モテナス日本の伝統文化体験
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インドネシアからの大切なお客様を接待する時、インドネシアの文化とビジネスマナーを身につけておくことは大切です。
本記事では、インドネシア人を接待するための方法と、インドネシア人に人気の日本文化体験についてご紹介します。
知っておきたい基礎知識から具体的なおもてなし方法について案内するので、インドネシア人の日本での接待が決まったら、是非参考にしてみてくださいね。
インドネシアについて
首都と人口
インドネシアは東南アジアに位置する国で、マレーシア、シンガポール、パプアニューギニアなどと国境を接しています。
インドネシアは世界で最も面積の広い国の1つであり、17,000以上の島からなる大規模な国です。
その総面積は約1,900万平方キロメートル、人口は約2.7億人を超えます。
インドネシアの首都はジャカルタです。
ジャカルタは人口密度が高く、政治、経済、文化の中心地として知られています。
インドネシアはASEAN(東南アジア諸国連合)の一員であり、経済的にも成長している国です。
主要な産業は農業、製造業、鉱業、観光業などです。
また、天然資源の豊富さも経済的な重要性を持っています。
文化と宗教
インドネシアは多様な文化的な背景を持つ人々から成る国です。
それぞれの地域や島々には独自の文化や言語が存在し、公用語はインドネシア語ですが、英語も広く話されています。
インドネシアは宗教的に多様な国であり、イスラム教が最も大きな宗教です。
インドネシアはイスラム教徒が最も多い国の一つで、人口の約87%がイスラム教徒です。
インドネシアのイスラム教は比較的穏健な形態を持ち、多くの人々がスンニ派のムスリムです。
イスラム教の価値観や慣習は、インドネシアの社会や文化に大きな影響を与えています。
他にもヒンドゥー教、仏教、キリスト教などが信仰されています。
大切な風習と行事
インドネシアには多くの伝統的な行事や祭りがあります。
ビジネスをする相手にとって重要な祝日や祭日を配慮することはとても重要なマナー。
こちらでは、インドネシアの主な祝祭について紹介します。
イド・ル・フィトリ(Lebaran)
イド・ル・フィトリはイスラム教の最も重要な祭りで、ラマダン(断食月)の終わりを祝います。
家族や友人が集まり、特別な料理を準備し、共に食事を楽しみます。
人々は新しい洋服を着用し、モスクに参拝し、相互に訪問し合って祝福を交換します。
ニャピ(Nyepi)
ニャピはバリ島で行われるヒンドゥー教の新年の祭りです。
ニャピの日には24時間の沈黙と静寂が守られます。
人々は家にとどまり、電気を消し、音楽や踊りなどの活動を控えます。
特にこの日は自己反省や清めの時間とされています。
カルタハ・ヌユー(Kartini Day)
カルタハ・ヌユーはインドネシアの女性の解放を祝う日であり、4月21日に祝われます。
ジャワの女性解放運動家であるラダ・カルタハ・ヌユーに敬意を表しています。
女性の地位向上と教育の重要性が強調されます。
ガラン(Galungan)
ガランはバリ島で行われるヒンドゥー教の祭りで、神々が地球を訪れるとされる日です。
祭りの期間中、バリの家々には装飾が施され、祭壇が設けられます。
人々は祈りを捧げ、伝統的な踊りや音楽を楽しみます。
ケディリ(Kediri)
ケディリはジャワ島で行われるイスラム教の祭りで、預言者ムハンマドの生誕を祝います。
この日にはモスクで祈りが行われ、コミュニティ全体で食事を共有します。
また、慈善活動や社会奉仕活動も行われます。
知っておきたいビジネスの基礎知識
ビジネスでも連帯感がとても大切
インドネシアでは報酬よりもつながりを重視して職を選ぶといわれています。
毎月一度は社員の家族でピクニックや登山など、親睦を深める企業が多くみられ、家族ぐるみでのお付き合いが深くなっていきます。
個人的な関係が深まり、信頼関係を築いていくことが、インドネシア人のビジネスの中でとても大切。
接待や親睦会でもこのポイントを重視していくことをお勧めします。
ご家族での参加はもちろん、夫婦を招待するなど、可能であれば企画してみましょう。
ご家族で来日されているのなら、家族で楽しめるような内容の接待は好印象ですし、取引相手が来日されている時、相手のご家族への贈り物はとても喜んでいただけますよ。
インドネシアの上下関係
「報・連・相」は日本のビジネスマンにとって重要なキーワードですよね。
しかし、インドネシアではこの法則は当てはまりません。
インドネシア人は基本的に目上の人には、良い報告だけを告げる国民性があります。
トラブルがあったとしても上司に直接相談せず、自分と同じ役職の人同士で解決して、成功してから報告をするという傾向があります。
なので、上司から何か声かけをしない限り、上への報告は後回しに。
ビジネスパートナーであれば、インドネシア人の気質をあらかじめ知っておくことはとても大切です。
インドネシア人はNOと言わない?
インドネシア人は日本人と同じぐらいNOと言わない国民といわれています。
NOという言葉は、相手を傷つけるかもしれない、ということに配慮するあまり、なかなかはっきりしない返答を繰り返す人が多い傾向にあります。
日本人もこの傾向はみられるので、お互いがはっきりとした答えをいつまでも出さないということにも…。
なので、本当に大丈夫なのか心配な時は何度も確認をすることが推奨されます。
そして、良いことも悪いこともあまり感情を表に出して表現しないといわれているインドネシア人。
なので、ボディーランゲージはとても敏感に反応されてしまう傾向があります。
たとえば、腰に手を当てて話す仕草は怒りを表現するので、無意識にでも相手と会話している時は避けましょう。
何か威圧的な印象を与えてしまう恐れがあります。
そして、子供をあまり叱らないことで知られるインドネシア人は、他人から叱られ慣れていない人がほとんどです。
仕事上でミスをした場合にでも、決して感情的にインドネシア人を責めることは避けるようにしましょう。
参照:ジャカルタ夕飯「インドネシアのマナーやタブー」
インドネシア人の接待マナー
招待されたらできるだけ出席すること
インドネシア人にとって、接待はとても重要。
もし相手に招待を受けたのなら、よほどのことがない限り出席します。
どうしても出席できない時は、相手のメンツを傷つけることがないよう、丁重にお断りしましょう。
また、接待を企画する場合、誠意を込めたおもてなしでのお出迎えが必要になります。
最大限の接遇で、来客を迎えることがインドネシアのマナーなので、接待の企画もじっくり計画を立てることが必要になります。
食事はハラール食を
インドネシア人のほとんどは、イスラム教徒なので食事はハラール食を用意しましょう。
ビュッフェの場合、豚肉に触れることも禁忌なので、食べ物はもちろんですが、食器もハラール食と一般職が混ざらないように気をつけることも必要です。
ランチやディナーなどで接待会食をする時は、ハラール食対応のレストランでの食事を用意します。
お酒に関してもイスラム教徒のインドネシア人は飲むことができないので、配慮が必要です。
このようにインドネシア人の接待には、宗教的な背景にも配慮することが重要になります。
参考:日本経済新聞「インドネシア、迫るハラル義務化 小売り・外食対応急ぐ」
パーティーの招待状で避ける色がある
中国系インドネシア人への招待状を作る時には、色にも注意してみましょう・
白、黒、青の紙は避けるようにしてください。
これは中国系インドネシア人の間では悲しみを表す色とされているためです。
反対に赤やピンクは招待状の色として喜ばれます。
赤やピンクはおめでたい色で、中国同様プレゼントの包み紙も赤い色で包んで金色のリボンを包むことが習慣になっています。
華やかな懇親会や祝賀会の招待でしたら、特に色への配慮は大切になりますよ。
お土産の習慣
インドネシアも日本同様、深いお土産文化が根付いています。
お土産は親戚や友人知人だけではなく、ビジネス上のお付き合いの方への贈り物としても重要です。
挨拶の手土産や、職場の人へのお土産は日本と同じような習慣があるので、初対面での手土産は必須です。
職場全体になら、みなさんで分けやすい小分けのお菓子が人気ですし、個人的にお土産を献上するときには、日本らしい贈り物がとてもよろこばれます。
また、お子様は「お土産ちょうだい!」と無邪気に要求することもあるので、驚かないようにしましょう。
インドネシアではとても普通のことなので、もしお子様と一緒の来日の人なら、必ずお子様へのお土産も用意しておくことをおすすめします。
接待も目上の人を敬う
インドネシアでは上下関係がとても厳しいので、やはり接待の場でも目上の人への敬意はとても重要になります。
特に主賓には格別の敬意を示すようにしましょう。
ビュッフェスタイルの懇親会でも主賓が最初に食事を取るようにアレンジすることも重要です。
主賓が席に立ち食事を選びにいくのなら、一緒に食事を取りに行き、それぞれの料理を説明するようにしましょう。
とにかく、目上の人への敬意は日本以上に重要になるので、接待や懇親会でも最大の接遇でおでむかえしましょう。
インドネシア人の接待におすすめの日本文化体験
芸者
芸者は日本文化伝承者でありながら、接待のエキスパート。
目上の人への接待を考える際に必要なマナーのスキルについても芸者は特別です。
なので、上下関係が厳しいインドネシア人のおもてなしには、芸者がおすすめです。
芸者のきめ細やかなおもてなしスキルによって、失礼のない接待を企画することができ、特別なお客様への対応にも安心して挑めます。
もちろん、イスラム教徒の方への接待でお酒を勧めることもありませんし、お酒がなくても十分に楽しんでいただけるよう芸者たちが配慮してくれますよ。
お酒がなくても、日本舞踊を堪能しながら日本の美を感じていただき、お茶遊びを芸者として楽しい時間を過ごせば、心に残る暖かい接待になりますよ。
茶道、和菓子体験
イスラム教徒が多いインドネシア人への日本文化体験接待では、茶道がおすすめです。
イスラムの世界でも、お茶やコーヒーは客人をもてなす大切な要素なので、茶道での接待の意味合いは日本人と同様、通じる部分があります。
お酒の席を用意することができない人が多いので、茶道のゆったりとした時間の中重要な会話ができる空間を演出することは大切です。
また、甘いものが好きな人が多い国民性でもあるので、和菓子もよろこんでいただけますよ。
おすすめ関連記事:【海外駐在員が実践】茶道と着物でおもてなし
屋形船
屋形船を貸し切って、東京クルージングはいかがですか?
モテナス日本の人気企画の中でもお客様へ「楽しさ」を体験していただける特別企画として人気があります。
屋形船に芸者や剣術師など、日本の伝統芸能を用意して、風流に東京を川の上から眺めながら日本文化を堪能していただける、そんな企画をご用意させていただいております。
また、屋形船の中で茶道体験と一緒にお抹茶をいただきながらクルージングするなど、特別感のある体験をしていただけますよ。
お花見
インドネシア人はピクニックが大好き。
もしお相手の方が春の桜の季節に日本へ滞在されるのなら、やはりお花見はおすすめです。
お花見をしながらの東京観光など、桜を目一杯楽しんでいただけるような企画はきっと心に残る思い出になるでしょう。
目上の方の接待なら、桜が美しい個室で日本文化体験とお食事をご用意して差し上げてみるのもいいですよね。
桜の下で、歌舞伎や日本舞踊、能舞台など、人気の伝統芸能をオーダーメイドして接待に用意するのも情緒があっておすすめです。
おすすめ関連記事:【花見の歴史と日本文化】外国人も大好きな桜と人気スポット 英文事例あり
忍者
ご家族と来日されているインドネシア人への接待には、忍者でお出迎えはいかがでしょう?
某王室のプライベート来日でもよろこばれた企画で、忍者が突然あらわれたり忍者に直接手裏剣の投げ方を学んだりと、忍者をキーワードに日本をとことん楽しんでいただけます。
そして大人数の懇親会や祝賀会にも忍者はおすすめです。
忍者によるエンターテイメントはとても華やかでダイナミックなので、見応えがありますし、日本らしいエキゾチックさがありながら豪華な舞台照明や音響効果によりインパクトのある企画になりますよ。
忍者はさまざまな方法で楽しんでいただけるので、やはり特別な人への接待や、幅広い年齢層へのおもてなしにぴったりです。
おすすめ関連記事:日本のシンボル忍者とは? 忍者体験とエンターテイメント
まとめ
いかがでしたか?今回はインドネシア人の接待に必要なビジネスマナーとおもてなしのコツについてご紹介しました。
インドネシアはイスラム教徒が多い国でありながらも、中華系インドネシア人も多い国です。
どちらも文化や風習を理解して、マナーを身につけ失礼のない接遇が重要になります。
インドネシアのビジネスマナーは、目上の人への敬意や厳しい上下関係も特徴なので、迎える際、配慮していきましょう。
このようなポイントを押さえれば、日本文化を盛り込みながら特別感のあるおもてなしを企画してみてくださいね。
モテナス日本では、随時ご相談を承っていますので、インドネシア人の接待に悩んだ時にはぜひご連絡くださいませ。
大学卒業後ロイター・ジャパンでSEとして勤務、その後ロイター・シンガポールでシステムマネージャーとして5年間勤務した後、オランダのビジネススクールで経営学を学び、日立製作所に入社。日立では新事業開発を担当し、中国での新事業や新興国での投資スキームを推進。11年間勤務後モテナス日本のサービスを運営開始し「世界と日本をもっと近づける」をモットーとして、日本文化体験を外国人向けに提供している。