱をさけるために明治時代、染井吉野 ソメイヨシノ と改名されました。

 

他の桜より成長がはやく、若いうちから美しく花を咲かせるソメイヨシノは明治時代に公園、道路沿い、川沿いなど公共事業として全国的に植樹されていきます。

 

しかし、二度の世界大戦によって、激しい空襲をうけた日本。

 

同時にたくさんの桜の木も失います。

 

戦後,日本復興の際、美しかった日本の風景をよみがえらせようと、明治時代より更に熱心にソメイヨシノは全国で植樹されていきます。

 

現在、その時にうえられた桜の木が立派に育って、日本の春の風景は見事に桜一色になりました。

 

外国人におすすめのお花見スポット10選

外国人に人気のあるお花見スポットは、お花見+観光地や立地の良さ。

 

短い滞在の間、首尾よく日本を満喫したい人が多いので、「人気観光地であり、さらにお花見スポットである」という場所に人気が集まっています。

 

また、写真映えにもこだわりがある人がおおいので、お城や神社仏閣など日本らしい建造物が被写体として楽しめる場所も人気があります。

 

ここではそんな点に注目しながら、外国人が喜んでくれるお花見スポットをご紹介します。

 

桜開花 満開予想2022年:

 

東京 新宿御苑

新宿駅から近い新宿御苑のお花見は、やはり外国人観光客に大変人気があります。

 

デパートが建ち並ぶ新宿では各百貨店のお花見期間限定の有名店お花見弁当を選ぶことができます。

 

お花見弁当は大丈夫ですが、お酒の持ち込みが禁止になるので、注意しましょう。

 

混雑緩和と新型コロナウィルス感染症対策として、今年も新宿御苑のお花見も事前予約が必要になりますが、禁止ではありません。

 

今年は美しい桜がたのしめます。

 

新宿御苑 お花見予約:

 

環境省サイト 新宿御苑 施設利用案内:

 

東京 目黒川の桜

約4キロに渡る桜並木が広がる東京の人気お花見スポット。

 

約800本のソメイヨシノ。

 

どこまでも続く桜並木は観る人を圧巻します。

 

東京で一番人気のあるお花見スポットと言われており、訪れる外国人の数も例年多いスポットです。

 

川の水面に漂う桜の花びらが大変風流で、日本らしい風景は海外の日本紹介VTRにもよく使用されます。

 

今年も桜祭りは開催中止となってしまいましたが、桜を見ながらの散策はできます。

 

ゆっくりと美しい桜を眺めながら黒川沿いをお散歩するのも素敵ですよね。

 

桜祭りは中止となりましたが、目黒川お花見と東京湾周遊クルーズは今年開催されます。

 

目黒川お花見&東京湾周遊クルーズ2022:

 

東京 上野公園

東京最大の公園である上野公園。

 

上野公園は外国人の人気の観光地、浅草に近く、動物園や博物館もある立地。

 

短期滞在の外国人の方から人気の高いお花見スポットです。

 

コロナの影響で宴会は自粛が例年つづいていますが、ゆっくりと桜をながめることも風流で日本らしいお花見です。

 

不忍池の水面にうつった桜は満開を過ぎた頃にも魅力があります。

 

上野恩賜公園の桜

 

東京 千鳥ヶ淵

皇居 千鳥ヶ淵の花見スポットは、新宿御苑や上野公園にくらべると少し規模が小さいかもしれません。

 

しかし、東京の中でお城の塀と桜という組み合わせと、堀のボートにのってのお花見に外国人から大変人気を集めています。

 

満開のさくらがお堀にそって美しく咲き誇るのはまさに日本のイメージそのもの。

 

今年は新型コロナウィルス感染症蔓延防止のため、夜桜のライトアップと夜間の千鳥ヶ淵ボート場の営業が見送られます。

 

しかし日中は通常通りの通行ができますし、ボート場も営業があるのでお花見をたのしむことができます。

 

千代田区観光協会 サイト:

 

京都 嵐山

平安時代から観光地として親しまれてきた京都嵐山。

 

四月上旬には嵐山のいたるところでお花見をすることができます。

 

特に嵐山のシンボルと言える渡月橋の桜の花は美しく1500本の桜がたのしめます。

 

嵯峨天皇が法輪寺に参拝に行くために架けられた橋。

 

とても風情があり日本のお花見が満喫できることでしょう。

 

川にはボートもあり、上流の方までこいで行けるので様々な角度から桜がたのしめます。

 

また嵐山に訪れたのなら嵐電の夜桜電車はぜひおすすめです

 

京都嵐山保勝会サイト:

 

奈良 奈良公園

奈良公園は外国人に大変人気のある観光スポット。

 

約1600本の桜が奈良公園には植えられています。

 

ここで人気なのは、自由に歩く鹿たちと、桜の風景。

 

鹿が自由に歩いている場所は世界中あまりみられません。

 

奈良の仏閣見学の合間にいける立地条件も外国人に人気のあるお花見スポット。

 

鹿+桜を同時にたのしむことができるのは奈良公園の魅力です。

 

栃木 江戸ワンダーランド日光江戸村

江戸時代の暮らしや文化を体験できる、日光江戸ワンダーランド日光江戸村。

 

ここに毎年桜の季節にしか味わうことができない江戸があります。

 

まるで映画の中にはいったような江戸村の中でみる桜の花はタイムスリップしたような気分になります。

 

日光江戸村公式サイト:

 

大阪 造幣局 桜の通り抜け

大阪にある造幣局には、満開の桜をくぐるトンネルがあります。

 

造幣局は紙幣以外の硬貨、記念硬貨、勲章、貴金属の地金などを製造しています。

 

普段は入ることができない造幣局ですが、一般の方々にも美しい桜を楽しんでほしい、と明治16年、当時の造幣局長 遠藤謹助氏が一般公開を開始しました。

 

明治から現在令和まで、毎年一週間限定の桜の時期にだけ公開されます。

 

約560メートルに140種約340本の桜が咲き誇ります。

 

見事な桜のトンネルの下を通り抜け目に映るのは桜色一色。

 

今年は事前予約が必要ですが3年ぶりに開催されるそうです。

参考記事:https://www.mint.go.jp/wide/sakura_osaka_news_r4.html

 

姫路 姫路城の桜

日本のさくら名所100選の一つ、世界文化遺産、国宝姫路城。

 

姫路城は日本のお城の中でも特に外国人から人気があります。

 

美しい姫路城と約1000本の桜はまさに日本のイメージそのもの。

 

そして9つの庭園で構成される池泉回遊式の本格的な日本庭園。

 

池に映り込んだ桜がまた一層に美しくすばらしい景観になります。

 

普段は入ることができない庭園ですが、この時期だけ行われる夜間ライトアップやプロジェクターマッピングなど、姫路城夜桜会が開催されます。

 

事前予約が必要になりますので事前に公式サイトで確認してくださいね。

 

姫路城公式サイト;

 

外国人とたのしむお花見の方法

日本のお花見

お花見をすることを目的にした日本旅行をする外国人。

 

年々お花見スポットに外国人観光客を目にする機会がふえてきましたよね。

 

日本人の桜の花に対する熱意は特別で、海外から見ると驚くことや感動することが多いそうです。

 

たとえば、天気予報に桜の咲く季節に放送される桜の開花前線。

 

開花予想図が新聞にも掲載され、毎朝のニュースで桜の開花を知ることができる。

 

花が咲くことをまるで雨がふることのように放送することについて本当に驚かれます。

 

また、お花見弁当や花見酒にも関心が寄せられます。

 

春を感じる食材や彩りのかわいらしいお花見弁当は外で冷めたものを食べる文化があまりない国の人にも大好評です。

 

夜桜を愛でながら、暖かくなった春とお酒を飲むことも人気です。

 

ただ、夜お酒を公園でのんで大騒ぎすることに対して嫌悪感のある人も。

 

ほとんどの国で夜間公園は閉鎖されていますし、公共の場での飲酒は禁止されています。

 

日本ほど治安いい国ではない国からの観光客の方にとって、夜の公園の酔っぱらいはとても恐るべき対象でもあります。

 

なので落ち着いて楽しめず、夜間はさすがに難しく感じる人もいらっしゃいます。

 

日本に慣れていない方との夜のお花見でしたら、前もって夜桜の下でお酒の入った宴会をすることも花見の方法の一つだということをお伝えしておくのもいいかもしれません。

 

日本伝統文化体験とお花見

もし、外国人の方をお花見にさそって、より特別な時間をおとどけしたい!と,と考えるのならお花見×日本文化体験はいかがでしょう?

 

桜の花は日本を象徴する花。

 

そんな桜にかこまれて日本文化体験をするのなら、その特別感はプライスレスです。

 

• 夜桜を背景にしたかがり火での歌舞伎鑑賞や能鑑賞。

 

• 桜の満開の下での茶道お茶席。

 

• お花見クルージング、屋形船での芸者による接待。

 

• 桜の花が満開の酒蔵での利き酒体験。

 

普段の日本文化体験により日本らしさが加わわることは間違いなしです。

 

日本文化体験についての過去記事:

外国人に感じてほしい本物の日本伝統文化とパフォーマンス

【海外駐在員が実践】茶道と着物でおもてなし

海外からみた日本|外国人が好む日本の文化体験事例10選

本物の歌舞伎体験! 外国人VIP・富裕層のお客様接待

日本酒体験でおもてなし! 外国人に人気の理由と楽しみ方

 

外国人をお花見に誘う時につかえる英語フレーズ

外国人をお花見に誘う時のメールやショートメッセージで使えそうな英語例文をご紹介いたします。

 

• 上野公園の桜がきれいに咲きほこっています。

今週の土曜日、職場のみなさんと一緒にお花見をしませんか?

The cherry blossoms in Ueno Park are blooming beautifully.

This Saturday, why don’t you and your colleagues enjoy viewing the cherry blossoms together?

 

• 上野公園入り口に、18:00に皆さん集まる予定です。

返事は木曜日までにいただけると助かります。

Everyone is expected to gather at the entrance of Ueno Park at 18:00.

It would be helpful if you could reply by Thursday.

 

• お花見は伝統的な日本文化行事です!

きれいな夜桜の下でお酒やお食事をたのしみます。

よかったら一緒にお花見をしませんか?

Hanami is a traditional Japanese cultural event.

You can enjoy drinking and eating under the beautiful evening cherry blossoms. Would you like to join us for Hanami?

 

• 一年に一度の美しい季節がやってきました。

せっかく今日本にいるのだから、ぜひお花見はしてほしいです!

よかったら今週の日曜日に目黒川に桜を見に行きませんか?

The beautiful season of the year has arrived.

Since you’re here in Japan now, I hope you get to see the cherry blossoms!

If you would like, why don’t you go to Meguro River this Sunday to see the cherry blossoms?

 

お花見に食事は必要ない?

日本人のお花見は桜の下で宴会をしたり、ピクニックをしたり。

 

お花を愛でながらなにかを食べたり、人と集まったりするのがお花見の主流とされています。

 

しかし、外国人の方々にとって、そもそも国全体にどこもかしこも桜の木が埋め尽くされ,それが一斉に花を咲かせるという現象自体が特別なこと。

 

外国人観光客の多くは特にお花を見ながらの宴会をしたいと考えてはいないようです。

 

それよりも、日本の桜の美しい満開をゆっくりながめたい。

 

と考える人が多く見受けられます。

 

でもせっかくの桜の時期。

 

この時期にしか楽しめないお花見弁当や桜餅などの和菓子もたくさんあります。

 

花より団子の言葉のように、美味しい物もぜひ楽しんでいただきたいですよね。

 

参考にしたい過去記事:

【お花見や特別なイベント向け】 外国人が喜ぶお弁当

海外からも注目を浴びる日本の食文化の特徴と英語例文:

 

まとめ

ウィズコロナの時代。

 

今年もお花見は自粛モードですが、去年や一昨年に比べると緩和されてきています。

 

そしてなにより桜の花は毎年見事に咲いてくれます。

 

お花見は

 

一年に一度の日本が一番美しい一時。

 

大切な人と一緒に美しい桜をみながらゆっくり過ごす時間。

 

桜に時期にしか味わえない雅で優雅な日本人の趣。

 

ぜひ外国人の方にも味わっていただきたいですよね。

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