プライベートな空間で本物の歌舞伎! 外国人VIPお客様と楽しむ方法

Aiping
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ビジネスにおいてもグローバル化が進む中、海外からの大切なお客様や取引先をおもてなしする機会が増えている企業や経営者は、年々増えているのではないでしょうか?

あらゆる情報が、ある程度インターネットで手に入れられてしまう時代、日本に初めて来る人でさえ、さまざまな情報を知っていることも珍しくなくなりました。

それでも、せっかく日本に来たからには、とっておきの体験でおもてなししたいと考える担当者は多いですよね。

「でも、いったいどんなものが喜ばれるだろう?」と悩んでいるあなたに、日本が誇る究極のライブ体験ができる【歌舞伎】の魅力をお伝えします。

簡単に言うと歌舞伎とは

そもそもは女性による芸能だった

2009年にユネスコの世界無形文化遺産に登録された日本の歌舞伎。

現在は、すべて男性の役者でおこなわれている歌舞伎ですが、そもそもの始まりは、江戸の初期に、「出雲の阿国(いづものおくに)」という女性が、男装して始めたものと言われています。

当時は、役者が女性だけのものや、少年だけのものなど、いくつか種類があったのですが、さまざまな流れを受けて、「男性のみ」で行われるものが現在の歌舞伎となりました。

男性のみで行われるため、演目に登場する女性は「女形(おんながた)」と呼ばれる、女性を中心に演じる役者によっておこなわれます。

歌舞伎役者は大スター

「かぶき」は、「かぶく」という言葉が元になっています。

かぶくとは、勝手な振る舞いや、奇抜な様子を表し、そのような人を「かぶき者」と呼んでいました。

彼らは華やかで豪華な身なりをしていることが多く、街を歩いていてもとても目立ち、言動が荒々しいこともありましたが、一方で人々の憧れでもありました。

まるで、現在のロックスターのような存在だったといえるかもしれませんね。

そんな「かぶき者」を題材に取り上げた演目がとりいれられたのが歌舞伎でした。

もともと庶民の憧れであったかぶき者たちの演劇がみられるとなると、歌舞伎は大衆演劇として、一気に人気を得ることになりました。

歌舞伎の特徴

歌舞伎は、この漢字からもわかるように「歌(音楽)」・「舞(踊り)」・「伎(演技)」の3要素で構成されています。

また、なによりも見た目のインパクトが大きいですよね。

多彩な色遣いの豪華な衣装には、アート作品のような高い芸術性を感じます。

白塗りの顔に、太くてはっきりとしたラインで描かれる化粧も独特ですね。

そして、「見得(みえ)」を代表するような、歌舞伎以外では見られない、表情や身体の動き。

歌舞伎は、あらゆる特徴的な要素がたくさんあるにもかかわらず、どれも歌舞伎以外ではなかなか目にすることができないという、特別な魅力が多くあります。

外国人からみた歌舞伎とは

「会いに行ける」日本の文化的アイコン

「サムライ」「ニンジャ」と、外国人に通じる日本のアイコンは多くありますが、「カブキ」もそのひとつに挙げられます。

和服を中心とした、独特の衣装や化粧、小物、舞台美術。

たとえ動かなくても、音がなくても、それは日本の文化的アイコンとして、強烈な存在感があります。

そして、歌舞伎にあって、サムライやニンジャにないもの。

それは、時代が令和になった今も、確実に職業として存在していて、なおかつ誰でも会いに行けるという点です。

海外から注目され続けている日本のカブキは、いまも日本の代表的なアイコンとして存在しています。

「難しい」というイメージも

 

一方で、日本人でもなかなか気軽に行くことができないというイメージがあるように、外国人にとっても、「歌舞伎は敷居の高いものだ」と考えられがちです。

しかし、そもそも歌舞伎というのは、庶民のための大衆演劇です。

実は、かつて公家や武家など位の高い身分の人は観られないとされていたほど、庶民が楽しむものだったです。

それでも人気なので、位の高い人がわざと庶民のフリをしてお忍びで観ていたことから、徐々に身分が関係なくなっていきました。

にもかかわらず、「難しい」と思われてしまうのは、演目が武家社会や、江戸社会を取り上げたものだと、ある程度の時代背景や歴史を知っておく必要がある、ただ観ているだけでは、なかなか内容を理解しにくいからでしょう。

それでも歌舞伎はクールジャパン

「日本人でもなかなか敷居が高く感じてしまうのに、海外のお客様におすすめして本当に大丈夫なの?」

と、不安になるかもしれませんが、安心してください。

大丈夫です。

歌舞伎の特徴でも言ったように、歌舞伎は「音楽・踊り・演劇」で構成されています。

なかでも音楽と踊りというのは、たとえ言葉がわからなくても、世界共通で楽しむことができるものですよね。

歌舞伎は、見た目や内容にとらわれがちですが、実際は、使われる音楽や、効果音、演者の足音といった耳で感じる部分と、大胆な動きに、特徴的な表情、さらには次々かわる舞台装置や衣装といった目で感じる部分だけでも、十分に楽しむことができる芸術なのです。

「でも、せっかくなら芝居の部分も楽しんでもらいたい」と思う方も、次に紹介するポイントをおさえれば、もっと楽しんでもらえますよ。

外国人と歌舞伎を楽しむ方法

歌舞伎を観る時のポイント

海外の方に、歌舞伎でおもてなししたい。

歌舞伎を楽しんでもらいたい。

そのために、最低限おさえておきたいポイントは2つ。

  • 鑑賞のマナーを説明する

 いくら大衆演劇とはいえ、観劇する時のマナーは事前に説明しておきましょう。

VIPであれば、観劇のマナーは持ち合わせていると思いますが、こんな時はどうしたら失礼にならないのかを事前にアナウンスすることで、不安なく、鑑賞することができます。

この、小さな不安を取り除くことは、結構大切なポイントです。

  • 鑑賞する演目の大体のストーリーを説明する

歌舞伎の演目は、現在4千以上あると言われています。

まずは、ゲストがなるべく興味をもって観られる演目を選ぶといいでしょう。

クラシックなものが好みであれば、古典歌舞伎がいいですし、アニメが好きな人には、人気アニメを題材にした歌舞伎が喜ばれます。

そして、大体のストーリーを事前に話しておくと、細かいセリフの内容はわからなくても、流れを理解することができます。

また、英語の音声ガイド等もあるので、それらを有効に使うのもいいですね。

化粧や着付けを体験してみる

じっくりと歌舞伎を鑑賞するスケジュールが組めなくても、歌舞伎を楽しんでもらう方法はあります。

ぜひ、歌舞伎の衣装や、化粧をしてもらいましょう。

日本の伝統衣装を身につけてみたい、体験してみたいと思う外国人は本当に多いです。

特に、歌舞伎の着付けや化粧は、なかなか気軽にすることができないため、プライベート空間で、着付師や化粧師を呼んで、実際にしてもらうというのは、かなり贅沢な体験で、特別な思い出になることでしょう。

また、歌舞伎の鑑賞と合わせることで、いかに重くて動きづらい衣装で、役者たちが軽快に動いているかを体感することもできます。

写真撮影は絶対すべき

なんといっても、歌舞伎は、見た目のインパクトが印象的なので、必ず写真に残すことを忘れないでください。

ぜひ歌舞伎役者とは、一緒に撮影してあげてほしいし、ゲストが着付けや化粧を体験した際も、たくさん写真に残すように心がけてくださいね。

きっと、写真を見るたびに、日本でのエキサイティングな体験と、心を尽くしておもてなしをしてくれたあなたのことを思い出しますよ。

まとめ

海外の人に、高い人気を誇る歌舞伎は、いまや日本にとどまらず、海外公演を行うなど、どんどん世界に出て行っています。

しかし、日本に来たからこそ味わえる空気や楽しみ方があるのも事実です。

これからも長くお付き合いしていきたい大切なお客様だからこそ、歌舞伎者たちの大胆かつ繊細な演技や、着付けや化粧の体験で、思い出に残るものにしましょう。

そして、ゲストと一緒に、わたしたちも歌舞伎を楽しむことができたら、みんなの心に残る大切な時間になりますよ。