【海外駐在員が説明】外国人が好きな日本の着物と人気の理由

Aiping
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日本の伝統民族衣装である着物。

 

街中、 粋に着物をお召しになられた方とすれちがうと、なんだか嬉しい気持ちになりますよね。

 

私たち日本人にとって着物は特別なよそおい。

 

では、そんな着物は外国人にとって一体どう見えているのでしょう?

 

なんで着物が人気なのかな?

 

どんな着物を外国人に着せてあげればよろこぶかな?

 

今日は,そんな外国人からみた着物の魅力についてフォーカスをあてていきたいとおもいます!

 

海外からみた日本の着物

海外で生活していると、時々パーティーなどの公の場で着物を着ている日本人の方にであいます。

 

特に日本人女性が着物で出席されると、たくさんの外国人の方がほれぼれとあこがれのまなざしを注いでいるのをみかけました。

 

ではどうして、着物はそこまでの羨望をあつめるのでしょう?

 

ここでは「海外からどんなふうに日本の着物はみられているのか? 」、見ていきましょう!

 

和風パーティについてご興味のある方はこちらの記事も参考にしてください。

和風パーティー・イベントの企画運営とは? 事例3選

 

ジャポニズムと西洋における着物の歴史

ジャポニズムについてご興味のある方はこちらの記事も参考にしてください。

参考記事:ジャポニズムとは? 西洋への影響と現代日本文化

 

19世紀後半に西洋で巻き起こったジャポニズム。

 

ゴッホやホイッスラー、モネなどが着物を着た女性を題材にした代表作があり、日本の着物のイメージは遥か昔から西洋に根付いています。

 

ジャポニズムの絵画の中に着物があらわれるようになったのは、1867年パリ万博がピークをむかえます。

 

特に有名なのが1875年、クロード モネの作品「ラ ジャポネーズ」。

 

赤いあでやかな着物をきた白人女性の姿は、誰もが一度は目にした事がある作品ではないでしょうか?

 

このころから着物は絵画だけではなく、モードの世界にも着物の影響があらわれ始めます。

 

パリの上流社会の、粋で最先端のモードとして日本から輸入した着物を縫い直したドレスやヴィジットが登場します。

 

それから20世紀にはいると、着物はそれとは違う新しい形で西洋をにぎわせました。

 

それは、室内着。

 

「どうして着物が室内着?」と日本人としてはおもいますよね?

 

その原因は、ヨーロッパの社会的背景の影響がありました。

 

それは社会的なルールが多いヨーロッパの、上流社会服飾のプロトコル。

 

ジャポニズム以降日本の美しい着物はやはり人気があったので、身につけたい西洋夫人は後を絶ちませんでした。

 

オートクチュールに縫い変えた着物の人気もつづきましたが、もっと気軽に楽しみたい女性が多かったようです。

 

そこで室内着は緩やかで自由さがあるので、着物をたのしみたい上流社会の女性達が、着物をガウンのように身につける事が流行します。

 

又、日本の上質な絹の素材は肌に心地がよく、貴婦人たちに大変人気があったそうです。

 

当時のそんな様子、着物の部屋着を来てリラックスしている貴婦人の姿を、ルノワールなど印象派の作家がたくさん絵画として表現していきます。

 

そのイメージは現在も西洋で強く根付き、鮮やかな和風のプリントが施してある前あきの室内ガウンは毎年発売されています。

 

着物に込められた季節感と自然への敬意

着物の魅力はなんといっても、日本らしい色彩と、四季を感じさせる美しい模様。

 

花や鳥、そして縁起が詰まった日本古来のモチーフではないでしょうか?

 

その中にはたくさんの意味が込められています。

 

日本人が着物を着こなすときには、季節感や出向く場へのこころをこめて、着物を選びます。

 

しかし 、ドレスコードなどが決まっている洋装でも、その日の気候や気温に合わせて自由に選べますが、

 

和装では必ず暦の上で決められた装いが大切になるほど。

 

そして着物を選ぶ際、どんなに細かい和装のルールをまもってみても、うっかり季節感を間違えれば台無しになってしまいます。

 

そんな季節感があふれた着物には、素材、模様、色、など、工夫を凝らした美しさが詰まっています。

 

それは日本人が大切にする季節感の表現であり、こころです。

 

例えば、着物の柄はたくさんありますが、特に気をつけないといけないとされる花の柄。

 

和装の世界では「花と一緒に咲くのは野暮」とされます。

 

なので、花の模様の着物をきるのなら、そのモチーフの花の満開期の一歩手前の季節に召すのがいいとされます。

 

そのぐらい、四季と着物には深い関係があり、日本人が自然を大切に慈しむ心を感じます。

 

海外からみると、そんな日本人特有の自然にたいする深い敬愛心が、さらに着物の魅力を深めているのではないでしょうか?

 

着物が人気な理由

では、どんな事が “人気” の理由としてかんがえられるのでしょう?

 

着物を着たときの上品さ。エレガントさ。

着物を身に着ける時、背筋が伸びて動作の一つ一つが丁寧になります。

 

着物は大きな動作が制限されるため、身につけるとおのずと動作の隅々まで意識が行き届きます。

 

その姿はとても上品で、外国人がみても着物を着ている日本人の丁寧な動きはエレガントにうつるそう。

 

凛とした着物姿の侍は動きの隅々まで品格が備わってうつります。

 

そして、時代劇を題材とした日本映画の中で見る日本人の姿や、ほかのアジア諸国で人気の日本の大河ドラマの影響も外せません。

 

大奥など江戸時代の姫君たちの豪華絢爛な着物は、文化圏が近い中国や台湾、韓国からの外国人観光客からも大変に人気があります。

 

日本特有の色使い

日本の伝統的な色使いは優しく繊細で他の国とは一線をおきます。

 

日本独自の色味の感覚は、海外から見てもやはり特別。

 

色味の持つ侘び寂びに日本の心を感じます。

 

「日本の伝統色は、日本文化特有の色彩感覚に基づいた色、また過去の歴史資料において出典がある日本固有の伝統的な色名称を含む1100余の色を指す」(ウィキペディアより)

 

とあるように、その数の多さに眼を見張ります。

 

奈良時代にほぼ完成されていた日本の染色技術。

 

こうした染色技術のおかげで、古来の彩りをそのまま今に伝え続けています。

 

そして和の色の名前の風流さは私たち日本人でもうっとりしますよね。

 

名前を聞いただけで様々なイメージが膨らむような、そんな奥ゆかしい日本の色で彩られている着物。

 

着物が日本のイメージを呼び起こす一つの理由がそこにあるのではないでしょうか?

 

KAWAII着物

KAWAII(かわいい)は、21世紀に入ってから最も世界に広がった日本語といわれています。

 

英語のCuteのかわいさは、こどもっぽさや未熟さへの表現であり、Kawaii のように多方面への愛くるしさの表現ではありません。

 

なので、このKawaiiを使う外国人はかなり多くみられ、インスタグラムなどのSNSでも#kawaiiは世界的につかわれており、その便宜性を伺う事ができます 。

 

上品さや日本伝統文化を感じたい!と言った理由で着物に惹かれる外国人はもちろんですが、近年では着物の持つKawaiさに惹かれる外国人も急増しています。

 

伝統的な着物の中にみえるかわいさはもちろん。

 

かわいらしさのつまったポップな現代風和柄の着物や、カラフルな帯は若い外国人観光客から大変人気。

 

色鮮やかなかわいい着物は写真映えのよさも人気の秘訣だとか。

 

伝統的な和装の魅力に加え、現代風の軽やかな装いとしての着物にも注目が集まっています。

 

外国人が好きな着物とは

お国柄のでる模様や色使い

外国人と一口にいっても、お国柄があります。

 

もちろん個人的な好みがあるのは当然です。

 

しかし傾向としてなんとなく派手な着物が人気のある国。

 

落ち着いた色合いが好きな国。

 

やはり人気の着物の模様や色は、その国を象徴するような傾向が見られます。

 

上品で落ち着いた色合いの中に、花や動物などの雅な柄があるものが人気の国もあれば、

 

豪華でおめでたい模様に、鮮やかな配色の着物が人気の国もあります。

 

気軽に体験したい着物

着物体験についてご興味のある方は、こちらの記事も参考にしてください。

着物体験で外国人富裕層をおもてなし ー 中国人に人気の大奥に変身

 

着物の着付けは、日本人でも知識がないとうまく着る事ができません。

 

外国人となれば、そのややこしさは倍以上。

 

着物を着てみたいけどどうやってきればいいのかわからない。

 

という外国人観光客はやはり多いです。

 

なので、やはり外国人に人気なのは通訳もついて着付けもしてもらえる気軽に着物が楽しめる着物のレンタルプランが人気です。

 

大奥風の豪華な着物や、花魁風の艶やかな着物をきて記念撮影をするプランも人気がありますし、

 

粋な着物を着て日本の情緒あふれる観光地をあるきたい!という外国人も増えているそうです。

 

外国人たちの日本をとことん味わいたい!という、たのしさが伝わってきます。

 

気軽な和装体験、浴衣

そして、着物ではなく浴衣も人気が高い和装の一つといえます。

 

日本の温泉地の宿では、シンプルな木綿の浴衣がサービスでおかれています。

 

そして、最近ではきれいな色合いの浴衣の貸し出しをしている宿も増えてきました。

 

浴衣は着物より気軽にきることができるので、着物を着るよりもハードルが低く外国人の和装体験としてよろこばれます。

 

おみやげとして外国人の日常にあわせた和装。

海外に住んでいて、友人や知り合いに「日本に里帰り帰国する」という話をすると、「着物を買ってきてほしい!」といわれることがあります。

 

一体何に使うのだろう?と詳しく聞いてみると、部屋着かわりに使いたい。

 

といわれておどろくことがあります。

 

ジャポニズムの影響で、上流階級のご夫人の部屋着として愛用された着物。

 

今も尚、外国人女性の部屋着としてあこがれを浴びている模様です。

 

そして、羽織や半纏、甚平も人気があります。

 

羽織は上着のように簡単にはおる事ができるので、自分の国に帰ってからも着たいという外国人の方もいます。

 

夏場に半纏をお土産に頼まれた事があり、探してもすぐに手に入らないのでお土産探しに時間がかかったこともありました。

 

そして気軽にきれる甚平は、子供や男性に人気があり、色味によって女性にも着ていただけます。

 

甚平は木綿の心地よさと気軽に着る事ができる和装として、贈ると大変喜ばれる日本のおみやげです。

 

もちろん付け加えるまでもないのですが、和装にまつわる扇子や巾着袋、ちりめん小物などもおみやげとして大変人気があります。

 

まとめ

着物の魅力が国をこえて世界にひろがってゆくのは日本人としてなんだかうれしいことです。

 

着物は日本の伝統がつまっています。

 

その装いの魅力は一口には語れません。

 

着物のもつ色合いや柄と言った表面的なうつくしさだけではなく、

 

外国人の方が日本人の着物姿にあこがれを抱くのは、

 

伝統と文化が、しっかりと現代の日常にまで色あせずにつながっているという魅力ではないでしょうか?

 

そんな生きた日本文化である着物を、たくさんの外国人の方にもたのしんで味わっていただけるといいですよね。

参考URL:https://haa.athuman.com/media/japanese/culture/885/

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