外国人の能体験!人気の理由と体験できる施設について解説

 

モテナス代表
モテナス代表

外国人のVIPや接待相手から、「能が見たい」と言われたらどうしますか。
日本人である我々も、能について詳しく知らないという人は多いのではないでしょうか。

この記事では、能が外国人に人気な理由や、体験する際の注意点などについて解説しています。

能は、600年の歴史をほこる日本を代表する古典芸能です。2008年にはユネスコの無形文化遺産にも登録された、世界最古の芸能とされているのです。

能を理解して、外国人にも説明できるようになれると良いでしょう。
そして、外国人が能を体験する際の参考にしてみてください。

能が外国人に人気の理由とは

能は、どうして外国人から人気がある伝統芸能なのでしょうか。まずは、能が人気の理由について解説していきます。具体的にはこの3つの理由があると考えられます。
・神秘的な演技
・引き込まれる演奏
・総合的な芸術である

神秘的な演技

能は神秘的な演技で、見る人を魅了してくれる伝統芸能です。元々は神仏に捧げる芸能で、根底には亡くなった方々への供養という目的があります。
能の多くの演目が、最期を遂げたシテ(主人公)の思いをワキ(脇役)のお坊さんが聞き、その供養をするという構成になっています。
主人公が生きていた時の、一番輝いていた瞬間を再現するのが能というわけです。供養という意味を持つ能は、必然的に神秘的な演技になり、外国人のみならず人々を魅了してくれます。

神秘的な演技

能は神秘的な演技で、見る人を魅了してくれる伝統芸能です。元々は神仏に捧げる芸能で、根底には亡くなった方々への供養という目的があります。
能の多くの演目が、最期を遂げたシテ(主人公)の思いをワキ(脇役)のお坊さんが聞き、その供養をするという構成になっています。
主人公が生きていた時の、一番輝いていた瞬間を再現するのが能というわけです。供養という意味を持つ能は、必然的に神秘的な演技になり、外国人のみならず人々を魅了してくれます。

引き込まれる演奏

能の音楽は舞台上で生演奏され、演技の魅力をさらに引き立たせています。
主に笛、小鼓、大鼓、太鼓の4つを用いることが多いですが、演目によっては太鼓がない場合もあります。
指揮者がいないため、太鼓が指揮者の役割を担い、音楽全体を統率しているのです。打楽器演奏者が掛け声を発するのも特徴的で、出演者はこの掛け声で間合いをはかります。
演技までも統率する生演奏は舞台上の演技を、より魅力的に感じさせてくれるものです。

総合的な芸術である

能は詩、劇、舞踏、音楽、美術などのさまざまな要素が一体となって感動を呼び起こす総合芸術であるといわれています。
一口に能といっても、物語の展開を楽しむもの、激しい戦いのあるもの、鬼が出る迫力のあるもの、しっとりと女性が舞う能など、さまざまなものがあります。
このすべてに共通するのは「人間の普遍的な思い」を扱っているところです。ここに人間の奥深いドラマを感じることができるのです。
また、能はミュージカルや美術館のような美しさも兼ね備えているのです。美しい衣装や音楽に合わせて舞う姿はひとつの作品を見ているかのような感覚に陥るでしょう。

正直よくわからないという人も、上演前にはパンフレットなどで物語の流れや背景を解説してくれているので、安心して鑑賞することができます。

能を外国人が体験できる場所

能を体験したい、鑑賞してみたいという外国人は多いものです。実際に能が鑑賞できる場所はどこなのでしょうか。ここからは能が体験できる場所について解説していきます。

能楽堂

能楽堂は、能や狂言の上演のためにつくられた劇場で、屋根のある能舞台と見所(けんしょ)と呼ばれる観客席があります。能舞台には屋根があることがほとんどで、舞台は正方形で橋がかかっており、客席の中に舞台が突き出ているのが特徴です。
一般的な劇場のように横に長い額縁形式ではないのが大きな違いといえるでしょう。
全国に90ヶ所の能楽堂があり、伝統文化を披露するイベントや、神事の際には能楽堂が使われています。

体験イベントへの参加

能は難しいと思われがちですが、イベントに参加してみるとそのイメージは、良い意味で覆るでしょう。能を幅広く知ってもらおうと、イベントを多く実施しており、その種類はさまざまです。
たとえば、能をこどもが体験できる「能子ども教室」や「大人のための芸能体験事業」などのイベントは各所で頻繁に行われています。

これらのイベントでは能についてわかりやすく説明してくれたり、実際に挑戦してみる体験なども含まれており、能を体験するにはうってつけの内容です。
いずれも都市圏で行われているので、能を体験したいと言われた場合は、検索してみると良いでしょう。

能を外国人が体験する際の注意点

能を体験する際に、外国人が注意すべき点はあるのでしょうか。ここからは、実際に能を体験する際に注意するべき点について解説していきます。

動きが単調でつまらない

能は亡くなった方への供養や、その生涯を表現するものが多く、歌舞伎と比べると静的で、長時間だと退屈する場合が多いです。
この動きが単調なことも、外国で人気を掴んだ理由の一つでもありますが、どうしてもつまらないと感じてしまうこともあります。
モテナス日本では、演技自体は短時間にして、能面の角度によって表情が変わる面白さや、演目ができた背景、演者と囃子の阿吽の呼吸などを解説することで、能の面白さを伝えるように工夫しています。

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解説がないと理解が難しい

能にはさまざまな演目がありますが、そのどれもが解説がないと理解が難しいといわれます。よって、上演前にパンフレットで物語の大筋やその背景を確認しておくことが大切です。
また、モテナス日本を通して体験する場合には、分かりやすく解説をいれ、能をより詳しく理解できるように工夫した提案を行っています。

相手の国の文化的素養も確認しておく

一緒に体験する外国人の国の、文化的素養も事前に確認しておくと良いでしょう。文化的素養とは教養や、他者への配慮、歴史への関心など複合的に養われる意識のことです。
例えば、「阿吽の呼吸」や「空気を読む」というのは日本人の中で自然と養われるもので、能にもその要素が多く含まれています。能の無駄を削ぎ落とした演技や、演奏と演技の呼吸の合わせ方などを知ることも、鑑賞する上で重要です。
日本人の察する文化は外国では認知されていないため、マナー研修などと組み合わせて伝統文化を理解すると、より深く日本のことを理解してもらえるでしょう。

上演中のマナー

能の鑑賞時、入退場や飲食、スマートフォンでの撮影などのマナーには注意が必要です
基本的に上演が始まってからの入退場は他の人の迷惑になることが多いため避けましょう。上演前にお手洗いを済ませるなど、準備しておくのがおすすめです。
また、能楽堂内での飲食は原則禁止されているところが多いです。
上演中はスマートフォンの電源は切っておきましょう。撮影も基本的には禁止されているし、サイレントモードにしても振動音は響いてしまうものです。
静的な能では、その間が大切とされています。静かな状況での入退場、飲食、撮影などは行わないようにしましょう。

能の歴史

能の歴史は古く、室町時代に観阿弥・世阿弥親子によって完成した芸能といわれています。この父子は、足利義満の支援を受けて能を完成させたとされています。しかし、その源流を遡ると実は奈良時代まで遡るのです。
中国から伝わった散楽と、日本のさまざまな芸能が混ざりあって、猿楽と呼ばれる芸能が生まれます。猿楽はものまねや曲芸、寸劇など幅広い芸能を含んでおり、笑いながら楽しむ芸だったとされています。
この猿楽に和歌や文学を取り込み、演劇、歌舞劇として発展したのが能なのです。
室町時代に広まり、桃山時代になると豊臣秀吉をはじめ多くの大名や武将が能を習って舞い、楽しんだとされています。
明治維新で、能は消失危機に瀕しますが、海外を歴訪した政治家・岩倉具視が芸能文化保護の必要性に気づき、「能楽社」を設立するなど尽力し、活況を取り戻したのです。
そして、2008年にはユネスコの世界無形文化遺産に登録されるまで広まりました。このように人から人へと伝えられ、世界最古の演劇「能」が現在にも伝わっているのです。

能が体験できる施設

実際に能を体験できる場所や施設にはどのような場所があるでしょうか。外国人から能の体験について聞かれたら以下の3ヶ所を紹介すると良いでしょう。

国立能楽堂(東京・千駄ヶ谷)

国立能楽堂は東京の千駄ヶ谷にある国立の能楽堂です。国立劇場の下部施設として1983年に設立され、能舞台のほかに講義室や展示室、図書閲覧室などの施設を備えています。
能を定期的に上演しており、一般の人も鑑賞することができます。窓口販売はほとんど行っておらず、当日行って見れるわけではないので注意が必要です。
事前に能を体験する日というのを決めてチケットを取っておくと良いでしょう。
名称:国立能楽堂
住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目18-1
公式サイト:https://www.ntj.jac.go.jp/nou.html

宝生能楽堂(東京・水道橋)

宝生能楽堂は、東京ドームやテーマパークなどがある水道橋にある能楽堂です。現在に至るまでさまざまな変遷を経てきた能楽堂で、大正2年に神田猿楽町に創建されましたが、関東大震災で消失してしまいます。
その後、現在の位置である水道橋に宝生会館能楽堂が完成しますが、東京大空襲でまたも消失します。

現在の宝生能楽堂は昭和25年に舞台を再建し、昭和53年には今の形となりました。
現在では広く能の普及・発展への活動の拠点なのです。当日券などの窓口販売は行なっていないので注意が必要です。
名称:宝生能楽堂
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷1丁目5-9
公式サイト:http://www.hosho.or.jp/nohgakudo/

京都歓世会館(京都・左京区)

京都歓世会館は京都、左京区にある能楽堂です。本舞台正面には松の絵を描いた鏡坂と呼ばれる装飾が施されており、松の絵は京都出身の日本画家、堂本印象の筆によるものです。
定期的な公演の他にも特別公演や、無料のレクチャー会なども催されており、能の体験にはうってつけの会場です。
こちらの会場でもチケットの当日販売などは基本的に行っていないため、事前にチケットを購入して鑑賞するのが良いでしょう。
名称:京都歓世会館
住所:〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町44
公式サイト:http://www.kyoto-kanze.jp/

まとめ

この記事では、外国人に人気の伝統文化、「能」について解説してきました。
日本人である我々も知らないことの多い芸能ですが、その歴史を紐解くと外国人からも人気である理由がわかりますよね。

世界最古といわれ、ユネスコにも登録されている能を体験する際には、ぜひ参考にしてください。

モテナス日本では、能などの伝統文化の体験をエスコートするプランを複数用意しています。お客様のご要望に合わせたプラン作成を行い、ご提案させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

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