海外からみた日本 外国人が好きな日本の文化体験 事例10選

 

Aiping
Aiping

西洋からみて、東の一番果てにある,島国、日本。

 

日本には毎年数多くの外国人観光客が訪れます。

 

海外では日本をどのように見ているのでしょう?

その事を考える時、歴史や文化はおおきなヒントとなります。

 

どうして日本に興味があるの?

どのようなことに興味があるの?

 

外国人が好きな日本の文化体験っていったいどんなことがあるんだろう?

 

今回はそんな疑問を考えながら日本の歴史と文化を見つめ、

外国人から人気の日本文化体験、10選、お届けします!

 

 

海外からみた日本

海外から日本の印象について、よく耳にすることは、

 

礼儀正しく、清潔感にあふれ美しい国。

 

そして奥深い独自の伝統文化があり、手厚いおもてなしのある国。

 

最先端技術を常に高いクオリティで保ち、なおかつ柔軟に日常生活にも取り入れる事ができる。

など、

 

日本についてのイメージは、ポジティブな言葉が多く、日本人として嬉しいですよね。

 

では海外から日本を見たとき、日本はなぜ魅力的にうつるのか?

 

そこが解るためにも、まずは日本文化の発展について見ていきましょう。

 

歴史からみる日本文化の独自の発展

日本は古来より他国の文化を積極的に学び,吸収しながら柔軟に受け入れ発達をしてきました。

 

そして、受け入れた文化を、さらに独自の文化へと転じる能力が極めて高い、世界のなかでとてもめずらしい国といえるでしょう。

 

と、いっても、常に諸外国との交流で文化の輸入に猛進するわけではなく、時代の節々で外国との交流を断絶します。

 

特に、平安時代と江戸時代には外国との交流が激減しました。

 

しかしその間に日本独自の文化が熟成されます。

 

鎖国時代には、寺子屋や藩校の普及により、読み書きそろばんが普及。

 

幕府が推奨する儒学のほかに本草学など自然科学が独自に発展しました。

 

また、庶民のあいだでは、芝居や浮世絵草子などが愛好され、大衆文化が華やぎ、日本の文化は熟成していきます。

 

武士の間に育まれた独自の哲学と宗教観。

 

様々な“道”を極める日本の伝統文化。

 

こういった希有な歴史背景と島国の特性を持つ日本は、諸外国とは又違った魅力で文化を発展させていきました。

 

海外から見た日本の魅力とは、こういった日本の生い立ちにヒントが隠されているのかもしれません。

 

福沢諭吉と日本文化

海外に日本文化を広め、日本文化を定義する必要性を感じ、はじめに動いたのは福沢諭吉でした。

 

福沢諭吉は、明治維新前に欧米にわたります。

 

それまでの鎖国政策により、自国以外の存在を全く気にしないでもよかった日本。

 

そこで彼は、世界の近代化の波のなかでこのままでは搾取され埋もれてしまう危険を感じます。

 

彼は、外国にはない日本のもの。

 

そして外国人が好みそうな日本の文化について取拾選択しました。

 

そうすることによって、中国や朝鮮半島とは違った日本という国を認めさせようとしました。

 

日本というアイデンティティを明確にすることで海外により日本という国の魅力を認識させやすくします。

 

これは日本にとっての利益にも発展にもつながる、日本文化の定義でした。

 

これから欧米諸国が日本という国を、アジアの他の国とはまた違った眼で見る事になったと言われています。

 

外国人はどうして日本文化に興味があるの?

日本人のやわらかくしなやかな精神で育まれた日本文化。

 

いつの時代も海外からみるととても魅惑的に感じられています。

 

では一体、特にどのような部分が魅力的にうつるのでしょう?

 

海外が日本から受けるインスピレーションの根源をさがしていきましょう。

 

日本伝統芸能文化

日本の伝統芸能に興味のある方はこちらの記事も参考にしてください。

参考記事:「日本の伝統とは?意外と知らない50の伝統芸能・文化を一覧で解説!」

 

日本の伝統芸能文化。

 

その数はおおよそ50になると言われています。

 

すべての日本伝統芸能は、先人から受け継がれてきた日本の技や美の究極の形。

 

日本の“道”のつく文化は、ただその道を究めてゆく行為にとどまりません。

 

心を磨き、人としての成熟をそれぞれの動作の中から学び取り、礼をみにつける。

 

すべての道のなかには生きる事の中にみつける哲学がふくまれています。

 

その奥深さを体験することで理解する行為には、海外からも深く魅了される人が後を絶ちません。

 

四季と自然

日本は独自の自然生体系をもち、一つ一つの四季がはっきりとしています。

 

自然にたいする敬意の心とすべての季節のもつそれぞれの美は、日本独自の魅力ですよね。

 

そうした自然と日本文化は深いつながりがあり、海外から見た日本文化への興味は益々深まります。

 

エキゾチックな魅力にあふれた日本文化を実際に訪れて体験したい外国人は後を絶ちません。

 

宗教観と哲学

いにしえより、日本人の生活の中にとけ込んでいる神社とお寺。

 

「日本人は無宗教だ。」といわれています。

 

しかし、冠婚葬祭など私たちの人生の節目にあらわれる神と仏に対する信心は日本人独自のもの。

 

日本文化において、神道と仏教における影響は多大で日本文化を考える時、見逃す事はできないポイントとも言えるでしょう。

 

天照大神を最高神として神道は自然崇拝であり、世界のすべてに霊的な物が宿り、八百万の神があるとされています。

 

自然の恵みに感謝をし、収穫祭や豊作祈願のための祭事を行い、神を祀る場として神社がつくられていきました。

 

そして時代とともに皇族や歴史上の人物を祀る祖霊崇拝の神社もあらわれてきます。

 

これに対して、仏教は六世紀頃に中国から伝来されます。

 

教祖である釈迦をご本尊として、厳しい修行を行い、悟りをひらき来世で救われる、という思想を持つ宗教といえます。

 

現世での救いを祈りによって求める神道と、厳しい修行を行う事で悟りを開き、来世で救われる。

 

と考える仏教。

 

由来も思想も全く違うこの二つの宗教が日本の中で融合していることは日本人の思想や文化を考える上で重要になってきます。

 

この異なる宗教が1000年以上も共存している国としても珍しく、日本独自の世界観といえます。

 

外国人が好きな文化体験10選

では実際、どんな日本文化体験が外国人に人気があるのでしょう?

 

ここでは10の日本文化体験について考えていきたいと思います。

 

在留外国人が選ぶおもてなし体験に興味のある方はこちらの記事も参考にしてください。

参考記事:外国人が好きな日本文化とは? 在留外国人が選ぶおもてなし体験

 

1殺陣 サムライ体験

海外でも人気の日本映画。

 

その中でも時代劇はいつの時代も人気がります。

 

日本の代名詞の一つとしても挙げられる“サムライ”。

 

映画のクライマックスで、サムライが真剣で切り合う。

 

殺陣シーンはしなやかな強さと美しい立ち振る舞いに見る者を惹き付けてやみません。

 

サムライ体験は実際に殺陣俳優を招いたワークショップやチームビルディング。

 

そして、殺陣俳優による白熱した演舞の鑑賞があります。

 

どちらも日本でしか味わえない本物の日本体験として、外国人からの人気は絶大です。

 

2 茶道体験

表千家の祖、千利休が確率した茶道。

 

茶道は日本文化の要といっても過言ではないでしょう。

 

侘び寂びを実際に体験したい外国人は数多く、茶道体験は人気が高いです。

 

日本情緒あふれる庭園の茶室でいただくお抹茶は日本に来たからこそできる日本体験。

 

客人をもてなす極意が茶道にはあります。

 

そして実際にワークショップとして、着物を身につけ、茶道の師範に通訳を交えながらお茶を立てるのも人気があります。

 

茶道はすべての事柄において,意味や理由があり象徴があります。

 

例えば、お手前をいただく時のかわいらしい和菓子。

 

和菓子は五感の芸術をもいわれ、食感や味を楽しむだけではなく、耳でも楽しめると言われています。

 

それは、和菓子の名前。

 

菓銘を聞いただけで、そのお菓子が持つ世界を感じる事ができるといわれます。

 

和菓子をつくるワークショップも人気があり、茶道にまつわる日本文化体験はたくさんのポテンシャルがあります。

 

茶道の持つすべてを理解する事ができなくても、茶道には小さな気づきがたくさんあります。

 

そんな自分だけの特別な体験と旅の中で出会うこと。

 

それは異国の地に足を運ぶ醍醐味ですよね。

 

3武道体験

格闘技としてのスポーツではなく、“道”のつく日本の武道。

 

海外からの武道の精神に憧れは依然としてつづきます。

 

柔道、空手道、古武道。

 

そして国技である相撲の人気もみのがせません。

 

実際に武道家からの直接指導を受けるワークショップ。

 

日本にきたからこそ味わえる本場の体験は、自分の体をつかって全身で味わう事ができます。

 

武道でのパフォーマンスやライブ演舞はその白熱した空気によって、会場を一変させます。

 

そして敵に対しての礼のこころを学び、ビジネスに有効に使っていきたいと考える海外企業も多く、武道でのチームビルディングは大変人気の高い日本文化体験の一つです。

 

4いけばな 華道体験

室町時代に確立された華道は現代まで受け継がれる日本文化の一つです。

 

生け花の表現の中で伝統的な「立花」「生花」、現代花として「盛花」「投げ入れ」「自由花」と言った表現があります。

 

フラワーアレンジメントが空間を花で埋め尽くすよう考えられるのに対し、華道(いけばな)は花のない空間にも美しさを見いだし、線の表現に重きを置きます。

 

花を生ける事で、その美しさや命の尊さを表現する日本伝統文化。

 

見えてくる日本の自然観。

 

実際に着物を身に着け、滞在している季節の草花を花材にして、世界を作る生け花のワークショップはすてきな文化体験ですよね。

 

5書道体験

海外にいると漢字のタトゥーを入れている外国人をよく見かけます。

 

漢字や日本語の文字の持つ形のうつくしさや意味の深さにあこがれを持つ外国人は多いです。

 

また、墨のもつ独特な色合いと香りはその場にいるからこそ体験できるもの。

 

墨のもつ麝香の香りにつつまれながら、五感をつかって文字を体験することは日本に来たからこそできる日本文化体験。

 

書を嗜むという形の体験と、書道家のパフォーマンスをたのしむ。

 

という体験方法もあります。

 

6 和食体験

 

世界無形文化遺産の一つとしてあげられるようになった和食。

 

日本の食事は世界のなかでも美味とされ、健康的な上にその美しさにも注目が浴びられます。

 

和食を楽しむ基本は、「旬」をあじわうこと。

 

料理に季節の移ろいを感じるのも和食を楽しみ方の一つといわれています。

 

懐石料理では 「佇まい、しつらいを含めた演出でも季節感をだす」とあるように、その場の空間にも重点が置かれます。

 

和食体験は実際に日本に訪れたからこそできる日本文化体験。

ぜひ日本を訪れた外国人の方に楽しんでいただきたいですよね。

 

7禅体験

日本文化、ときいて、ZENとあげる外国人は多いのではないでしょうか?

 

アップル創始者であるスティーブ ジョブスも、禅思想を愛した事で有名ですよね。

 

現在、アメリカのシリコンバレーにある大企業のあいだで、社員にたいして禅思想をとりいれたプログラムである、マインドフルネスプログラムが多くの企業で実施されています。

 

マインドフルネスとは、禅で得られるものをさします。

 

宗教体験としての禅ではなく、座禅をすることによって見えてくる自分の中を体験するのです。

 

そんな背景もあり、現在、禅体験を本場日本で行いたい外国人はさらに急増しています。

 

8芸者 舞子体験

熟練された舞と楽曲。

 

そして接待技術によって、一夜の宴をとくべつな時間へと召還することができる日本の芸者。

 

彼女達はおもてなしのプロフェッショナルであり、厳しい修練を積んだ日本の芸術家です。

 

そしてエキゾチックな装いと化粧は、日本を象徴する永遠の雅さのシンボルとして今も昔もかわりません。

 

日本にきて、本物の芸者との時間をすごしたい外国人はやはり多く、今の人気の日本文化体験の一つとしてあげられます。

 

そして実際に化粧や着物を着て,自分が芸者や舞子の装いをするという日本文化体験も大人気。

 

芸者体験は和楽器や舞の指導をしてくれるワークショップもあり、いろいろなポシビリティーを見いだす事ができるでしょう。

 

9温泉体験

日本にきて、体験したい事の上位にあげられる、温泉。

 

日本のお風呂文化は世界でも類がないほど独特で、お風呂への情熱はこの国独自のもの。

 

体をゆっくり湯船につからせ、しみじみとリラックスする。

 

これほど極上の癒しがほかにあるのでしょうか?

 

露天風呂や温泉など、その奥深さははかりしれません。

 

もちろん人前で裸になるのはいやだ、と、言う人もいます。

 

ですが、日本に行ったらぜひ、温泉に入りたい。

 

と考えている外国人もやはり多いのです。

 

10歌舞伎 能体験

日本伝統芸能の中の演劇に分類される、歌舞伎と能。

 

この神秘的な演劇は、日本独自のもので、これらの魅力はやはり外国人の方から見ても強く心をつかみます。

 

しかし「実際に舞台を観覧したい」と考える外国人も多いですが、言葉や解釈の難しさはなかなか超える事ができない壁です。

 

ですが 、歌舞伎役者からうけるワークショップや、プライベート空間での歌舞伎演舞など、海外の方にあわせた歌舞伎や能の楽しみ方もあります。

 

そんな外国人の方にあわせた歌舞伎や能の体験も数多くあり、今は楽しみたい日本文化としてあがるようになりました。

 

まとめ

私たち日本人が日本の中から見る眼だけではなく、外から日本を眺めた時に見えてくる日本の魅力。

 

日本という国を様々な視線でみることは、福沢諭吉が考えたように自国の発展と利益につながります。

 

それは日本を奇妙な形に誇張することではなく、どうしたらより本物の日本を相手に体験してもらえるのかという目線を探す行為です。

 

日本の文化体験は、私たちの国について言葉や文化を超えてまっすぐに受け取ってもらえる可能性に満ち満ちています。

 

参考URL:https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00714/

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