ドライ盆栽作りと映画村|中国企業VIP向け日本文化体験ツアー

グローバルにビジネスを展開する企業にとって、海外本社の経営層やVIPをどうおもてなしするかは、重要なテーマのひとつです。
「定番の観光では満足しない」「日本文化をもっと深く体験してほしい」
そんな高度な要望に応えることが、接待・インセンティブ企画には求められます。

今回は、企業向けオーダーメイド型日本文化体験を提供する「モテナス日本 」が手がけた、中国VIP向けインセンティブ旅行の実施事例をご紹介します。

目次

お客様のご要望とその背景

今回のご相談は、中国系グローバル企業様からの社員向けインセンティブ旅行に関するものでした。参加されるのは13名。すでに何度も日本を訪れたことのある方ばかりで、日本文化への理解や関心も非常に高く、「いわゆる定番の観光では物足りない」というはっきりとしたご要望をお持ちでした。

お話を伺う中で見えてきたのは、
「日本の“美”や“精神性”のような、もっと深いところに触れてみたい」
「観光として消費するのではなく、体験として心に残る時間にしたい」
という想いでした。

ご希望として挙がったのは、映画村、歌舞伎、盆栽といった、日本文化の象徴ともいえるコンテンツ。宿泊先も京都市内のラグジュアリーホテルが手配されており、“特別な滞在にふさわしい、特別な体験”が求められていることが伝わってきました。

こうした背景を踏まえ、単なる観光プランの提案ではなく、一つひとつの体験に意味と物語を持たせた、日本文化の深みに触れる一日を目指して、企画がスタートしました。

当日のスケジュール

  • 9:45~12:00  太秦映画村(東映太秦映画村)
  • 12:30~14:30  ランチ&プライベート歌舞伎鑑賞
  • 15:00~17:00  ドライ盆栽づくり体験

※お客様のご要望により知恩院のライトアップの見学を急遽追加

体験内容

今回のインセンティブ旅行では、定番の観光では物足りないと感じている外国人VIPの皆さまに向けて、日本文化の“奥行き”に触れていただく一日を丁寧に構成しました。

太秦映画村(東映太秦映画村)

事前には、「VIPの方々に映画村は合うだろうか?」という懸念もありました。しかし当日は、滞在時間が足りなくなるほどの大好評となりました。

映画の撮影にも使われている場所で街並みにもとても興味を持っていただけました。映画村には侍がいたり、忍者のからくり屋敷があったりと、外国人ゲストにとっては「侍と写真が撮れる」「忍者や時代劇の世界観に入り込める」という、極上のエンターテインメントとして映ったようです。

外国人視点を熟知したガイドの案内によって、その場の空気に合わせた回り方ができたことも、満足度をさらに高める結果となりました。任し、その場で最適な回り方を調整したことが成功の大きな要因となりました。

歌舞伎ランチ(プライベート鑑賞)

京都では舞妓さんを招いた会食は比較的知られていますが、歌舞伎役者をレストランに招き、化粧や着替え、演舞までを間近で体験できる形式は極めて珍しい特別プログラムです。今回はその実現に向け、会場選定から動線、演出内容までをゼロから設計しました。

当日はまず、歌舞伎の歴史や背景についてのレクチャーからスタート。続いて、役者が目の前で白塗りと隈取りを施し、衣装へと着替えていく過程を実演しました。普段は舞台裏でしか見ることのできない“変身の瞬間”に、ゲストの皆さまは一様に引き込まれていきました。

食事の後には、本格的な演舞を間近で鑑賞し、最後は記念撮影へ。
舞台上とはまったく違う距離感で体験する歌舞伎に、VIPの皆さまからは感嘆の声が上がり、「これまでにない日本文化体験だった」と高い評価をいただきました。

ドライ盆栽づくり体験

実は事前のヒアリングの段階で、お客様から強くご希望いただいていたのが「自分たちの手で盆栽を作ってみたい」という声でした。

せっかく作った盆栽なのでぜひ持ち帰ってもらいたいと思い、模索しました。生きた盆栽は海外への持ち帰りが難しく、とくに中国への持ち込みには検疫上の高いハードルがあります。

そこでご提案したのが、特殊な加工によって植物を完全に乾燥させた“ドライ盆栽”という選択肢でした。土を使わず、枯れた状態の植物のみで構成されているため、持ち帰りリスクを大きく軽減できる点を丁寧にご説明し、ご納得のうえで体験が実現しました。

当日は、一人ひとりが素材を選び、配置を考え、世界にひとつだけの作品を完成させることができました。今回の体験で一番注目すべき点は、

  • 自分自身の手で作品を生み出せること
  • そのまま海外へ持ち帰れること
  • 帰国後もインテリアとして日本の記憶を残せること

であり、この「体験」と「形として残る価値」の組み合わせが、VIPの皆さまの心に強く響きました。

完成した作品を前に、「これは一生の記念になるね」と笑顔で語られる姿も印象的で、少人数だからこそ実現できた、特別感のある日本文化体験となりました。

【チェックポイント】急遽訪れた知恩院のライトアップ

映画村、歌舞伎、盆栽と、日本文化の奥行きを一日かけて体験した後、当初はそのままレストランへ向かう予定でした。
しかしその道中、急遽お客様より「知恩院のライトアップを見たい」というご要望が入りました。

旅行先では、その瞬間瞬間でやりたいことが出てくるものです。そういったご要望にはお応えしたいと思い、すぐにバス会社に連絡して時間を延長できるか確認し、無事立ち寄ることに。

ライトに照らし出された境内は、昼間とはまったく異なる幻想的な表情を見せ、ゲストの皆さまも静かにその雰囲気を楽しまれていました。
予定外の立ち寄りでしたが、この柔軟な対応が、旅の締めくくりとして深い印象を残すひとときとなりました。

モテナス日本だからできること

モテナス日本が大切にしているのは、あらかじめ決められたプランを当てはめるのではなく、「どんな方を、どんな想いでお迎えするのか」から一緒に考えることです。今回も、中国から来日されるVIPの皆さまの関心や滞在の目的を丁寧に伺いながら、映画村、歌舞伎、盆栽、寺院といった体験を、一つひとつ最適な形に組み立てていきました。

なかでも、体験の質を大きく支えていたのが、通訳・ガイドの存在です。モテナス日本では、言葉を訳すだけでなく、「いま、どんな説明があればより伝わるか」「どんな瞬間に心が動いているか」を感じ取りながら伴走できる人材を厳選しています。歌舞伎の所作に込められた意味や、盆栽に宿る美意識といった、日本文化の奥行きまでを自然に伝えられることが、VIP対応における安心感につながりました。

また、中国の商習慣に合わせたテンポの良いやり取りや、形式にとらわれすぎない柔軟なコミュニケーションを重ねることで、準備段階から自然と信頼関係が育まれていきました。その積み重ねが、歌舞伎の特別演出やドライ盆栽、さらには当日の急な予定変更といった場面でも、落ち着いて対応できる現場力として発揮されています。

一つひとつのご要望に向き合いながら、無理のない形で、最善の形を一緒につくっていく
それが、モテナス日本の企画運営の基本姿勢です。

ゼロから創る、他にはない日本文化体験

モテナス日本が大切にしているのは、あらかじめ用意された型にはめる体験ではなく、「その時、そのお客様のためだけに創る日本文化体験」です。今回も、来日される方々の知的好奇心の高さや、日本文化に対する深い理解を踏まえ、映画村、歌舞伎、盆栽、寺院という一つひとつの体験を、すべてゼロベースで組み立てていきました。

歌舞伎の舞台裏に触れる特別な時間持ち帰ることまで考え抜かれたドライ盆栽、そして当日のご要望から生まれた知恩院のライトアップ。どれも既成の観光プランでは実現しにくい、“その場にいるからこそ生まれた体験”です。

決められた観光ルートをなぞるのではなく、相手の期待や感性に寄り添いながら、その瞬間にしか味わえない価値を丁寧に重ねていく。それが、モテナス日本が提供する、唯一無二の日本文化体験のあり方です。

サービスの詳細や導入の流れを知りたい方へ。
専任のコンシェルジュが丁寧にご案内しますので、お気軽にご相談ください。

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